【旅程表】
〇年月日
2011年10月忘日
〇宿泊
〇スケジュール
?:? ホテル発
↓ (ホテル送迎)
?:? 富岡港着
11:30 富岡港発
12:40 茂木港着
↓ (タクシー)
13時ごろホテル着(グラバー園観光等)
〇食事等経費
昼食 長崎全日空ホテルグラバーヒル 2,550
土産 文明堂南山店 2,845
【旅程表解説と振り返り】
チェックアウト時間に合わせて「五足のくつ」を出発。ある程度行き先は制限されるが、宿が送っていってくれる。僕らの次の旅程は長崎で、また熊本に電車とかで戻っているとかなり時間がかかる。送迎可能先のひとつに富岡港があったため、フェリーでの長崎上陸をもくろんだのでありました。
柏井壽氏が何かの雑誌に、五足のくつはお見送りが感動的である、と書いていらっしゃいましたが、僕らが出発するときは特にそんなこともなく。時間帯によるんですかね。まあ別にお見送りがよかったから宿の評価が上がるというわけでもありません。五足のくつは宿として普通にレベルが高かったのです。
来たときと同じワゴン車で富岡港到着。ふむふむ、なかなかいい感じの寂れ具合です。安田産業汽船というところがなんとか受け持っている航路。便数もそれほど多いわけではありませんが、たしかに乗客もそんなに多くない。乗り込んだ船は船室が船の底の方に用意されており、座ってしまうと外の景色は全く見えません。ひとり、おじいちゃんだけずっと立ち上がって小さな窓から景色を見ていました。なんとなく昔この航路をよく使っていたのか、懐かしそうな雰囲気を醸し出しており、この人を見ているだけでノスタルジックな雰囲気にたぶんなりました。
一方、我々はどうしていたかというと、
寝てました。到着までほぼずっとです。
あのですね、この航路、結構波荒いです(笑)。慣れてる人はいいかもしれませんが、弱い人は結構KO確率高いんじゃないでしょうか。
妻はもともと乗り物に弱いので最初から寝るモードに入ってましたが、動き出してから僕もいやな予感を察知。あわてて寝るモードに入りました。そしてそれは正解だったと思われます。今旅程表を見返すと、なんと船には1時間以上乗っていたようで。酔わなかったのは奇跡的でした。そしてこのルートは二度と活用しないことを心に決めました。たぶん、天草が「交通が大変不便な地」というのはこういうことなんだろうなと実感した次第です。
さて、船旅の末に茂木港到着。これまた絶望的な立地です。他の乗客の方はみなさん何かしらお迎えが来ていたり、自宅が近かったりという事情なんでしょう、自然な感じで散っていかれました。一方の我々はおそらく絶望的なダイヤの公共交通を…と思っていたら、タクシーが1台待っている!どなたかの迎車でないことを確認し、長崎市街に向かってもらいました。もうタクシー代がもったいないとか言っている場合ではありません。とにかく長崎市街に到着しないことには観光もチェックインもままならないのです。
タクシーの運ちゃんはなかなか気さくな人で、自分は事前に宿を予約しない気ままの旅が好きだが、よく当日の予約で痛い目をみているという話を延々してくれました。事前の予約をしていけばいいじゃねーかという話なのですが、それを言ってはおしまいなので拝聴しました。おかげで気持ちよく、可及的速やかに長崎市街にたどり着いたのでありました。
この日のホテルは長崎全日空ホテルグラバーヒル。
この宿泊後にリブランドされたようで、この時と現在では少し趣が異なるかもしれませんが、立地はさすがに変わりません。グラバー園をゆっくり観光するにはここしかないというべき入り口真横。時間の都合上(と、我々の旅の仕方上)、グラバー園観光以外の予定はないのでここに泊まれれば十分という長崎泊まりです。
茂木港上陸がおそらく12:40だったため、とりあえずホテルに入ったのは13時すぎくらいだったでしょう。まずは手荷物を預かってもらうためにホテルへ。その流れでホテルのレストランで昼食をいただきました。何食べたかよく覚えてませんが、ランチバイキングはやっていてマダムが会食をしていらっしゃったのをよく覚えております。
昼食後はすぐ隣にあるグラバー園を観光。中学の修学旅行でも来たし、大学時代の卒業旅行でもサークルの仲間と来た超メジャースポットですが、たぶん今回ほどゆっくり見て回ったことはなかったでしょう。まあ新婚旅行ですから、自分たち以外の予定に引きずられることはありません。自由亭喫茶室でお茶なんかしちゃったりしてのんびりしました。長崎はいろいろあって今回で4回目でしたが、いつ来てもいい街です。
夕食はついてないプランなので、どこか食べに出なければいけませんが、これまたうまい具合にホテル正面に四海楼があります。長崎ちゃんぽん等の名店です。幸い激混みということもなくスムーズに卓につき、長崎名物を堪能しました。パリパリ麺でない皿うどんはやはり絶品。ぜひともこれを全国に広めていただきたいものです。
ホテルに戻ってからは夜の稲佐山観光(100万ドルの夜景)ツアーというのに申し込んでいたものの、たまたまテレビでやっていたものまね王座決定戦がおもしろくてキャンセル(笑)。二人して笑い転げながら、新婚旅行3日目の夜は更けていったのでありました。
写真はこちらです。
[1回]
PR