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ホテルピエナ神戸

【データ】
訪問年月日 2015年12月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン【神戸旅】朝食付スペシャルプライス
      (18時チェックイン、10時チェックアウト)
部屋タイプ セミダブル【禁煙】 (ベッド幅140cm)
料   金 大人2名で15,400円(税込・サービス料込)
宿 H P 


【宿泊記録】

「朝食日本一」

宿好きにとってこんな魅力的なフレーズがあるでしょうか。いや、ない。いきなり言い切り。特にホテル泊まりの場合なんて、ちょっとしたホテルでもホテル内のレストランで食べるのはなかなかにハードルが高い。ルームサービスなんて言わずもがなであります。だから必然的にホテルでの食事は朝のみ、が基本になってくる。そのとき、その一度きりの朝食がすばらしければホテルでの滞在すべてがすばらしかったと言える(経験上も言えた)ような気がします。

さて、冒頭のフレーズに戻って、今トリップアドバイザーの「朝食日本一」の称号をしばらく手にし続けているあるホテルがあります。それが、ホテルピエナ神戸。朝食に興味がなければおそらく噂すら聞いたことがないかもしれませんが、反対に朝食目当ての人にとってはあこがれのホテル間違いなしです。
ここのホテルの肝は、朝食が「宿泊者限定」であること。外来は受け付けていないのです。なので、泊まらないと食べられない。これは大きなウリですよね。では、行ってみよう。クリスマスシーズンになる前の日曜泊まりで出かけてきたのでした。

実は、神戸で下車したのは一昨年が初めて。出身が近いわりに、関西にはあまり縁がなかったのが正直なところです。一昨年以来は何度か訪れていますが、いずれもお目当ては美術館だったり、クラシックの演奏会だったり。まして、妻を連れてなんて今回が初めてですから、いっぱしの観光でもするか、というつもりでやってきたのでありました。

でも、あんまりがっつり観光も結構疲れるので、シティループという循環バスで市内を一巡り。これでだいたい観光した気分になって、異人館街をぶらぶらし(異人館には入らず)、なぜか猿回しを見、異人館の雰囲気あるスタバでお茶して昼飯時を逃し、変なタイミングでお昼めいたハンバーガーを食べ、外出時のいつものパターン、本屋を経てホテルにチェックインしたのでした。なぜそんなにブラブラしてからチェックインなのかといえば、今回の宿泊プランは「スペシャルプライス」と銘打たれたもの。当然プライスの代償がどこかに求められています。それが、今回の場合はチェックイン時間が18時からというのがその代償。でもまあ、そんなに滞在型のホテルでもないようだし、もともと観光もするつもりだったし、ということでもちろん了解済みです。そういえば生田神社にも行きました。某有名人があそこで挙式後に離婚したのでちょっとミソがついた気がしてましたが、いざ行ってみると朱色が目に鮮やかで、そんな卑小な話題がまったく不釣り合いな立派な神社でありました。


ホテルピエナは新神戸からも三宮からも徒歩圏内。どちらからも10分も歩けば十分たどり着きます(と思ったら新神戸からは徒歩12分でした)。なので、新神戸から三宮まで歩く間にいったん立ち寄って、荷物を預けてから観光に出るというのも十分可能。新神戸からなら下り坂ですし。僕らは三宮からだったので上り坂。それでもそんなにキツいものじゃないし、散歩にもちょうどいいです。

そしていざ、ホテルピエナです。
正直に申し上げて、外観からはなにも期待できない感じです(笑)。ちょっと昔のいいマンションといった建物ですが、ホテル名の看板が良くない気がする。字体がラブホっぽいのがよくないのかなあ。でも、まさにこのホテルは中身で勝負。先に言ってしまいますが泊まってみて感じた一番の印象はこれでした。

入ってすぐがショップ。その奥にフロントとカフェスペースがあります。フロントには何度か立ち寄ることがあったのですが、接客で不快なことはなにひとつありませんでした。見てる感じ、客層はわりとバラツキがあり、正直あんまりマナーのいい人たちばかりでもない感じなのですが、スタッフの方は終始落ち着いて幅広い客層に対応されてました。
フロント前のカフェスペースは宿泊客向けに無料でコーヒーなどが利用できるようになってました。スペース的にもなかなかいい感じなのですが、冬だとホテルのドアが開くたびに寒気が容赦なく吹き込んでくるので、そこでの読書などはオススメしません。あったかい時期ならいいでしょうね。

それでは部屋へ。
僕らが泊まったのは6階の部屋。セミダブルの禁煙ルームです。ホテルピエナはフロアごとにテーマカラーがあるらしく、6階はミントグリーンだそう。これは事前の勉強不足で知らなかった。ふーむ、たしかにミントグリーンのような色で統一されている。これは結構不思議な感覚です。今までありそうでなかった発想。外観がしょぼかったように、建物的には古さが目立ちます。たぶん、こういう模様替え的な取り組みが老朽化に対抗する策なんでしょう。一方、内装が古いのは古いのですが、ミントグリーンのテーマ色で覆ってみると、意外にもいい感じのレトロ感が出てます。これ、好きな人は好きだと思うなあ。そう見てみれば、なかなかのグッドアイデアといえるのではないでしょうか。

さーて、そろそろ夕食です。今回はピエナで朝食を、というのがテーマですから夕食はついておりません。では、どうするか。徒歩圏内とはいえ、繁華街三宮からは離れてしまいましたから、周辺で済ますかコンビニくらいしかありません。しかし、そこはラーメン好きな性分で事前のラーメン屋リサーチに抜かりはありませんでした。なんと、ピエナの真ん前に和歌山ラーメンの名店があったのです。丸高中華そば。黒い焼きめしにはとっても惹かれてしまうのでこれだけでもよかったくらい。ラーメンもうまかった。行って初めて知りましたが、おでんもあります。おなかに入ればぜひどうぞ。
さあ、翌朝食を楽しみに。執心、じゃなかった就寝。


夜が明けて、いよいよ日本一の朝食です。
朝食は6時半から。この日は月曜日です。普通、空いてる日ですね。
ところが、満席なのです。少々待ち時間が発生。これはほんとにオドロキの事態です。そんなに人気なんだ!

ちなみにこの待ち時間ですが、ホテルピエナではもう待ち時間発生を前提にある程度の対策が打ってあります。それは、朝食会場に出かける前に「まずお電話でご確認ください」という方策。言ってみれば、予約ができるわけです。
僕らも結局電話で確認してから行きました。まずレストランに電話して状況を確認。たぶんたいてい「今は満席ですので入れる時間になったらご連絡します」と言われ、だいたいの目安の時間を教えてくれます。で、目安の時間よりは早めに折り返し電話がかかってきて向かう、という感じ。電話するのもイヤだし、並ぶのもイヤ、という方はレストラン前で開店を待っておくしかないでしょう。7時すぎくらいに連絡すれば10分ほどの待ち時間で連絡くれましたが、日曜の朝とかはものすごいことになってるんでしょうね。8時以降に連絡するならおそらく起床直後に電話しといたほうがちょうどいい頃になるかもしれませんね。早めに行くなら「あと10分くらいすれば準備完了!」というのがタイミングとしてちょうどよさそうです。

さあ、連絡も来てようやく朝食です。
会場に入ると…うん、狭いです。混む理由がよく分かります。たぶんこれほどの盛り上がりを想定していなかったんでしょう、当初。でも、さすが日本一というだけあってビュッフェの充実ぶりはすごいです。もうこのあたりはお楽しみというか、口コミ参照というか、僕が書かなくても情報はたくさんあふれていると思います。僕はキッシュがあるのがうれしくて、妻はおいしいスイーツがたくさんあったのがうれしかったみたいです。充実したビュッフェに出会うといつも思いますが、ほんとに自分の胃袋がこれだけしか入らないのが恨めしい。もっと食べられたらいいのになあ。まあ限りあるというのが粋なのかもしれませんが。


今回はスペシャルプライスですから、チェックアウトも10時と早め。でも、朝食の充実ぶりとコストパフォーマンスを考えれば大満足の滞在でした。
さて、総括。今回の予約は朝食付スペシャルプライスというプランだったのは何度も申し上げたとおり。チェックイン・アウトがタイトではありましたが、それでも2人で1泊朝食15,400円はなかなかのお値打ち。これに今回はためにためたリクルートポイントを充当し、その半額以下で泊まったわけですから我々のお得感たるやものすごいものがありました。
一方、このホテルピエナというホテルを見てみると、おそらくお食事に力を入れている宿と言えるでしょう。ある意味でオーベルジュみたいな印象も受けます。その印象を作るのに強力に役立っているのが「朝食日本一」の称号。これは戦略的に取りに行ったものなんでしょうね(スペシャルプライスのプランも「口コミ投稿が条件」となっていたし、チェックアウト時にトリップアドバイザーの口コミ投稿依頼の紙をもらった)。おそらくホテルとしては朝食日本一と引き換えに、諦めたり甘受せざるを得ない部分はそれなりにあったんでしょうが、それでも今は「これで行く!」という明確なビジョンを持った姿に映りました。

それにしてもこの内容で朝食大人2,200円(税抜)は安いと思う。ピエナが東京の宿だったら3000円でも客が殺到する気がします。高コストパフォーマンスを生むある意味ミスマッチなホテル。ピエナの印象はそんな感じでした。

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