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四万温泉 積善館&四万たむら日帰り

【データ】
訪問年月日 2014年12月忘日
宿泊プラン 日帰り入浴
料   金 積善館1,700いくらだったと思う(日帰り入浴+昼食:温玉とろろそば)
      四万たむら1,730円(日帰り入浴のみ)
宿 H P 積善館
      四万たむら 


【訪問記録】

と、いうことで、四万温泉続きです。
朝は早めにチェックアウトしたというところまで書きましたが、そこからまた四万温泉バス停に向けて出発。と思ったら、2人の女子に「写真撮ってくださーい」ということで足止め。いやー、よく頼まれるんです(笑)。でも、なんであんなところで写真撮ってたんだろうというようなポイントでした。

さらにてくてくと。さすがに朝は寒いです。この日は四万もうっすら白くなってました。雪じゃなくて霜だと思いますが。写真を撮ってあげたときになぜかマスクを外してそのままだったのですが、もう顔面がものすごい冷えます。さすが群馬の中でも北の方です。


まだ早い時間だからか相変わらずひっそりした温泉協会周辺を抜け、再び四万温泉バス停付近に到着。積善館のあたりからは結構な人数の人々が出てきます。みんなカメラを持っているので、あの「千と千尋」な光景を写真に収めているのでしょう。若い人が結構多かったのは意外だったな。あ、でもオズマガジンで四万温泉が巻頭特集になってたからそれもあるんですかね。

そして、この日の早々チェックアウトの理由がここにあります。それは…


積善館での日帰り入浴!


えっと、早々に結論を申し上げますと、この企画は不首尾に終わってしまいました。その理由はですね…正直、積善館のあの有名なお風呂が日帰り入浴には向いていないということに尽きます。という結論に至るまでに何があったかを少し書いておきます。

日帰り入浴の場合、積善館の赤い橋を渡って正面の入口から普通に入ります。入ったらどう見ても土足厳禁な雰囲気が漂っているのですが、土足OKなのでそのまま入って券売機で自分がやろうと思っている内容のチケットを買います。意外にいろいろな券種がありまして、昼食のメニュー別にも売ってます。僕は温玉とろろそばが食べたかったのでそれにしました。HPにも出てますが、日帰り入浴だけなら1,200円。昼食とセットにする場合は入浴の方が850円になるそうです。

チケットを買ったらそのままカウンターにいるスタッフさんにお渡しします。日帰り入浴は10時からで、その時はもう10時半くらいだったのですが、昼食が食べられる積善やという食事処はまだオープン前だったので、チケットは自分で持っておくように言われます。昼食をとるタイミングでまたカウンターに持って来ればいいそう。荷物や貴重品はこれも積善や入ってすぐのコインロッカーに預けるように案内されました。コインロッカーは100円でお金帰ってこないので要注意(?)

さあ、荷物も預けたしいざ入浴!とまた積善館本館に戻り、入口を少しかすめればすぐにお風呂。これが有名な元禄の湯です。ガイドブックなどには「昭和レトロ」と書いてあるのですが、HPには「大正ロマネスク」とあり、一体どっちでそれぞれどうなのかさっぱりわからないまま扉を開けました。


えっ、いきなりお風呂!?


そうなのです。このお風呂、扉1枚隔てた向こうがすぐ「あの」光景なのです。入ってすぐ左に簡単な脱衣スペースがあり、脱衣カゴがあるぐらいのもの。いわゆる脱衣場はないのです。

ひとしきり呆然としたのち、扉からまた外に出ました。よし、まず落ち着け。深呼吸深呼吸…。すーーはーー、すーーーはーーー。と、いったん冷静になって今後について考えてみます。とりあえずタオルがなかったねということがひとつ。でも、タオルはおそらくさっきの受付カウンターのところで売ってたよということがひとつ。でも、たしかバスタオルが850円とかってHPに出てたよというのもひとつ。買うかね、いや、買わないよね、というのがひとつ。あの貧弱な脱衣場で着替えるには今厚着だよねというのがひとつ。


はい、あきらめました(笑)


もう払ってしまったものはしょうがないので、入浴料は建物保存等に役立てていただくという募金をしたということにして、別の日帰り入浴を探します。積善館には当面、大きな荷物を置かせてもらったということと、昼食場所を確保したよということで役に立っていただきます。と、いうことで、どこで日帰り入浴やってるかなあ…そういえばさっき四万グランドホテルの看板に「日帰り入浴歓迎」とか書いてあったなあ…と思い出し、さっそく電話。立派そうでしたし。すると、なんと日帰り入浴で開放しているお風呂が工事中(ハローキティデザインの「メルヘンの湯」を造っていたのではと推測)らしくて、今は受けられないとのこと。なんと!でも、系列の四万たむらならやってますとのうれしいご案内を併せてしてくださいました。電話の応対が親切でうれしかった。直接たむらに行けば大丈夫ということで、突撃隣の温泉旅館、です。

四万たむらに行くまでに若干道に迷ったという恥ずかしい経験はさておき(違う坂を上った)、急な上り坂をなんとか上って到着。四万たむらとかいって、四万温泉で一番いいお宿のうちのひとつですよ。当初の目的がだいぶ変わってしまいましたが、四万たむらに潜入できるならこんなうれしいことはありません。入口で靴を脱いでフロントで日帰り入浴したい旨を告げると、その場で料金前払いの上、ご案内くださいました。四万たむらには6つもお風呂があるのですが、日帰り入浴はそのうち4つも入れるそうです。でも、バスの時間があるのでどれかひとつだけ。コインロッカーがあって利用するのに便利な「甍の湯」をいただくことにしたのでありました。


手荷物用のコインロッカーの鍵に積善館のロッカーの鍵、それらを貴重品と併せて貴重品ロッカーに入れるという鍵だらけの入浴になりましたが、いやー、四万たむら、さすがに施設充実です。四万川に面してるんですよ、これが。渓流の様子がガラス越しに眺められて、この川との距離感は前日の柏屋旅館では味わえなかったもの。山育ちの身には水のある風景が沁みます。お客さんも少なくて、多い時で3人一緒になったくらいですね。お風呂自体は熱めの湯とぬるめの湯がありまして、最初に熱めに入ったもんですからぬるめに入るとえらくぬるく感じて、結局熱めのほうメインで入浴しました。うん、これで四万温泉にきて6回目の入浴。こんなにたくさん温泉に浸かったのは生まれて初めてです。湯あたりもなく幸せです。

四万たむらもなかなか接客よく(日帰り客にもやさしい)、もし次に来ることがあったら泊まってみたいなあと思いました。積善館も風情あってよさそうですが、冬はより一層鉄筋造の良さが強調されるといいますか、施設充実度の安心感は何物にも代えがたいです。途中に前を通っただけですが、四万やまぐち館も良さそうでした。こちらも行ってみたかったのですが、帰りのバスが13時前発で12時から日帰り入浴開始だったので、ちょっと今回はあきらめました。


四万たむらで慌ただしく日帰り入浴をさせてもらった後は、また積善館に戻って今度こそ昼食です。また本館のカウンターに土足で上がってチケットを出すとそれが料理の注文になる仕組み。積善やのほうの建物で出来上がるのを待ちます。

積善やはこれまた風情ある感じの、食事処というより小さめな食堂といった雰囲気。テーブルが大小混在で10卓あるかどうかといった感じです。久しぶりに見た教室にありそうなストーブが燃え盛っていますが、木造の建物だけにホッカホカというわけにはいきません。どうぞ足元の防寒には特にお気をつけを。僕も食べてるとき以外はダウンを着てました。先客は2組。そのうち僕だけになって、また後から1組という感じでした。ちょっと早めの昼でした。

そして、温玉とろろそばがのんびりと到着。つゆは結構甘めです。すげーおいしいかと言ったらまあ普通、と言わざるを得ない感じですけど、もう寒いところでは温かいものがうれしい。食事と『プリズンホテル』の読書にふけったのでありました。


そうこうしているうちにバスの時間に。
なんて温泉に入りまくった1泊2日だったんだろう。豊富な湯量をとってもとってもありがたく感じた初・四万温泉だったのでした。


【次回訪問に向けて】

・積善館で入浴するなら積善館に宿泊するか、周辺宿に宿泊するのがよいと思った。なぜなら軽装かつタオル持参で来れるから。あと、部屋休憩つきの日帰りプランもいいかも。とりあえず身ひとつで車でもなくお風呂だけ入りに来るにはちょっと不便。
・お昼付きの日帰りプランを事前に調べて予約しておけばなおベター。
・奥四万湖にはいつか行ってみたい。

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