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いい宿求めてウロウロします。してます。

奥日光ホテル四季彩

【データ】
訪問年月日 2015年3月忘日から2泊
宿泊プラン じゃらんのプラン ポイント10%【とち旅】味覚自慢!国産黒毛和牛ステーキ会席プラン(1泊2食付き)
      (15時チェックイン、11時チェックアウト)
部屋タイプ コンパクト和室(2階)
料   金 大人1名で41,300円
      (宿泊料金39,700+夕食時飲み物+入湯税)
宿 H P 


【宿泊記録】

「ラストひとり旅に行ってきていい?」
妻に懇願して、転職前の思い出づくり、ラストひとり旅を計画しました。

水のある風景に心癒される僕は、今回の宿選びを「湖畔のレイクビューのお宿」とし、目的地の選定に着手。諏訪湖と中禅寺湖の2つで決戦となったのですが、結果、中禅寺湖が選ばれました。エリアとしては奥日光です。

中禅寺湖でどこに泊まるか、ですが、これは実は心当たりがありました。ホテル四季彩というお宿です。ここは、10年ほど前に大学の卒業旅行で友人と言ったことのある思い出の宿で、たしかその卒業旅行中3宿にそれぞれ1泊ずつしたのですが、その中でも一番いいお宿だったと記憶していました。当時はあまりいい宿には興味がなかったのですが、このブログを始めて以降、あらためて調べてみたところ、なんと一休の評価とかでもなかなかの高評価を得ているではないですか。おお、僕の目もそう間違っちゃいないなと若干うぬぼれつつ、満を持しての再訪問と相成りました。


さて、せっかくのひとり旅ですから、できれば道中も変わったことをして楽しみたいところ。えーっと、日光ですから道中は東武(JRでもいいけど)。東武といえばスペーシア。スペーシアといえばこの間も乗ったけど…



そうだ、ひとりで個室乗っちゃおう。



ということで贅沢なたくらみがスタートです。
日・月の2泊予定なので、さすがに発売日に買いに行けば取れるでしょ、ということで東武トラベルに2回ほど通いました。難なく確保。1回目は年配の男性職員さんに「何名で個室ご利用ですか?」と聞かれ、1名と言うと「1名!?」と驚愕されましたが、なんか文句あんのと顔に書いてやりました。それ以上何も言わなかったので、きっと僕の顔に表示されていたことでしょう。

さあ、これで準備万端。まあ「きぬ」号で行くので下今市で乗り換え必須なのですが、90分の贅沢個室の旅が始まります。


当日は浅草駅から出発。駅直結デパート、松屋浅草の地下でおいしそうなものを買い込み乗車。個室は1両まるまる個室車両(コンパートメント車両)となっているところにあり、全部で6室ありました。入ると、うおおおお、ほんとにちゃんと個室だ!とテンションが上がります。真ん中のテーブルは大理石造りという触れ込みです。ほんとかどうか調べる術はありませんが、信じてみてもいいじゃありませんか。座席も広々していて、寝そべることは難しいですが、肘掛けを背もたれにして足を投げ出すのは優にできます。帰りは日がよく当たってたので、そうやって本を読んでました。

とはいえ、停車中に窓全開だと覗きこまれてちょっと恥ずかしいので、動き出すまではカーテンを。これ、あとで気付いたのですが、レースカーテンにしとけばよかったです。そうすればわりと堂々と明るいまま過ごせたのに、ちょっと気づくのが遅くて残念でした。さて、いよいよ動き出すスペーシア。行きは春日部以外はすべてホームが窓と反対側だったので、安心してカーテンをオープンにして行きました。車中は車窓の風景を楽しんだり、読書。そういえば日光が舞台だった小説の『ハゲタカ』シリーズをたくさん持ってきたのでした。


日光が近づくにつれ、信じられないほどスギの木が目につくようになります。誰だ、こんなに植えたやつ。花粉症の人にとっては春の日光は自殺行為かもしれません。久しぶりの東武日光駅は…特に新しくもなってませんでしたが、金谷ホテルのカフェ(ザ・金谷テラス)ができていたりして、変わったところもありました(と思ったらできたのは2008年だそうです)。その金谷テラスでコーヒー飲んで時間つぶして、14時半ごろにあたりを見渡すと「ホテル四季彩」の看板をもった男性を発見。お、迎えのバスだ!マイクロバスに乗せてもらって14時40分に出発。このバスは事前に連絡しておけば乗れます。僕はじゃらんで予約して、予約フォームの中に交通機関の連絡欄があったのでそこに送迎希望を書きました。同乗者は4人グループが1組。日本人カップルと外国人カップルのようです。バスはいろは坂を慣れた様子で上っていきます。

宿に着いてみると、奥日光はまだ雪深かったです。まだまだ一面の銀世界といっていい光景。まだまだ15時だけど夕方に近い位置からの太陽が中禅寺湖を照らします。ひとり旅客は少ないので(この日程ではたぶん僕だけ)すぐに特定されて、宿帳記入と夕朝食時間を決めたらお部屋にご案内。説明もささっと終わり、すぐにひとりにしてもらえました。

部屋はコンパクト和室という名前の最大2名定員の部屋。ひとり旅応援プランの専用室みたいな感じです。さぞかし辺鄙なところにあるのだろうと思っていたのですが、ロビーラウンジに一番近い部屋で利便性抜群。2階建ての建物ですが2階部分にあるので、見晴らしもいいほうに入ります。ただし、レイクビューというのはこの宿の場合あまりあてになりません。午後になって湖面に光が反射し始めればああ、あそこが湖かと思うのですが、白樺などが群生しているので落葉中とはいえそれほどレイクビューというほどではありませんでした。そこはちょっと残念ポイント。でも、いい宿なら当たり前かもしれませんが、ちゃんと部屋の中にバス・トイレがついていて、暖房も完璧でまったく寒くないというしっかりした施設はやはりありがたい。四万温泉に行ったときもあれはあれでよかったのですが、冬は寒くない宿がいいとあらためて思ったものでした。
それから!作務衣だったのが便利でとってもよかったです。


少し落ち着いたら早速お風呂へ。結局4~5回は入りにいったでしょうか。連泊だったのでだいぶゆっくりできましたが、やっぱり朝食後の時間帯が一番空いていました。奥日光まで来ると、スギはほとんど目につかないので露天にも入って長時間ぼーーーーっと。のんびりできるのがいい時間です。意外になにも考えずにぼーーっとなんてできないものですが、むしろ、とりとめもなくあちこち思考が飛んで結果的に時間が経ってるというほうが温泉浸かってる感じがします。スタッフさんがまめに湯温を測りに来るのもサービスとしては面白い。たとえパフォーマンスだったとしてもいい試みだと思いました。
ちなみに、露天で読書をしているおじさんがいて、結構常連さんだったようなのですが、なんと持ってきていたのは図書館のモノらしきラベル付きの本でした。「水ぬれあり」とかになっている本はこんなところに原因があるのか?と衝撃を受けた瞬間でした(笑)。


夕食は両日ともに18時から。朝食はどちらも7時半からということで揃えました。朝食はお品書きの紙がないので忘れてしまいましたが、どちらの日もおひつのご飯を全部食べてしまいました。おかずに困ることはないので安心してください。夕食のお品書きだけ書いておきます。


<夕食1日目>

前菜  山くらげ醤油漬け
    柿バター博多押し 鮟肝
    河豚の唐揚げ ピリ辛うどのきんぴら

お椀  湯波豆腐
     桜麩 桜海老 若布 筍 青味

向付  生肴三種盛(海老・鹿肉・帆立) 湯波
     あしらい一式  

台物  旬の魚の和蒸籠蒸し
     牛肉 色彩り野菜 湯波 生姜だれ 岩塩

焼物  鮎の塩焼き

蓋物  茶碗蒸し
    
食事  コシヒカリ
     ふきみそ 香の物三種 赤出汁

甘味  苺大福 フルーツ


<夕食2日目>

前菜  菜花のおひたし
    桜海老寿司 ホタルイカ酢味噌和え
    新じゃがの黒胡椒煮 桜餅
    当館創作豆乳汲み上げ湯波

お椀  れんこ鯛
     桜葉 桜大根 桜人参 焼き湯波 花弁百合根

向付  生肴三種盛
     あしらい一式  

台物  国産黒毛和牛のステーキ
     彩り野菜 ゆばステーキ
     わさびソース 岩塩 レモン

口変  料理長の手打ち塩出汁蕎麦
     薬味

蒸物  筍のすり流し
     若布 桜麩 桜海老 木の芽 銀餡
    
食事  コシヒカリ
     ちりめん昆布 香の物三種 赤出汁

甘味  桜豆乳プリン フルーツ 手作りケーキ


連泊なので、食事のないようがどうなるか気がかりだったのですが、変えて用意してくださいました。それから、プランがとちぎ牛ステーキプランとなっていたのでこちらもどうなるのかなと思っていたら、ステーキは2日目だけでした。ただ、1日目の蒸籠蒸しの中に、お品書きにはない牛肉が入っていたので、こっちで使ってくれたのでしょう。
ちなみに、連泊すると1回分昼食が必要になりますが、2日目の朝食時に「当館では昼食がご用意できないのですが、おにぎりくらいなら作れます」とのご案内が。宿から一歩も出る気なかったので、喜んでお願いさせてもらいました。個数もいえばその分作ってくださるのでは。2つにしました。そういえばお金かかるのかな、とあとで気になったのですが、明細を見たら書いてなかったのでサービスなんでしょうか。ありがたいことでした。

遅ればせながら、食事はダイニングにて。ひとりだからダイニングの真ん中みたいな席だったらちょっとイヤだなと思ったのですが、一番隅のほうの窓側の席にしてくださっていました。これはひとり旅への配慮なんでしょうか。心遣いがうれしかったです。何が起きてもいいように、本は持って行ってましたがそれほどさみしくなることもなく満喫できました。


過ごし方的には、風呂入って、本読んで、部屋でネットして、ラウンジでセルフのコーヒー飲んで、ご飯食べて、ごろごろして…の繰り返し。こんな贅沢なことはないのですが、終わってみればなにか生産的なことをすればよかったと少々の後悔も(笑)。でも、この後悔自体がまあ贅沢な証拠なんでしょう。
2泊終えての帰りも送りあり(要フロントにて予約)。レストランスタッフのおねーさんらしき人と一緒になりましたが、プライベートのファッションがあまりにも印象がちがって面食らいました。

帰りのスペーシアでは、駅から徒歩5分くらいのサークルKで仕入れたおやつをたらふく食べつつ読書。帰ったらやっぱり少々太ってました。
あー、次はいつひとり旅に行けるかなー。


【次回宿泊に向けて】

・スペーシア個室で人目が気になるときはレースのカーテンを。

・シーズンオフでなければ中禅寺金谷ホテルあたりに昼飯を食べに行くのもいいかも。

・おにぎり3コ頼めばよかった。

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