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いい宿求めてウロウロします。してます。

ベネッセハウス⑧

【データ】
訪問年月日 2022年2月忘日から2泊
宿泊プラン ホテル自社サイトプラン
      【悠々と滞在する】2連泊 2泊3日プラン パークまたはビーチ 夕朝食付きプラン(夕食フレンチ)
      (チェックイン15時 チェックアウト11時)
部屋タイプ パーク ダブル
料   金 大人2名で100,000円 (サービス料込・消費税込)     
宿 H P


【宿泊記録】
コロナ禍というのもありますが、仕事の異動で、会社の中でもダントツに残業が多いところになったこともあり、まったくどこにも出かけられなかったこの1年。ちょうど結婚10年記念だし、平日の静かな直島に出かけてみよう、というのが今回の趣旨でございます。今回も車で島に渡ります。2回目なのでそれほど心配なことはありません。

予約に当たって、コロナ禍を経て変わったものといえば…お得な予約プランめいたものが少なくなったこと。やっぱり経営的には大変なんでしょう。しかも、ベネッセハウスはもともと外国人客(欧米系)が圧倒的に多かった宿。そういう客層が平日も埋めてくれていたと思えば、より厳しい環境なのは素人でも推測できます。なので、ホームページからどのプランを選ぶかというのは少し苦労しましたが(どれが少しでもお得か見極めるのに…)、結局上記のプランを選択。ほんとは3泊したかったんですが、今回はスケジュールの都合がつきませんでした。3泊だと、食事なしの3連泊プランが選択でき、食事はオプション扱いなので、もう少し選択肢が増えます。今回のプランはいずれのレストランでも「よいコース」になってしまうのですが、そこは仕方ありませんでした。

さて、当日。フェリーは12時台の便で。地中美術館も13時半に予約したので、この便が一番都合が良いです。
時期が時期なのか、前回よりも車は格段に少なく。フェリーの中で食べるのもアレなので、昼食は軽食を駅前のセブンで調達してから車で食べました。

直島に上陸したら、直島小学校の先の信号を右折、直島町役場の手前を右折…と要所要所を右に右に行けば、ベネッセハウス近辺までたどり着きます。今回も先にホテルに寄って、荷物を預けさせてもらいました。ベネッセエリアの入口を管理している人から連絡がいくのか、カメラで分かるのか、車を駐めようとしているともうスタッフの方が出てきてくださいます。荷物を預け、帰りのフェリー券のための車長の確認をして、まずチェックインの手続きだけ。そうこうしているうちに、部屋の準備ができたということで、部屋に入れていただきました。ちなみに、お客さんが少なかったのか、部屋はパーク デラックスダブルに変更。2階の部屋に泊まるのは久しぶりです。


13時半から地中美術館の予約をしていたので、車で向かいます。早めに着くと13時15分からの回に空きがあるとのこと。予約を変更してもらいました。さすがド平日です。来た甲斐がありました(笑)。
美術館に着くと、それなりにお客さんいるなという雰囲気。でも、一方で、行く部屋行く部屋、どこも我々の貸し切り状態。おお、こんなことはなかなかない。一番びっくりしたのは、モネの睡蓮の部屋まで貸し切り状態だったこと。しかも、ほんの少しの間とかじゃなかったですからね。一番大きい睡蓮の絵にモネのサインはないのかなーと、隅々まで見てみましたが、発見できませんでした。他の絵には全部右下あたりにあったのに、不思議。ってなにをやってるんだか。


地中美術館を鑑賞後は、また車でパーク棟へ。いよいよ本格的にホテル滞在がスタートです。
夕食前に、まずは我々のお気に入りスポット、パークラウンジへ。ここを事前に調べてみると、なんと「杉本博司氏主宰の新素材研究所によって改修」され、「2022年3月12日オープン予定」とのこと。えっ、我々の滞在中はどうなるの?と思っていましたが、スタッフさんによれば、今の時期は予約とかなしで利用可能とのこと。それはかえってラッキーということで、喜び勇んで偵察に行きました。

入ってみると…おお、なんか全然違う感じになってる。窓の外には、著名な「硝子の茶室『聞鳥庵』」が設置済みです。京セラ美術館のオープンのときには観に行けなかったのでこれはちょっと感慨もひとしおであります。
一方、ラウンジとしては…ちょっと使いづらくなったかもしれません。席数も減ってるし、背もたれのあるイスが半分もない。あと、ひとつの大きいテーブルを囲むような配置なので、お客さんが多ければ基本相席になる感じ。ホテルとすれば、ここのラウンジも収益化できる&新しい作品が増えてホテルの魅力も増すということでよいことですが、前の「ただのラウンジ」が少し懐かしく感じました。でも、まあ、これからまた育っていくお部屋でしょうから、今後を楽しみにしたいと思います。夜はバーをやる予定とも聞きましたし。


夕食は2泊ともフレンチ@テラスレストランです。
今回はプランの関係で選択の余地なく、デギュスタシオンという上級コースになってしまいました。ここ1年で食べられる量がだいぶ減ったので、食べきれるかなという不安が少々。それでもなんとか食べられましたよ!コツはパンを食べ過ぎないことですね(笑)。フォカッチャがおいしいんですがねー。
1泊目の夕食のメインは香川県産オリーブ牛のロースト。もっと小さいのかなと思いましたけど、結構しっかり出てきてうれしかったです。我々が行く中で間違いなく一番いいレストランなので、毎回多少緊張しますが、今回もよかったです。


2日目は珍しく観光に、というか、かなり久しぶりに家プロジェクトへ。
街中に車で行くのは難易度が高そうなので、ホテルのバスを利用します。おー、本村アーカイブにもいつ以来でしょうか。検温済みのシールを貼ってもらった共通チケットを持って、まずは南寺に向かいました。

南寺では、我々が朝一番のお客。一瞬「整理券は…」と言われ、ヒヤッとしましたが、今日もド平日。整理券なしで良い日だったそうで、すぐ観られてよかったです。
かなり久しぶりの南寺。年をとってしまった我々に光は射すのか?というところですが、正直、かなり時間がかかった気がします。10分でもう動けてた気がしたのに、今回は10分経ってもまだあんまり見えてこない。自分の目に上からだんだん何かが下りてきて視界が更新されていくような不思議な感覚を覚えました。それでもなんとか、光を知覚でき、立って動けるようになったのは不思議なことです。ここでも他にお客さんはいなかったですが、他にいたら焦っちゃったような気がするので、ラッキーでした。

家プロジェクトは他に、護王神社、角屋、碁会所を観ました。結局「きんざ」って一度も行ったことない。そういえば、「はいしゃ」も直島銭湯「I♥湯」も行ったことないな。何回も来てるのに、何やってんですかね(笑)。

家プロジェクトを観終わって、わざわざ100円払って町営バスに乗り、「天皇下」バス停で下車。そうして立ち寄った先は…崇徳天皇神社です。
最初に直島に来たときから、バスの車窓から見つけてずっと気になっていたスポット。行ってみると、意外にコンクリート造りの社で、縁起とかは何もない。ちょっとあっさりしていましたけど、念願の場所にようやく行けました。ここからすぐだと思って歩いたベネッセハウスはわりと遠かったですが…。


ちょっと疲れたので、ホテルに戻ってちょっと休んで、今度はまた歩いてミュージアムのほうへ。ミュージアムカフェでおやつを食べ、また夕食にパーク棟まで戻ってきました。
さて、今日の夕食は…

香川県オリーブマリネ&吉田牧場のカチョカバロ

瀬戸内海産サワラ 彩り大根

フォアグラのポワレ
バニュルスソース

香川県産大蕪のスープ

瀬戸内海産真鯛のポワレ
サフランソース

フランス産鴨肉のロースト
時季の野菜

マスカルポーネ 苺

ヌガーグラッセ

コーヒーまたは紅茶

というラインナップ。あ、前日のお品書きは忘れたというのもありますが、2日目はたぶん連泊用に内容が変えてあると思われ、お品書きをくださったため、ちょうど控えがあった形です(笑)。
鴨肉の大きさにびっくりしました。大きくて、ですよ、念のため。


そうそう、今回の滞在はひとつお目当てがありまして…。
それは、オーバルラウンジのラストに立ち会う、ということでした。
どうもオーバルラウンジは2月いっぱいで終了ということで、ちょうど我々が行ったときがギリギリくらいのタイミング。ほんとは3泊したかったけど、2泊になってもこの時期にしたのはこれがあったからでした。
滞在中の夜は2日とも、パークからミュージアムに送迎してもらい、思い出深いオーバル宿泊者専用モノレールに乗り、訪ねました。1日目は僕らしかいなくて、若いスタッフさんから問われるまま、自分たちの結婚式のときの話をしました。こちらから話題を振ったわけではないので、顧客の情報みたいなのが引き継がれてたんでしょうかね。ベネッセハウスも来るたびに顔ぶれが変わっているので、若いスタッフさんが知らないホテルの歴史を我々が知ってるというのもなんだか面白いなと思ったのでした。


さて、総括。
今回は少し遅めの結婚10年記念の滞在でした。まあ、それもあったし、1年の鬱憤を晴らす意味でも2泊となりました。ベネッセハウスはたしかに結構お高めですが、いつもそれに見合う体験を提供いただいてると思うので、今回も満足して帰ったのでした。
パークラウンジは、今後に期待。ただ、今までみたいにずっとこもって読書する空間というわけにはいかなそう。実際、今回もちゃんと訪れたのは一度だけで、あとは部屋で読書という形になりました。宿泊者としては、あまり外部から入ってきてほしくない、宿泊者の都合を考えてほしいと思う一方で、ホテル存続のためには少しずつでも収益化の道を細かく探っていく必要があるのだとも思いました。ひいてはそれが、ベネッセハウスの存続につながるというのであれば、まあ、本は部屋で読めばいいよねという話になります。
そうそう、久しぶりに行った本村アーカイブで、「なおしま地域新聞」なる媒体を発見しました。全然知らなかったですけど、ベネッセのアート施設は、島民無料なんですね。新施設のお披露目会(それこそ「杉本博司ギャラリー 時の回廊」、「ヴァレーギャラリー」の)なんかも島民向けにやっていて、地域との関係づくりもいろいろやっているんだなあと思いました。
あー、また来年も、その先もずっと行きたいな!今回もありがとうございました!


【次回宿泊に向けて】
・次は3泊したい。
・やっぱり車がいろいろとラクでよい。
・久しぶりに一扇の朝食を食べた。スタッフさんがおすすめするように、和朝食はおいしかった。
・甘平(かんぺい)というみかんがおいしかった。

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