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星のや京都

【データ】
訪問年月日 2012年3月某日から2泊  1部屋
宿泊プラン 【ベネフィット・ステーション限定】【12~3月限定】連泊滞在ご優待プラン
      (チェックイン15時 チェックアウト12時 食事なし)
部屋タイプ 葉雫 ダブル
料   金 大人2名で99,840円
      (プラン料金75,400、食事代21,960、荷物送り代2,480)
ホームページ http://www.hoshinoyakyoto.jp/
 
【宿泊記録】
 ついに行ってきてしまいました。星のや京都。
 もはや何度読んだか分からない、岩佐十良『一度は泊まりたい有名宿 覆面訪問記』(角川マーケティング)の巻頭で見て以来、ずっと行ってみたかったのであります。一度、本気で宿泊を検討し、あまりの高額料金にブンむくれ、「そもそも対象が庶民じゃないじゃん」と恨み言を漏らしたこともありました。いや、まあ高いんだけど。それでも諦めず細々と情報を集めていたところ、数年前から会社の福利厚生を担うベネフィット・ステーションのHPに宿泊プランが掲載されているのを発見。2泊食事なしという条件はあるものの、一人当たり約2万で星のやに泊まれる!という誘惑は絶ちがたく、予約してしまったのでありました。
 
 3月初めの京都。まだ桜には早くほとんどシーズンオフといっても過言ではありません。実は前日から京都入りし、友人たちに会ったり、先に回っておきたいところは観光したりで、これからの2泊3日を星のやで過ごす準備は万端。烏丸御池近辺で遅い昼食後、タクシーで嵐山に向かいます。「渡月橋を渡ってあたりまで」とオーダー。乗ったタクシーの料金メーターのところがタッチパネル式になっていて、「京セラ」や「祇園」といった項目が見えます。京都、ですねえ。
 
 嵐山は思っていたよりずっと近く、タクシーの料金も3000円程度(だった気がする)。イマイチ集合場所がよくわからず、キョロキョロしていると黒いユニフォームの女性が傘を持って立っている…。もしやと思って下車すると、向こうから近づいてきて「お待ちしておりました」とのこと。この日、あいにくの雨ですよ。そんな中顔も分からない客をずっと立って待ってるなんて…。すごいの一言でした。雨天ですが、なんとか船は出ますとのこと。船で星のやへ。まずひとつめの憧れが叶いそうです。
 
 船待合として専用の建物があり、そこで待つこと10数分。いよいよ船です。このタイミングでの乗客は我々夫婦のみ。おおー、独占だあ、と静かに興奮する我々夫婦。川の中から渡月橋、という風景を背に船はどんどん上流に向かって進んでいきます。10分~15分ほどで星のやに到着。うーん、雰囲気がいい。ついにここまで来てしまったという感慨でいっぱいになってしまいました。
 
 チェックイン後はほとんど放っておいてくれる感じ。時おり、川の対岸をトロッコ列車が通り、駅でもあるのかしばらく停車します。乗客はみんなこっちを向いており、写真を撮っててちょっと面白い。きっと列車の中でも「あれが星のやですよー」みたいな感じで説明があるのでしょう。部屋にはベッドの他にソファベッドのようなものがあり、そっちでもゴロゴロできます。
 部屋に風呂はありますが、温泉ではありません。まあ京都ですし。その代わり、入浴剤が用意されていて楽しめる工夫がされてます。寝る前にどうぞということで、漢方みたいな飲み物も用意されてました。部屋のドリンク類は有料。水は頼めば追加でいくらでも持ってきてくださいます。
至れり尽くせりの高級旅館で特に何もせずゴロゴロ。贅沢だなあ…。
 
 と、ここまで非常に元気な感じで書いてきたわけですが、実は雨にもかかわらず、今年初の花粉症による症状が発現。夫ダウン。妻も体調不良。妻ダウン。せっかくの旅行で何やってんだという感じではありますが、具合が悪いものは仕方ない。たしかに静養するつもりで来てはいましたが、ほんとに静養になってしまうとは思いもよりませんでした。結局なんと夕食は食事処でとらず、終わってみれば朝食も含めてすべてルームサービスで終わってしまいました。
 
ここらあたりで食事のことを少し。
朝食は5日と6日の2回分。洋食と和食を1つずつ頼んでみました。合計で8,400円とはこれまたすげー値段ですが、量もすごい。2日目の昼は和食のほうの鍋におひつのごはんを投入するとゆうに2人の2食分くらいあったので、ずっと下げてもらわずにお昼まで堪能しました。ちなみに朝食はルームサービスと決まっているようで、お願いしていた時間どおりに宿の方がものすごい装備で現れます。あんなにたくさん荷物持って大変だろうなあ。朝食時にはソファベッドのほうをソファとして活用し、テーブルいっぱいにセットしてくれます。
結局1日目の夜は遅い昼食と買ってきていたパンでおなかいっぱいだったし、2日目の夜も体調万全でないからまあいいかとルームサービスで手打ちそば2つとビーフカレーを注文。ルームサービス、普通においしかったなあ。
ちなみに食事処での夕食はアラカルトではなくなったようです。コースが2種類、かな。前出の覆面訪問記の時点ではアラカルト対応だったようですが、なかなか難しいんでしょうね。
 
 天気も体調も悪かったのであまり何もしなかったんですが、唯一よく足を運んだのが、ライブラリーラウンジでありました。基本的にフリードリンクでコーヒー、お茶、紅茶、あとシャンパンらしきものが1種類。ライブラリーというだけあって本もあります。やっぱり京都関係の本が多かったです。星野リゾート関連の本とかもあれば…と個人的には思ってしまいましたが、ふさわしくないかもという思いも。正直な話、星野リゾート関連のまともな記事ってなかなか読めないんですよね。雑誌だとブルータスとディスカヴァーくらいかなあ。ぜひ単行本系も欲しいところです。あまりの情報欲しさに、客室係さんから客室にあった『Hoshino Resorts』っていう小冊子をもらって帰ってきてしまいました。なお、今回持って行った本は夢枕獏の『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』と池澤夏樹の『南の島のティオ 増補版』でした。
 
 帰りは川が増水しており、残念ながら車で嵐山まで。噂には聞いていましたが、ほんとに船で行くのが一番便利なようです。遊歩道のような狭い道を片輪走行みたいなイメージで星のやの車が通っていきます。従業員の方もこの近くにお住まいのようで、僕らの部屋担当の客室係のおねーさんは自転車通勤とのことでした。新しい星のやができるたびに赴任先が増えて各々が自分のライフスタイルを考えつつ、手を挙げて移っていくんだそうです。その方は前は軽井沢にいらっしゃったとのこと。究極のサービス業のひとつだなあとしみじみ感じながら帰途についたのでありました。
 
【次回宿泊に向けて】
・  次は体調万全で
・  次はお食事処でのコース料理をぜひ
・  気後れして敷地内散策が不十分だった。次回はもっと星のやの敷地内を見て回りたい。
 
【宿DB】
星のや京都



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Comment

無題

こんにちは。楽しく読ませてもらいました。写真が綺麗でオシャレまブログですね。このブログを今後も参考にさせてもらいます。ありがとうございました。

Re:無題

  • No Name Ninja  
  • 2014/02/23 (日)20:44  

萌音さま

ご来訪いただき、ありがとうございます。うれしいコメント、とても励みになります!
これからも使えるところは使っていただければ幸いです(^^)

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