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いい宿求めてウロウロします。してます。

天然温泉境港夕凪の湯 御宿野乃②

【データ】
訪問年月日 2019年7月忘日から1泊
宿泊プラン 自社サイトから予約 【早割28】早めの予約でお得にご宿泊!朝食付プラン♪
      (チェックイン15:00、チェックアウト11:00)
部屋タイプ 【和モダン】禁煙モデレートダブル16.5㎡
料   金  13,590円(1室2名 税込・サービス料込)
宿 H P 


【宿泊記録】
2年ぶり?だと思うのですが、我々にしてはロングドライブではるばる境港までやってきました。境港で泊まるならもう、御宿野乃。前に来たのはオープンして間がない、ピッカピカのお宿でしたが、今回はどうでしょうか?

前回同様、海岸通りから回り込むような形でホテルの裏側から駐車場へ。泊まったのは夏休み中の日曜日ということもあってか、境港は人が多かったです。ホテルの駐車場も夜に外出する時には満車表示になっていました。

ちょうどチェックイン時間の15時ごろ着いたので、すぐ手続き。フロントは土間にあるので、手続きをしてから靴を脱ぐスタイル。冷たいおしぼりが供されるのも変わらずです。これはありがたい(部屋まで持って帰りたいけど)。駐車券の無料パンチもしてくれるので忘れずに持っていきましょう。

館内はさすがに経年劣化が見られますが、まあ全部畳敷きですからね。むしろ自然といえるでしょう。
しかし、季節的なものもあると思いますが、家族連れが多いですねー。この日も満室に近かったんじゃないでしょうか。前に来た時がどうだったか覚えていないのですが、夕食は予約制のバイキングディナーになったらしく、しかもそれも「本日はご予約でいっぱいでございます」という状態なんだそうで、断られている人がいました。

それにしても、いまだに「ドーミーインなのに旅館風」というのは新鮮です。チェーンHPのブランド紹介には「ドーミーインブランドの和風プレミアムホテル」とあり、「"もっと"いろんな街を、"もっと"いろんな味を、そして、日本らしい設えやおもてなしを"もっと"。野乃にお越しいただくことで、さまざまな日本の"もっと"を感じてお楽しみいただきたい……プレミアムなサービスに和の心をプラスしたドーミーインならではの和風プレミアムホテルが誕生しました。」という文言が見えますが、まさにプレミアム感があります。これは他のビジネスホテルチェーンにはない大きなラインナップといえるでしょう。「駅前の和風ビジネスホテル」は少し謙遜しすぎじゃないかなあ。

客室には当然テレビがあるのですが、最初のトップ画面からは食事処や大浴場の混雑状況が見られるというわりと画期的なシステムになっています(実際の体感とは違うかもしれませんが)。清掃希望なんかもこのシステムを通じて伝えられるようなので、連泊の場合なんかは結構お世話になるかもしれませんね。


さて、今回のハイライトは夕食です。なにがハイライトって、ちょっと失敗したんですよね。
夕食はもう、前回来た時に行った境港駅にある「大漁丸」で決まり!って思ってたんですよ。ところがですね、18時すぎくらいに行ってみたら、なぜか閉まってたんですよね。店の明かりは点いてるんだけど、閉まってる。しばらくあきらめきれなくて周囲をウロウロしてみたんですけど、まあ開くわけないですよね(笑)。開くんなら開いてるはずの時間ですから。

それで、これは困ったね、ということで、いったんホテルに戻ってみたのですが、ホテルでの夕食が無理なのは分かっているので、部屋に戻ってネット検索。ちょっと車で出て、PLANT-5 境港店っていう商業施設のあたりまで行ってみるかと一度はなったんですが、ホテル駐車場の満車表示を見て「帰ってきたときとめられなかったらどうしよう…」と怖気づいてそれもやめ。少々近隣も歩いてみましたが、さすが日曜。めぼしいごはん屋さんはそもそも開いていないという(ホテル目の前の丼やという気分ではなかったのです…)。
もはや万事休すと思われたのですが、線路の向こう側に地元スーパー「まるごう」を発見。これはこれでおもしろいかなということで、買い出しに行ってみたのでした。
買ったのはお惣菜コーナーのお弁当でしたけど、そこそこおいしかったので結果オーライでした。夕食バイキングは3,000円ですからね。そのへんは何を基準に考えるかですね。


今回は無事に夜鳴きそばも食べられ(「ご麺なさい」っていうカップ麺ももらってみたかったけど)、満足のまま床に就き、そして翌朝。いよいよ朝食です。

そもそもチェックインの時に朝食は混雑しますとスタッフさんから断言されておりました。朝食は6時半からですが、6時半から行くのをおススメしますとのことで、いやー、ものすごいことになっているなと思いましたが、アドバイスどおりの時間に行くことに。

すると、なんともう並んでいるではないですか!うわー、ものすごい混雑。今日平日ですけど…という甘い考えを木っ端にする勢いで混雑してます。結構大人が目の色変えて海鮮丼を作っていたりするので、入店してみんなが1回取りに行くまでは混乱してます。みんなが1回取って帰ってきたあとはそうでもないんですけどね。子どもがいっぱい取って、走って帰ってきて、段差で絵に描いたようにつまづいてこけたのに親から見えないところだったので全然気づかれてないとか(笑)。
他人事ながらどうすればもう少し良いオペレーションになるのか考えてもみましたが、朝食時間を長くするとか、食事処のキャパを広くするとか、すぐにはできそうにないのであきらめました。ただ、ちょっと人気とキャパが合ってないかもなというのは実感するところ。まあ、夏休みとか土日だけかもしれませんけどね。

さあ、総括。
2年ぶりに訪れた御宿野乃でしたが、あいかわらずハイスペックなお宿でした。ただ、いい宿だというのが認知された結果、完全にこの地域の宿の中でガリバーとなった結果、少々想定の客層とズレた可能性があります(こんなに家族連れが多くなると思ってなかったかも)。コンセプトが少々大人向けでしたからね。個人的には大人だけの宿にしても全然入ると思うのですが、そのあたりも一朝一夕にはという話なのでどうでしょうね。
いずれにせよ、泊まる側も大人気宿ということを念頭においてのプランニングが要求される、いろんな意味でハイレベルの宿といえるのではないでしょうか。



【次回宿泊に向けて】
・夕食はあらかじめ予約しておくのも手。
・夜に車で出るなら駐車場のことをよく調べておくこと。

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天然温泉境港夕凪の湯 御宿野乃(ドーミーインチェーン)

【データ】
訪問年月日 2016年7月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン
      【朝食付】約70種類のメニュー豊富な和洋バイキング朝食付プラン◆最上階天然温泉大浴場◆
      (15時チェックイン、11時チェックアウト)
部屋タイプ 【和モダン】 モデレートツイン
料   金 大人2名で16,990円(税込・サービス料込)
      ⇒ポイント利用利用で12,990円(税込・サービス料込)
宿 H P 


【宿泊記録】

GW前日。雨が降る中の山道は困難を極めたのでした。なんといっても霧!どんどん濃く、深くなる霧を前に大山ドライブを断念。その時誓った2つのことは、



ひとつ、天気のいい日に行くこと!
ふたつ、泊まりで行くこと!



でした。

それではとリベンジの機会をうかがっていたところ、ここなら天気が崩れることはなかろうという安パイの日を発見。すぐさま境港に宿を取り、勇んで出発したのでありました。


そうそう、境港で急いで探した宿は、「天然温泉 境港 夕凪の湯 御宿 野乃」。おいおい、どこの旅館だよ、皆生温泉でもないのに…と思いたくなりますが、このホテル。なんとドーミーインの新ブランドだそうで、

「ドーミーインブランド初の和風プレミアムホテルとして、 ドーミーインの快適性をそのままに、木の温もりと香り、畳の爽快感、 和服の柔らかさと艶やかさを持った『現代の旅籠』」

とのことです。HPに書いてありました。2016年2月にできたばかりということで、まだ半年ほどしか経ってません。ドーミーイン自慢の天然温泉と朝食バイキングはそのままに、旅情を感じられる旅館風のしつらえで1人1万円を切ってくるというのはなかなかのコンセプト。こう書くとアイデアとしてはほぼ非の打ちどころなしと言ってよさそうです。では実態やいかに。楽しみに出かけていったのでした。


事前に経路などは調べていっていたので、当日はスムーズに大山周辺に到着。大山自体は少々曇り気味で、山頂が見えない感じでしたが、さすが夏休み、平日にもかかわらず思ったより多い人出でした。まず、大山まきばみるくの里という施設で目論見どおりサーロインステーキを食べ、そのあとは大山寺、大神山神社を見学してから境港方面へ。大山周辺からだと車で小1時間くらいでした。県道24号から国道431号という産業道路に出れば楽なルートではないでしょうか。

さあ、地味に困ったのは、宿の場所です。
これはもう自分の準備不足としかいいようがないのですが、なんとgoogleマップで検索して出てくる場所とほんとの宿の場所が違います。これはもう新しくできた宿の宿命といってもいいでしょうが、ぜひ宿の自社HPのアクセスもしくはじゃらんのMAPをチェックしていってください。ポイントは「境港海陸運送」のすぐ西隣りという情報です。駅ロータリー隣接と言ってもいいと思います。到着直前に少し手間取ってチェックイン可能時間の15時を少々過ぎてしまいました。
ちなみにホテル駐車場の入口はホテルのあるブロックの北側(すぐ北隣も駐車場でその間の道)からでも、南側(東府屋という食事処の目の前あたり)からでもどちらからでも入れます。出るのは北側からしか出られません。17時半ごろ夕食に出かけたときには満車になってましたのでご注意を。


さて、駐車場に車を置き、駐車券を持って宿に突入です。入口を入ると…おおー、新しい!さすができたてです。チェックイン時間を少し過ぎたくらいなのでまだまだ人も来てないかと思ったのですが、ビジネス客がチェックインを待っており、少し待機。繁盛してそうな予感です。
順番になって呼ばれると、なんとそこで出てきたのはおしぼり。おいおい、ドーミーインのチェックインでおしぼりなんか出てきたことないですよ!というか、これはほとんど高級旅館のサービスなのではと最初から度肝を抜かれました。

チェックインの手続き後はフロントの向かいにある下駄箱(ロッカー)に靴を入れ、下駄箱の鍵も持って部屋に向かいます。エレベーターは階数ボタンを押す前にルームキーをかざさないと基本押せない方式。こういうところは最新のビジネスホテルのいいところをそのまま生かした感じです。え、なぜ靴をしまわせるかって?それは館内が全部畳敷きになっているからです。そう、この宿、館内はすべて素足&館内着ですごせるのです。なんかほんとに旅館という感じしかしないです。


僕らが泊まったのは7階。宿自体は12階まであり、眺望的にはどうなのかなと思ってましたが、周りに背の高い建物があまりないため、7階でも見晴らしは十分。もちろん12階の大浴場からの眺めはもっとすばらしいです。でも7階でも水の風景を十分に楽しめるのは保証します。
それにしても部屋が新しくてキレイ。できたばかりの宿ってこんなにキレイなのかとちょっと衝撃を受けるくらいキレイです。たしかに最近はリブランドみたいなのも多いので、完全新築のホテルに泊まる機会なんてそんなにないかもしれません。

引き続き部屋の中を探検。部屋はツインにしたので24.75平米あります。最近泊まったビジネスホテルの部屋に比べれば相当ゆったりした印象。「寝るところ」というよりは「暮らせるところ」という印象が強いです。今回は妻の体調が微妙で、大浴場に入りに行けるか分からなかったので一応部屋にお風呂がついているタイプの客室にしましたが、部屋のお風呂もなかなかしっかりした造り。電気を全部つければ室内も明るいし、トイレもエアコンも新品同然。ミネラルウォーターのペットボトルまで2本ついてきて、ドリップコーヒーのパックまである。あとは館内案内の分厚いファイルがあれば個人的には最高なんだけどな…と思ったら、テレビをつけるとそのへんの情報も表示されるんですね。大浴場やレストランの混雑具合まで確認できるとは…。正直、失点を拾うほうが大変。そんな完成度です。


夕食はつけていないのでどこかで食べないといけませんが、最悪、宿のレストランは夜もバイキング(2016/7/15からバイキングのみ)をやっているそうなのでとりあえず安心です。というわけでその前にひとっ風呂浴びてこようと12階の大浴場へ。男性はルームカードキーを持っていけばそれで浴場入口が開きます。女性はチェックインの時に暗証番号の紙をもらうので、それを覚えていけば入れるみたい。カードキーは2枚もらうけど、1枚は電気のスイッチに使うので編み出された方式なのかなと思いました。

エレベーターは2基。195室のわりには少ない感じですが、そんなにむちゃくちゃ乗り合わせるという感じでもありませんでした。お風呂には客室からタオルを持っていく方式。ちゃんと鍵のかかるロッカーがあるのでカードキーなんかがあっても安心です。ロッカーは結構鍵がついていないところが多かったので、すごく混んでるのかなーと思って入ったら全然いなくてクエスチョンマーク。混み過ぎないようになんらかの調整がしてあるのか、もしくはサウナにすし詰めになっているかのどちらかでしょう(笑)。僕はサウナは使わないので実態は分かりませんでした。

大浴場は意外にも内湯のほうが景色がいいというサプライズ。まあ露天はあまり開放的でもマズいですから仕方ないでしょう。お湯はかなりしょっぱいです。温泉がついたままだと手とか結構ベトベトした感じがするので、気になる人は洗い流してから出た方が快適かもしれません。広さ的には20人くらいならまあさばけるかなという感じです。僕の入った16時すぎと5時ごろはどちらも5人いるかいないかくらいでした。


夕食は歩いてすぐの境港駅のところにある「大漁丸 みなとさかい店」へ。回転寿司店です。
結構画期的なオペレーションの店で、入店後は店員がお茶や湯飲みを出しに来ることすらなく、席についているタブレットでひたすら注文をするというスタイル。これはこれですがすがしいなと思いました。わりと売り切れのネタも多かったのでちょっと残念に思うところもあったのですが、サーモン系は全種類在庫があったので味覚がお子様な僕にはそれほど不都合はありませんでした。妻は鉄火巻きがなくて残念そうでしたが、ネギトロをたべていたのでまあよかったんじゃないでしょうか(笑)。ランチに行けばまだ売り切れ前が食べられるのかな?

夕食後は部屋でゆっくり。…なんてしてたら、長距離ドライブ疲れか寝てしまって、夜鳴きそばを食べられなかった…。これだけが心残りとなりました。


そして翌朝。朝食です。これがハイライト。
いやー、びっくりしましたね。最近のドーミーインは朝食がすげえと聞いてはいましたけど、こんなに品数があるもんですか!おそらく通常のビジネスホテルの朝食バイキングと謳うものと比べて3倍くらいは種類があるんじゃないでしょうか。今、僕はリッチモンドホテルを念頭に置いて書きました、というのを申し添えておきます。リッチモンドだって結構いいですからね。

なんといっても普通目玉になるのは、海鮮丼が自分で作れるコーナーでしょう。白御飯かすし飯が選べて、刺身が5種類くらいでしょうか。マグロやサーモン的なのはなかったですけど、いくらとか甘海老とかイカとかこれでも好きな人にはたまらないラインナップ。僕は丼にはせずに刺身だけ持ってきたのですが、こういう楽しみ方もあります。
正直、食べてみると味は大したことないとか、そういうメニューもあるはありますが、それでも「選ぶ楽しみを提供する」という姿勢がとにかくうれしい。シティホテルと呼ばれるようなグレードのホテルでもこれだけの種類は揃えられていないところが多いでしょう。オムレツを目の前で焼けばいいんでしょ、と思ってるような宿もあるかもしれませんが(たしかにそれはうれしいけど)、一方でそれが20種類のメニューと打ち消し合えるかといえばたぶん無理だと思うんですよね。他のお客さんでも「ここの朝食すごいっすね」と思わず漏らしていた人がいましたが、まさにそう。圧巻の朝食でありました。


さて、総括。
ドーミーインによる「御宿 野乃」シリーズ。少し調べてみたところ、境港が第1号で、2号が富山にできるそうです。泊まってみて思ったのは、「とんでもない一石が投げられた」ということでした。
ちょっとドーミーインさん、これはすごいよ。ナントカ麿さんではないですが、「最新ビジホと旅館のハイブリッドや!」と叫べそうな衝撃です。まあ温泉地の旅館は温泉地にあるというだけでそれがアドバンテージになってるんでしょうが、御宿 野乃とあなたの旅館の価格差を埋めてるのってどこですか?と正面切って問われると、質問者を納得させられない宿が圧倒的に多いんじゃないかと思うわけです。恐るべし、御宿 野乃。

「一石を投じる」という言葉がありますが、業界にとってもユーザーにとってもものすごい大きな石が投げつけられてきたと思います。特に旅館関係者の方々には隕石級かもしれません。ユーザー側としては、早く全国にいろいろできてほしいというのと、あまり高くしないでほしいという2点。そして願わくば、既存の旅館には御宿 野乃と切磋琢磨していただきたいということ。その3点を願いつつ、今回は以上とさせていただきます。ご精読感謝。


【次回宿泊に向けて】

・朝食では副菜を食べ過ぎずに今度はとろろと卵でごはんを。
・新しい宿はgoogleマップだけでなく、きちんと場所の確認を。

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