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いい宿求めてウロウロします。してます。

ホテル鷗風亭

【データ】
訪問年月日 2015年6月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン 【泣ける!広島県】当館イチ押し!☆3年連続5つ星授賞☆!(1泊2食付き)
      (14時チェックイン、11時チェックアウト)
部屋タイプ 5階以上確約のお部屋!オーシャンビュー客室
料   金 大人6名+幼児1名で154,865円
      (宿泊料金+夕食時飲み物+入湯税)
宿 H P 


【宿泊記録】

父親の還暦祝いと言いながら、誕生日から何か月も過ぎてしまっていたのでした。誕生日に合わせてメッセージカードをあげたりと最低限のことはしていたのですが、やはりみんなで集まって何かやってあげたい、ということで考えておりました。

泊まりに行くか食事にするかで結構悩みました。ネックは2歳の甥っ子の存在です。今回は妹夫婦も一緒にと思って計画していたのですが、泊りはちょっとハードル高いかなあ…というのが正直なところ。妹としばらく相談して出た結論は、「置いていくよりはいい」というなかなかさっぱりとしたものでした(笑)。

であれば、やはりなるべく遠出しない近場で。ものすごくいい宿というよりは家族旅行も受け入れられる度量の広いお宿がいい。いの一番に浮かんだのが鞆の浦でした。最近は流星ワゴンとか映画とかポニョとかでわりと知名度も上がってきているみたいで、実際、何年か前に行ってみたときはかなりいい印象として残っております。宿もその時泊まった宿が「これは最高の家族旅行宿だ!!」と思えたとてもいいところで、今回もそこで決まり。そのお宿の名は、ホテル鷗風亭、です。


普段だと絶対平日泊まりにするのですが、僕も転職したばかりでちょっと休みづらいのと、年上の義弟も不規則勤務なので土曜泊まり。結局可能な日程はその日しかないというある意味決めやすい結果でした。まあ鞆だし空いてるでしょ、と高をくくっていたら、お目当てのプランはすでに残り2室。優雅に各家族1室で3部屋取ろうと思っていたのが雲散霧消しました。部屋割りは僕ら夫婦と両親で1部屋、妹夫婦で1部屋としました。

予約はじゃらんで。近場だし車で行くのでエースJTBとかじゃなく。リクルートポイントも使えますし。【泣ける!広島県】と銘打ったプランは前に来た時もあったもの。ちょうどこの前後くらいで広島の観光キャッチコピーは「カンパイ!広島県」に変わったみたいで、遠からずプラン名にも登場することでしょう。


当日は自分の車で行ってもいいかなあとも思ったのですが、まだペーパードライバー解禁1か月なので両親に乗せてってもらうことに。次は自分でも行ってみたい。妹夫婦も自分たちの車で。小さい子がいると車が便利ですよね。というわけで、チェックイン時間目指して現地集合となったのでした。
ちなみに前回、3年前に家族で行ったときは、鷗風亭は福山駅からの送迎をあまりやってませんでした。たしか、10名以上じゃないとダメという感じだったので、当時東京から来た僕ら夫婦は福山駅からタクシーに乗って来たのでした。今は予約制のシャトルバスを定時運行してるみたいです。鞆がちょっとは有名になってきたんですかね。今回は使わなかったですけど、なんにせよ便利になるのはいいことであります。


14時チェックインを目指して出たものの、だいぶ早くに着いた我々。土曜泊まりだからか駐車場も結構いっぱいです。チェックイン前の時間ですが、日帰りプランも賑わっているようで。まださすがに部屋には通してもらえないので、ロビーでウェルカムドリンクをいただきました。
この鷗風亭、言ってはあれですが外観は結構古ぼけた感じで、「大丈夫かな…」と一抹の不安がよぎってしまうのですが、入るとその景色のよさに圧倒されます。ロビーは大きなガラス窓に面していて、瀬戸内海をたっぷり堪能できます。逆のギャップだったらお客さんは来ないと思いますけど、いいほうのギャップで鞆では押しも押されぬ人気宿です。

そのうち妹家族が合流。笠岡からもアクセスはよかったとのこと。2歳の甥っ子は初めてのホテル泊まりに早くも興奮気味です。お宿の方の勘違いによりウェルカムドリンクをまたいただいてしまいましたが、ありがたく頂戴してお部屋に入れてもらったのでありました。


部屋は7階。海側。この宿なら海側に泊まらない手はありません。毎日海の上で暮らしていて見るだけで嫌だというような人でなければぜひ海側確約のプランにしましょう(笑)。特に上の方の階ならもうそれは絶景です。窓の外はほぼすべて海。山育ちの我々家族にはうれしい光景です。もうこれを見るだけでもこの宿にした甲斐があったというもの。みんなで大喜びしました。

甥っ子はそれはもう大はしゃぎで若干音漏れが大丈夫か心配だったのですが、あとで見たところ、近隣のお部屋も小さいお子さんのいる家族連ればかりだったので幸運でした。もう少し静かな大人の宿だとたぶんアウトだったでしょうが、鷗風亭はたぶんギリギリセーフです。お風呂も小さいお子さん連れのお父さんがわりと奔放な感じで遊ばせてて、まああれがマナーとしてどうかというのはさておき、周囲には他に人がいなかったので、結果オーライですよね。甥っ子はお風呂ではわりといい子してました。えらいえらい。

ちなみに大浴場からも海がばっちり見えます。鷗風亭は少し前に【展望露天風呂】と【8階プレミアムフロア】を新設していて、以前はオープン記念とかで展望露天風呂に入れる最上階の部屋に泊まったのですが、もうプレミアムフロア扱いで普通の客室泊まりだと利用できず。そこは残念なのですが、普通の大浴場でも十分景色・旅情は楽しめます。なんとなくイメージしているより小ぶりな大浴場でしたが、よく考えれば44室ですからそんなに大きくなくても普通ですね。


今回の旅行、もちろんメインは父の還暦記念旅行ということで、まあさすがに赤いちゃんちゃんこくらい着せてやりたいなと思ったのであります。予約した後に還暦プランとかもあったのを発見して「あ…」となったのですが、まあオプションで何かあるでしょうと事前に電話して相談。7人一緒に食事したいということと、赤いちゃんちゃんこのレンタルをお願いしました。ちゃんちゃんこレンタルはやっぱり大丈夫で、1,080円で借りられました。みんなで一緒に食事というリクエストは、部屋食のプランだったのであえて言ってみたものだったのですが、さすがに1部屋に7人詰め込むのはきつかったらしく、別室を夕食のために用意してくださいました。たぶん和室の二間の部屋です。山側の客室でしたが、もう夜で暗くなっていて眺望も何もという時間帯だったので問題なく、というか、まさか別の客室を食事用に供してもらえるとは思ってなかったのでお取り計らいに感謝でした。こういうサービスのよさも人気の秘密でしょうね。さて、一応お献立も書いておきます。


御献立

食前酒  本日の食前酒

先付け  広島産順才
       ラズベリー 柚子の香り

前 菜  穴子胡瓜ざく 茗荷
     オクラ葛豆腐 ハス芋 胡麻酢
     丸南瓜 蛸柔らか煮
     玉蜀黍掻揚げ

御造り  鯛重ね造り よこわ
     太刀魚炙り 蛸ぶつ
     鯵の龍皮巻き
       水前寺海苔 軸野菜 金魚草

焜 炉  雲丹風味「海鮮フォンデュ」
     鯛 海老 小槍烏賊
     芽キャベツ ペコロス

替り鉢  鱸セモリナ揚げ
     叩き海老の変わり揚げ
       焼き野菜 針牛蒡

洋 皿  ローストビーフのサラダ仕立て
       ピクルスと粒マスタードのオリジナルソース

御食事  麦入り御飯に瀬戸内鱧のとろろ
     赤出汁 香の物

水菓子  チョコレートシフォンケーキにフルーツを添えて


とりあえず宿泊部屋に用意してくれた赤いちゃんちゃんこを父に気づかれないように食事会場に持っていき、大してサプライズ感もなく着せて写真を撮りました。父親は気恥ずかしかったのかすぐ脱いで、それから食事しました。まあ汚れると大変ですから(笑)。うれしかったようでだいぶお酒を飲んでました。まあ喜んでくれてよかった。


食事後は部屋に帰って、これまた還暦記念のムービーを作成したので、持ち込んだノートPCで鑑賞。…と思ったら父親はいびきをかいて寝はじめ、甥っ子はぐずり始めたので、父親は起こして甥っ子は寝かしつけて…と思ったら甥っ子は起きたまま鑑賞開始。ムービーといっても、最近の父親のデジカメ写真を厳選してそれに曲をつけてあげた程度のものでしたが、30分を超える大作となり、それなりに楽しんで観てくれたようでした。ポータブルHDDごとプレゼントしました。


翌朝は食事処の個室で朝食。朝風呂にも思い思いに入ったようです。チェックアウト時間も通常より長めの11時でゆっくりできました。
今回は妹の旦那さん+甥っ子というゲストを含めて、父親の祝いをするというまた新しいパターンの家族旅行でした。小さい子連れで泊まりに行くということの大変さ、難しさを勉強させてもらったように思います。
家族旅行に必要なのは「余裕」だと思ってます。幅広い宿泊客を受け入れられるような宿を選ぶというのも大事なことですが、どんな状況になってもなるべく前向きに楽しむ努力ができるだけの心の余裕。これが泊まる側にも必要だし、家族旅行を成功させる秘訣の一つじゃないかと。そういう意味で、家族旅行の舞台として鷗風亭を選んだのは正解だったなあと思いました。すでに日本の宿100選とかに入ってるので、有名宿といっていいと思いますけど、思った以上の名宿であるとの思いを新たにしたのでした。



【次回宿泊に向けて】

・やっぱり平日泊まりがお得。今度は特別フロア狙いで。

・小さい子連れだったら早めに予約してなるべく角から2部屋取るとかしたほうがドキドキしなくていいかも。

・そのうちやっぱり姉妹館の上級ブランド「汀邸 遠音近音」にも行ってみたいなー。

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