【データ】
訪問年月日 2020年9月忘日から1泊
宿泊プラン ホテル自社サイトプラン
<Go To トラベルキャンペーン割引対象>【中国・四国地方在住者限定特別プラン】瀬戸内の自然と直島のアートを体感する 1泊2食付プラン
(夕食フレンチ)(チェックイン15時 チェックアウト11時)
部屋タイプ パーク ツイン
料 金 大人2名で52,000 円 (サービス料込・消費税込)
宿 H P【宿泊記録】
妻と結婚前に初めて来てからちょうど10年。ささやかな結婚式をさせてもらってから9年。累計の宿泊数も10泊は超えたような気がします。こんなに続けて泊まりに行っているホテルは他にありません。そんな我々には思い出深いベネッセハウスの最新宿泊体験記です。
前回訪問からはだいたい2年ぶり。
初めての試みとして、今回は車で直島に上陸してみよう、という趣向です。船に乗るのは岡山県の宇野港から。旅客船に車は乗せられないので、フェリーの時間を確認します。運航会社は
四国汽船です。
乗り場とかがよく分からなかったので、グーグルマップの航空写真でよくよく確認。宇野港に入ったら、フェリー乗り場の看板表示に沿って進みます。行き先ごとにフェリー乗船待機レーンがあるので、「直島行き」のレーンに海に向かって左の列から並んでいきます。大型車の後ろについたので、乗る前に見つけてもらえるのかなと不安でしたが、ちゃんと見つけてくれます。
とりあえず乗船レーンに並んだらひと安心。車検証を携えてきっぷを買いに行きます(僕は車で待っていて、妻が買ってきてくれました)。
運賃は、少々ややこしいのですが、旅客運賃と車両航送運賃がありまして、島に渡るのがドライバーだけなら車両航送運賃の中に旅客運賃が含まれています。今回のように同乗者がいる場合なら、その人分の旅客運賃が別途必要になります。うちの車は軽自動車なので、3m〜4m未満で片道 1,960円。それに妻の旅客運賃が300円。合計2,260円で片道の旅行ができます。
ちなみに、ベネッセハウスに泊まるなら片道だけ買うこと。ホテルで帰りのきっぷ(割引適用)を用意してくれます。
フェリーが港に着いて、車でないお客さんが乗り始めたら、おもむろに車も誘導され始めます。事前に係員の人がきっぷの確認に来て、乗り方を案内してくれます。最初に書いたように、僕らは大型車の後ろにいたのですが、先に小さい車をある程度いれるみたいで、「あの後ろについて乗ってください」と身振りで指示されました。おそるおそる乗船し、これまた船の中の係員さんが呼ぶ方に進んで、言われるように車を停めます。エンジンは切っても切らなくてもいいのかな?大型車はエンジンかけたままでした。僕らはよく分からないので、とりあえずエンジンを切り、せっかくなので船内へ。お客さんは思ったよりはいましたが、それでも席を選べばまったく密にならずに行けました。
そもそも20分程度の船旅なので、すぐまた降りて車に乗り込み、下船に備えます。
直島の宮浦港に着くと、また歩きのお客さんを先に降ろして、車も順番に下船します。海の駅の屋根の下のルートという意外な道を通って、道路へ。ルートのすぐ進行方向左側に宮浦港の乗船レーンがあります。帰りはここに順番に並びます。さあ、いよいよ直島に着きました。
ベネッセハウスエリアへのルートは港から大きく2ルートあります。道路に右折しながら出てすぐ左折するルートと、そのまま直進していくルートです。
すぐ左折するルートは、ベネッセハウス宿泊者専用バスも通るコースで、そのまま役場とか家プロジェクトのエリアに向かい、つつじ荘・海水浴場を通ってパーク棟のほうからベネッセハウスエリアに入るルート、そのまま直進していくと住宅地を抜けて地中美術館の方からベネッセハウスエリアに入るルートです。
今回は悩んだ結果、通り慣れているすぐ左折するルートを選びました。事前にグーグルマップで見比べてみて、直進ルートでも行けなくはなさそうだったんですが、知らない道だし、なるべく両側1車線ずつ確保されているところが多い方が無難だろうと判断しました。
すぐ左折するルートで行くと、途中何回か分岐がありますが、直島小学校を過ぎて次の信号を右、役場の手前を右、海に突き当たるT字路を右、とだいたい右周りに行けばベネッセハウスエリアに到着します。
ベネッセハウスエリアには、宿泊者以外の車は入れないようになっていて、いずれも入口に係員がいます。そこで宿泊者である旨を告げると、確認の上でカードを渡され、これを車のルームミラーのところに吊り下げておくように案内されます。言われた通りにしておけばスムーズです(笑)。
地中美術館の予約時間まで少し間があったので、先に荷物を預けにパーク棟へ。ベネッセハウスの宿泊棟の中で一番お手頃というのも大きな理由ですが、お気に入りのパークラウンジやテラスレストランにも近いので、だいたいここに泊まっています(一応、全宿泊棟に宿泊済み!)。
さて、駐車場に車をとめると、外国人スタッフさんが出迎えてくれました。流暢な日本語で…スゴイ。なんだか、ベネッセハウスは行くたびに国際的に洗練されていっている気がします。「ご存知かもしれませんが…」なんて言われると、日本人としては立場がないような気がします(笑)。
フェリーのきっぷの説明もあり、この時に車検証をお見せしました。
新型コロナの関係もあり、フロントには仕切り板設置。検温を額でというシステムではなく、たぶんモニター管理でしょう。知らないうちに測られているようです。体調の確認書などもあってまあまあ厳重です。
荷物を預けられればと思っていたのですが、部屋の準備もできているとのことで、案内してもらいました。ラッキー。
実は、結婚式のときにお世話になったスタッフさんはお二人とも退社されたということだったのですが(前回知った)、情報自体は引き継がれているようで、今回も温かいおもてなしを部屋に用意してくださってました。僕らは結婚式を家族だけでしたので、すごい金額の結婚式だったわけではありませんでしたが、こうしていつまでも温かく迎えてくださるとほんとにうれしく思います。ありがたいことであります。
地中美術館の鑑賞を終えて、またホテルに帰還。ミュージアム棟のカフェで16時半からウェルカムドリンクをくださるというので、ミュージアムの鑑賞がてら歩いて出かけました。さて、夕食はテラスレストランにてフレンチです。おしながきは次のとおり。
~テロワール おしながき~
食前酒のお供
(
三良坂フロマージュとチーズをシュー生地状に焼いたやつ?)
食前のお楽しみ
(ボルシチをエスプーマ状に仕上げた?)
近郊で採れた鮮魚のマリネ
広島県梶谷農園のサラダを添えて
本日のスープ
(岡山県産マッシュルームのスープ)
本日の魚料理
(甘鯛のポワレ)
牛ほほ肉の煮込み
時季の野菜を添えて
デザート
(ヌガー)
コーヒー または 紅茶
この他にパン(ハード系とフォカッチャ)がいただけます。
たぶん最初にくださったシャンパンは結婚記念のサービスだったんでしょう。ウェルカムドリンクでも調子に乗ってシャンパンを飲んでしまい、あまりアルコールも強くないのでわりといい気もちになってしまいました(おなかもふくれてしまって…)。
スープに添えてあったジャンボマッシュルームのスライスが、想像以上にみずみずしく、香りもすごく鮮烈でおいしかったです。ジャンボってもっと大味なものだと思ってましたが、全然違うんですね。
サーブしてくださるスタッフさんが落ち着きがありながらも気さくな方で、いろいろお話できてよかったなあ、と思ったりするのも、内気な(?)我々には珍しいことです(笑)。
この日は少々飲み過ぎたというのもあって、ラウンジには行けずじまい。
翌朝もテラスレストランにて朝食。
以下、おしながきです。
~アメリカンブレックファースト おしながき~
ジュース
(オレンジジュース/アップルジュース/野菜ジュース/牛乳)
冷菜プレート
(ツナとアボカドのサラダ/スモークサーモン/茄子とズッキーニのマリネ
ロースハム/キャロットラペ/シェルマカロニ バジルソース/トマト/ブロッコリー)
卵料理
(オムレツ/スクランブルエッグ/目玉焼き)
サラダ
フルーツ
ヨーグルト
(蒜山ジャージーヨーグルト)
コーヒー または 紅茶
朝食は、最近はビュッフェの品数を競う傾向がありますが、充実してれば別にビュッフェじゃなくてもいいんだよなあ、というのが本音。新型コロナ対策で、元々ビュッフェだったのがアメリカンブレックファーストになってますが、ボリュームも十分あって、この他にクロワッサンとフレンチトーストが付いてます(それ以外のパンはいかがですか?と持ってきてくださるのでさらに追加も可。僕はチョコクロを追加)。久しぶりにめちゃめちゃ充実した朝ごはんを食べたなあ、という気になりました。
帰りのふねのきっぷはチェックアウトの時にフロントで受け取る仕組み。一見きっぷというより、きっぷの注文票というか引換券みたいなビジュアルなんですが、確認するとこのまま使えますとのこと(実際使えました)。たしか、車両航送運賃が15%OFFということで、行きより300円ほど安くなりました。
チェックアウト時には、婚礼部門のスタッフの方がわざわざお声かけくださいました。個人的に、顔なじみになってからサービスレベルが落ちていかないサービス業ってほとんど今まで会ったことがなくて、ベネッセハウスはほんとにすごいと思います。
チェックアウト後もフェリーの時間までパークラウンジで待たせていただきました。車で行くと、荷物の心配がないので、ショップとかでやけに散財をしてしまいましたが、今回もよくリフレッシュしたのでした。
さて、総括。
結婚式など思い出も込みなので、あまりフェアな見方ではないかもしれませんが、それでも地方、それも離島でこのサービスレベルはもう群を抜いているといってもいいと思います。正直、スタッフさんのコミュニケーション能力の高さなどは大都市のラグジュアリーホテルと比べても遜色ないと、いつ行っても感じます。たぶんそれは、客層、特に欧米系の旅行者の評価に多くさらされているからじゃないかと想像します。今回逆に日本人客ばかりのベネッセハウスというのが一種異様な光景で、そんなホテルも国内としては珍しいんじゃないかなと思います。
今後もいつまでもよりよく存在し続けてほしいです。
【次回宿泊に向けて】
・直島以外の島にも行ってみたい。
・車で行くのもよかったなあ。
[1回]
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