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いい宿求めてウロウロします。してます。

富山県赤坂会館

【データ】
訪問年月日 2019年10月忘日から2泊
宿泊プラン 宿の自社HPから予約 【禁煙】素泊まりプラン≪門限24時≫
      (チェックイン15:00、チェックアウト10:00)
部屋タイプ 【禁煙】ツイン(バスなし・トイレなし)
料   金 13,200 円 (サービス料込・消費税込)+延長料3,600円(6H)
宿 H P 


【宿泊記録】
台風直撃で東京が空前の計画運休に入る朝。僕はなんと宿を移動しておりました(1泊目が全国町村会館だった)。そう、前の宿を早朝にチェックアウトしたのは電車が動かなくなることを見越して、ということと、暴風が吹き始める前に移動しようと思ったからというのが理由だったのです。

ちなみに、台風への備えという点では少々反省点があります。
それは、この前日、1泊目の夜の時点で最低限の食料は確保しておくべきだったということ。夜のニュースで「翌日は店がそもそもやっていない可能性がある」という趣旨の内容が流れていたにもかかわらず、夜食しか買わずにいたのであります。実際、朝慌ててコンビニの様子を見に行ったとき、夜食を買った最寄りのローソンは臨時休業になっていました。ほんと、結果オーライでその向かいのセブンイレブンが営業していたので助かりました。
これも試行錯誤だと思うんですが、お湯が使えれば温かいものが食べたいのでカップ麺系をいくつか(なるべくかさばらないカップヌードル系)と、停電とかでお湯が使えなくても最悪そのままで食べられるおにぎり系を調達。最低限その日の昼・夜と次の日の朝までの分を買って、いったん宿に戻って荷造りして、朝食食べてチェックアウト、という流れでした。

全国町村会館から2泊目・3泊目の宿である富山県赤坂会館は、半蔵門線で1駅とすごく近くてこれはとてもよかったです。まあ、ほんとはそのまま全国町村会館に泊まっているのが一番楽だったでしょうけど、やっぱり土日はまあまあするんですよね。1人で泊まって1万2000円とかになるとちょっと「高いなー」と思っちゃう(そのくらいするレベルの宿であることは前に書いたとおりなのですが)。そんな中、土曜泊まりでも1泊6000円台という破格の価格設定だったのが富山県赤坂会館だったのです。実はここも今回が2回目。東京ひとり旅のときには定宿になりそうな予感すらあります。

話が行ったり来たりしますが、富山県赤坂会館の最寄り駅、青山一丁目にはその日の8時すぎごろに着きました。
青山一丁目駅は意外に駅ビル、というか、改札から出た地下スペースが充実している駅で、困ったらだいたいここでなんでも済むという利便性があります。が、この日に限っては全館臨時休業。まあ案の定という感じではありますが、もうこうなってしまっては東京にいようが、店のない地方にいようが変わりないんだなとあらためて痛感する思いでした。
赤坂会館に行くまでにセブンイレブンがあるのは分かっていたので、そこが運よく開いていればプラスアルファの買い物をしようと思っていました。プラスアルファっていうのは、その前に買った最低限の食料ではなくて、おやつとかつまみとかアルコールとかあればおこもりがちょっと楽しくなるようなもの、という意味です(笑)。結果、運よく開いており、最近ビールより好きになったオールフリーやおやつを仕入れて、もう既にかなり降っている雨の中なんとか宿までたどり着いたのでありました。


宿にたどり着くと、親切な宿の方(前回泊まった時に不要なカサをくれた方だと思う)が見かねてこれまたタオルをくださり、今回も大変あたたかいおもてなしから滞在がスタート。
チェックインが15時なのでロビーで待たせてもらおうかと思ったのですが、部屋は前の日から準備できてるということで、1時間当たり600円の延長料を払えばもう入れてくれるとのこと。延長料としても破格だし、もう早く楽になりたいということですぐさまお願いしました。こうして台風をやりすごす拠点の確保にとりあえず成功したことになりました。ありがたや~。

さて、落ち着いたところで富山県赤坂会館のご紹介。
HPによれば、昭和48年に開館ということで築46年ということになります(H8にリニューアル済み)。「当会館は、首都圏における富山県民や富山県出身の方々の活動拠点として、ご利用のお客様に安らぎとくつろぎを提供する場として、宿泊をはじめ、旬の富山料理の提供、会議、さまざまな集いなどを目的に設置されました。」ということですので、いわゆる富山県の公共の宿ということになります。前回はよく見なかったんですが、ロビーには富山県の情報が実は満載。腰を据えて読み込めばかなりお勉強できそうです。
立地も思いがけないところにありまして、隣りはカナダ大使館、赤坂御所のすぐ南というものすごく閑静な環境にあります。雨とか大丈夫かなーと思ったのですが、坂の降り始めあたりにあるので、ここが浸かるということはなかなかなさそうでした。ここよりまだ下にどんどん建物があるし。そして、だからというべきでしょうが、7階建てにもかかわらず眺めがすごくいい。窓も大きいので台風でなければもっともっと先まで見られたのではないでしょうか。

前回は和室に泊まったんですが、今回はツイン。ベッドは2つありますが、ベッドメイクしてあるのは1つのみ。全然十分です。一方、トイレ・バスは部屋にないので共同のところを使う必要があります。まあこれが不便といえば不便ですが、それが嫌な人はそもそも予約しないでしょうし、安さの源といえましょう。研修所だと思えば特に違和感はないです。伊勢神宮参拝で人気の神宮会館だって西館はこんな感じだし。

そうそう、お風呂ですが、これは毎日夕方からフロント前にどこの階が男性用か女性用か掲示されます。それを見てから入りに行く感じです。
正直、風呂は大浴場というにはほど遠く、3人並んで入ればもうあとは入れません、というサイズの湯船です。洗い場はもう少し収容できそうですが、片側に3つずつシャワーが付いているイメージ。朝はシャワーのみという説明がありましたが、湯船の湯が抜いてあるというわけではありません。ただ、温度が下がっていて入れるレベルにないということだと思います。あれでよければまあ浸かっちゃう人もいるんじゃないのかな?
お風呂はタイミングが良かったのか、行ったときにはいつもだれもいなくて、あとから人が入ってきてそれと入れ違いに出るという感じでした。先に誰もいなければ先に体流してから湯船に浸かって、誰か入ってきたらシャワーに移動してそのまま流して出るというのがお互いにスムーズなんではないでしょうかね。

前回も今回の1泊目も、暑くなかったんでなんとも思わなかったんですが、2泊目の日は天気が良くて結構暑くなったんですね。そのとき初めてこの施設の冷房設備を気にしたんですけど、部屋の端、ベッドの脇にあるまさに昔ながらの機械から風が吹き出すというなかなかのレトロさ。これだと真夏とか真冬はきびしいかもしれません。春・秋なら冷暖房いらないかなと思うので、やっぱここは少々季節を選ぶ宿かな、と今回感じました。


さて、総括。
いまだにこの宿でごはんを食べたことがないので、食事に関しては評価ができません。ただ、朝食付きのプランはあるようだし、実際朝チェックインしたときには食堂が営業中の時間だったので、いつか体験してみたいなと思います。一方で、周辺には意外に店があるのも事実。なんでもよければ駅にだいたい揃ってますし、赤坂方面に歩いて行けばそれこそなんでもあります。台風とかでなければ基本飲食店に困ることはないところです。
環境としても閑静なとてもいいところ。乗換えが豊富な駅を多く擁する半蔵門線青山一丁目駅の利便性は申し分ありません(大江戸線もあるし)。駅からは10分と、駅直結のホテルも多い中少々遠めに感じるかもしれません。が、まあそれも値段の理由ということで納得感のあるものです。夜遅くなるとちょっと道が暗いかなと思いますが、最後の脇道にも街灯があるので、真っ暗ということはありません。最悪、赤坂御所の警備で警察官が一定間隔で立っていることを考えれば、ある意味万全のセキュリティ体制といってもいいのかも(笑)。
ホテル自体は相当古いし、世の流れからいって建替えなんかはたぶんないんだろうなーと思いますけれど、メンテはしっかりされてるし(風呂場もいつも桶が揃えてある)、宿の人は普通の対応で悪い印象はない。これで土曜泊まりで6000円台ならなにか文句ありますか?という内容です。
ホテル業界は外資系から巨大グループから新コンセプトやらでいろいろ入り乱れてますが、公共の宿はそれはそれでまた違った魅力を放っているんだよなあ。何に良さを感じるかは人それぞれ。また別の公共の宿も開拓したいなと思いつつ、なかなか離れがたい魅力が富山県赤坂会館にはあるのでした。



【次回宿泊に向けて】
・冷暖房設備は少々古くて貧弱なのでこの宿に泊まるなら春・秋シーズンがいいと思う。
・電子レンジは使い方がよく分からなかった。

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