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休暇村奥大山

【データ】
訪問年月日 2022年3月忘日から2泊
宿泊プラン ホテル自社サイトプラン
      【連泊がおトク♪】のんびり湯ったり☆奥大山滞在型「湯楽」宿泊プラン[2泊3日プラン]
      (チェックイン15時 チェックアウト10時)
部屋タイプ 和室10畳禁煙
料   金 大人2名で44,000円 (サービス料込・消費税込)     
宿 H P


【宿泊記録】
コロナ禍の旅行というのは本当に難しいもので、どこにどう行ったらいいのかまったく分かりません。まあ、行くなというのが一番正しいのかもしれませんが、たまにはどこかに行きたい。
そうしたときに、なるべく人がいなそうな日程で、なるべく人がいなそうな方面へ行くという方向に思考は向かいます。今回もそんな旅を志向しました。

では、日程は平日泊まりとして、人がいなさそうな方面をどうやって検討するか。そんな時、有力な選択肢として我々の手持ち(?)のカードにあるのが、休暇村です。あんまり若い人いないし(笑)、あまり派手でない施設を選べば一応リスクの低い旅になるのではないか?
では、あまり派手でない施設とは?それはバイキングがちょっと地味で、風呂も温泉じゃないところ…そして、今がシーズンでないところ…。
そうして浮上したのが、休暇村奥大山、でした。いや、かなり失礼なことを申し上げましたが(笑)。

でも、実は僕、こういうスペックの休暇村好きなんですね。
それこそ我々が「休暇村いいかも!」となったきっかけが、今はなき休暇村吾妻山ロッジ。ここも、温泉なくて、夕食も基本料理+ハーフビュッフェ。でも、これが地味によかったんですよねー。調べてみれば、まさに奥大山はそんなスペック。まあ、スキーはまだやってるでしょうけど、空室カレンダーもずっと空きだし、埋まってる洋室と和洋室は併せても数室しかない部屋。全客室数も50室を切ってて、よくお邪魔する蒜山高原の半分をはるかに下回ります。ちょっとアクセスに難はあり、車で行くことはできませんが、とりあえず目的地はここ!と決めたのでありました。


えー、それで、アクセスの話が出ましたが、意外に難儀だったのがやはりコレ。行きの電車はあっさり取れたのですが、帰りの時刻表を見てみると…ん?根雨駅で乗れるやくもって1本もない!?そんなバカな!という状況。
結局、ホテルに電話して帰りの送りのことを聞いてみることに。すると、どうやら、乗り換え案内には出てこないけど、時刻表上通過となっている駅でも、実際には臨時停車して乗れるらしいということが判明。帰りのきっぷはネットでは買えなさそうなので、当日駅の窓口で買うことにしました。休暇村はさすが、きちんと情報をチェックされていて、これに合わせて送迎バスを運行しているとのことでした。

結果、駅の窓口のシステム(有名な「マルス」というやつですね)でも事前には買えず、システム上買える駅から指定席を確保してもらって、あとは乗車当日の車掌対応となるそう。大変なことですね。おのれ、コロナめ…。


まあそんなこんなで、出発前からいろいろ考えることは多かったのですが、いざ出発してみると、あれ、あんまり雪ないな…、根雨駅で降りて、送迎バスに乗っても雪あんまりないな…と思っておりました。しかし…


さすが、奥大山。ちょっとレベル違いました。


道を折れて、坂を上りはじめてしばらくしたあたりから景色が一変。最終的に到着した休暇村の前には、背丈をはるかに超える雪の壁が。おお、こんな豪雪地帯に冬来たことは今までないぞ、とテンション爆上がりかつ絶対外に出ないぞと心を決めたのでした。

さて、休暇村奥大山。
ここは、一般財団法人休暇村協会が運営する2ヶ所目の休暇村として1962(昭和37)年12月15日に開業したそう(1番目は近江八幡らしい)。休暇村の中でも歴史の古いところです。たしかに建物は古そう。客室の洗面所もレバーを下げて水が出るタイプの水道でした。少なくとも、阪神大震災以前からの建物ということですね。入口近くで礎石みたいなものをちらっと探してみたのですが、なかったので今の建物が築何年かは分かりませんでした。

ここの休暇村で気をつけないといけないのは、廊下が寒いこと。まあ、1階ロビーとかもまあまあ寒いですが、廊下はほんとに寒いです。風呂に入ったら、廊下は速やかに通り抜けて帰ってこないと湯冷めすると思います。これは注意。でも、逆に設備は古いと言いながら、客室の暖房は優秀です。ちゃんとあったまるし、ちゃんとあったかい。まあ、当然といえば当然ですが、反面、ビジネスホテルとかでも冬とか夏に行ったら難儀するところも多いですし、休暇村は古くても施設がきちんとしてるイメージなので、真冬でも安心です。

お風呂は先ほど申し上げたように、温泉ではないですが、天然水で有名な奥大山のいいお水を沸かしたお風呂です。土日なんかは大浴場の人数制限をしているそうですが、チェックインの時に「ご滞在の間はこれはありません」と言われて、特に制限はありませんでした。たぶん、2泊のうち全部で宿泊客20人もいなかったと思います。実際、僕が風呂に行ったとき、少なくとも湯船につかっている間は独占状態でした。なんなら、浴場に入っていた時間で人とかぶったのは一度だけ。しかも、しばらく浸かっていた僕が、ちょうど出るタイミングだったので一緒に浸かってもいないという。これはラッキーでしたね。
でも、風呂場の注意書きを見ると、「黙浴」と書いてあったりして、コロナ禍でいろんなトラブルが日々起きたんだろうなと、大変さがうかがえる瞬間が随所にありました。


食事は夕食が小鍋をメインにした料理+オーダービュッフェ、朝食は干物の炙り焼きをメインにした料理+ハーフビュッフェといった趣き。
通常なら、夕食はハーフビュッフェ、朝食は基本ビュッフェらしいですが、お客さんが少ないので、こういう形になってるそうです。土日は違うのかもしれません。
夕食は、前菜、おつくりが結構しっかり、小鍋、ごはん+味噌汁といったセットに、何回おかわりしてもOKのオーダービュッフェがついてます。オーダービュッフェの中には、ブリの照り焼きや大山鶏のチーズ焼きなどの温かい一品料理や、天ぷらざるそばなどの意外な主食メニュー、デザート3種が用意されていて結構よいです。ちなみに、小鍋は、1日目が「大山豚・大山どりを楽しむ山海鍋」という肉も魚も貝も一緒になった不思議な名物鍋、2日目が鳥取和牛のすきやきというなかなかパンチのあるメインでした。調子に乗って、早い段階で天ぷらざるそばを一人前食べてしまったので、1日目は戦略失敗、どれも中途半端になってしまいました。2日目は戦略を練り直し、成功(笑)。バイキングは食べる量が調整できるので、やっぱりいい方法なんだね、と夫婦間で話題になりました。そうそう、刺身は結構たくさんあって食べ応えありましたね。

一転、朝食はビュッフェじゃないとちょっと弱いかもしれません。まあ、これは閑散期にあえて来てる我々が悪いので、致し方ないところではありますが、もうちょっとおかずか、玉子かけごはんだけでも常時できるようにしてもらえるとありがたいです。ま、これも魚がうまく食べられればなんの問題もないはずなので、僕の技術的な問題なのですが…。


さて、総括。
今回はほんとに何もしませんでした。外にも一歩も出ず、部屋で読書してただけ。たまに風呂入って、食べて、寝て…こういうのを最高、というのではないでしょうか?(笑)。
滞在中に一度昼食をとる機会がありました。レストランも平日はやってないし、スキー場のレストハウスも去年閉まっちゃったらしいし、どうするんだろう?と思っていましたが、ふたを開けると、お弁当をやっているんですね。しかも、毎日1種類じゃなくて、7種類も!(ハンバーグ弁当、とんかつ弁当、唐揚げ弁当、幕の内弁当、のり弁当、特製カレーライス、特製カツカレー)。これを事前に予約でき、しかも部屋まで持ってきてくれるという…これはつまり…ルームサービスではないですか!すごい!値段も540円~650円ですからね。いいことしてもらってますね。
木・金泊まりだったんですが、さすがに金曜は少し家族連れもいました。それでも全部で20人はいってない。ここはまあスキーがあるので、冬期閉鎖するような施設ではありません。大山は天然雪で中国一らしいのでそれは大きな魅力です。でも、やっぱり蒜山と比べるとちょっとこぢんまりしてるし、経営的には少し厳しそう。静かなところで我々的には申し分ないし、満足した滞在だったんですが、一方で、なくならないでほしいという根源的な願いがひとつ。ぜひまた行きたいと思いつつ、存続を強く願いながら宿を後にしたのでした。



【次回宿泊に向けて】
・2月はほんとに寒いから来ちゃダメですと送迎バスの方がおっしゃってました。そう言われると行ってみたくなる。
・冬、慣れてる人以外は、自家用車はやめたほうがいいみたい。

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