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ホテル椿山荘東京

【データ】
訪問年月日 2014年8月忘日から1泊
宿泊プラン 一休のプラン(【ラッキーデイズ】広々45平米 夏のお日にち限定スペシャルプライス 2名で29,100円~(朝食付))
      (15時チェックイン、12時チェックアウト)
部屋タイプ スーペリアキング シティビュー(ダブル)
料   金 大人2名で39,427(1泊朝食付き+夕食)
宿 H P 


【宿泊記録】

鐘山苑に泊まった翌日。せっかく月曜日も休みにしたから、日曜日もどっか泊まろうか、ということで探してきたのが椿山荘。山梨でもう1泊するよりは、とりあえず都内に帰ってきておけば休み明けすぐ仕事でもあんまりツラくないかも?という判断です。椿山荘の正式名称は「ホテル椿山荘東京」。長年提携してきたカナダの世界的ホテルチェーン、フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツとの提携を2012年末で解消し、元々の藤田観光が単独で運営開始。友人の結婚式の二次会で来たことはあったのですが、いわゆる宿泊棟にどっぷりと入るのは初。文京区の関口あたりは、以前仕事でも結構行くことが多かったあたりでそういう思い出起こしなんかも兼ねて泊まってみることにしたのでした。

鐘山苑の最寄り、富士急富士山駅からはるばる。いくつかの特急を乗り継ぎ、最後は山手線で目白まで。少し早く着きすぎたのもあって、目白駅構内のカフェデンマルクで休憩。この日もものすごい暑さ。歩いていくなんて論外です。

もうめんどくさいからタクシーで行こうかー、と、いざ椿山荘に向かいます。すると、目白駅前でいきなり立ち往生。タクシー乗り場がない!のです。いや、たぶんよく見ればあったと思うのです。しかし、なんか思い描いていたロータリー的な感じではなかったのが自分的にはちょっと衝撃だったのか、その時には見つけられず。結局、駅の中からも案内のあった「椿山荘行きのバス」で行きました。バス乗り場はこれまた知らなきゃたどり着けなさそうなところにあって、まずは駅の中にある表示を見落とさないようにということなのですが、方向としては、改札を出て向かって右方面にある横断歩道を渡り、そのまま右方面に引き続き歩いていくとあります。道を挟んで川村学園と学習院があるのですが、川村学園側のバス停です。まあそのあたりはホテルHPに詳しく書いてありますので、そちらをご参照ください。


さて、椿山荘前でバスを降り、横断歩道を渡ればそこが椿山荘のエントランス。おおー。大きい。そして奥が茂ってます。そこに有名な三重塔があるのですね。なんとなく、ホテルマンの方に声をかけられないようにそっと近づきそっと入館。フロントはどこにあるのかな、と思ったら、いろいろ抜けていかないと着かない様子。「フロント」の案内のままに奥へ奥へと進んでいきます。

同僚に「椿山荘に泊まる」と言ったら、えっ、あそこ、泊まれるの?結婚式場じゃないの?と言われたくらい結婚式場のイメージが強い椿山荘。中に入ってそれも納得。ウエディング棟とも言うべきがっちりとした施設があるのですね。椿山荘の中はざっくりいうと、3つの施設に分かれているようで、それぞれ「プラザ」、「タワー」、「ホテル」という名称になってます。バスで着いて小細工かまさずにそのままスッと椿山荘に入ると、そこは「プラザ」。3階のプラザロビーということになります。そこから連絡通路を通って「タワー」。僕らが見かけたウエディング関連の充実した施設というのは、タワーのフォーウエディングラウンジとかブライダルサロンのことでした。なんかね、すごいんですよ。ウエディング関連の話をするためだけのラウンジであんなに広くて立派な施設があるとは。僕らの結婚式はちょっと考えていたコンセプト(えらそう)が違ったので、こんな立派なところで大規模な結婚式というのじゃなかったんですが、こういう形式もやっぱりアリだなあと思ったりしたのでした。

何がいいって、結婚式の準備は楽しいものですけど、さらに楽しくなるだろうなあと思わせる環境なんですね。新郎はとかくめんどくさがったりするものですけど、ここでやればそんな人でも気分が違ってくるんじゃないかなあと思いました。


そうして長い連絡通路を抜けて、さあフロントだと思ってカウンターに声をかけると「あちらです」とのこと。おお、ほんとだ。ようやくホテルのフロントです。夏だからか、最近流行ってる風なフレーバーウォーターが設置されていたりして涼しげ。チェックインの手続きもささっと手早くしてくださり、すぐに客室にご案内。これまた長い長い客室廊下を歩いて行った先、お部屋に到着したのでありました。

客室はシティビューということで、街側です。椿山荘の名物庭園を見下ろすガーデンビューもあるのですが、お値段はプラスなんですね。どうせ庭園は見に行くし…ということでややリーズナブルなシティビューの部屋にしました。眼下に見えるのは…住所だと目白台かな?関口かな?ホテルは最高層でも14階なのでそんなに高いところというわけでもないのですが、そもそも高台にあるので遠くまでよく見えます。田舎っぽい眺めは山梨の鐘山苑で堪能してきたので、本日は都心のホテルで都心っぽい眺め。田舎者にはどちらかというとこちらのほうが非日常です。

チェックインしたのは15時すぎとチェックイン開始間もなくだったのですが、気になるのは夕食。どうしようか、と妻と事前にも話していたのですが、その時はルームサービスが気楽でいいかもね、と言っておりました。なので、まずはルームサービスメニューをご開帳。


…閉じました。


うーん、やっぱり結構しますね(笑)。やっぱり都心は高くて手が出せないという。ホテルって元々基本の宿泊料金がありますが、今はほとんど定価で売ってるとこなんかないし、いろいろ名前とか特典が付いた割引プランが適用されまくってるので普段は気にしないですけど、やっぱり「ホテル価格」なんですよね。ルームサービスの値段とかホテル内のレストランの値段を見ると一気に現実に引き戻されるような思いがします。結局、今のところルームサービスをとってみたのは比較対象のディナーの値段が分かっている箱根のハイアットと何をどう食べても高いという星のや京都の2回。これ以上増えることが果たしてあるのかないのか。まあ、そういうのを全部ひっくるめて「ルームサービス」はやはりあこがれのサービスなのですね。


さあ、どうしよう。
バスもあるし、池袋に出たりするのもいいけどね…とか、江戸川橋に大勝軒あるよ…とか言い始めたのですが、館内案内と併せて客室に置いてあった館内レストランのチラシがハラリ。見ると、なんか結構安くなってるなという内容。

中でも「日本料理 みゆき」の特別ディナーは味覚が未熟な我々夫婦でもいかにも喜びそうななかなかミーハーな献立。そして通常価格の半額以下(このあたりは先にルームサービスの値段を見たことも少なからず影響していると思われる)。「これ、いいんじゃない!」ということですぐさまレストランに電話。いきなり名前を呼ばれて電話を受けられて驚くも、なんとか予約ができました。いつもこういうチラシって一瞥してすぐ却下、というものが多かったのですが、こんな魅力的に映ることもあるんだなあと、チェックイン後も情報収集が大切だと改めて実感したのでありました。


部屋で少しのんびりしてから、来る途中にいくつかあったショップを見たいと妻が言いだし、たしかにそんなショップ(土産じゃなくて専門店)とか持ってるようなホテルなんてなかなかこないなと行ってみることに。それから併せて庭園散策もしてくることに。

まずは、わりと最近できたという空中庭園へ。ホテル5階から行けます。この夏は「シャンパンガーデン」というイベントをやっている様子。第1部は既に始まっている時間なのですが、「フリーフロー」という言葉の意味が分からないため恐る恐る足を踏み入れてみました。すると…


誰も…いない…


何かを売っていそうなプチ屋台っぽいのはあるのですが、シャンパンガーデンに参加している感じの人は誰もいません。ちなみに、「フリーフロー」の意味ですが、帰ってきてからネットで調べてみたところ、「シャンパンなどのスパークリングワイン、赤ワインや白ワインを好きなだけ注いでもらえるドリンクプランの名称としてよく使用される言葉」だそうです(参考URL)。つまり、タダで飲めるわけではありません。料金が書いてあったのでそりゃそうですね。それにしても、空中庭園はこれはこれでいい空間でした。まあ、お金取るイベントのほうがホテル的にはいいでしょうけど、テラスラウンジとしても貴重なのでソフトドリンクのフリードリンクとかで宿泊客に開放してくれてもいいなあと思いました。もちろん、宿泊客相手でもいくらかお金取るのもアリだと。

その後、3階のショップ群を経て庭園へ。まあ、ショップの顔ぶれはこんなところです、ということでリンク先をご覧いただければ。

さて、椿山荘といえば何と言っても庭園でしょう。そもそも、ホテルがこんなに立派な庭園を抱える必要があるのか、というのはさておき、椿山荘が他の都心高級ホテルと比べて明らかにアドバンテージといえるのがこの点かと思われます。さあ、滝の裏側の通路から外に出て、おおー、やっぱり涼し…


…くない。


そりゃそうです。だって、外なんだもの(笑)。それでも、なんとか「涼」を感じさせるその緑の力たるや。特に目玉ともいえる三重塔の周囲はなんとなく雰囲気も凛としていて、森閑という言葉が思い浮かびます。もう少し涼しい季節とか、とってもいいんだろうなあ。暑かったので早めに切り上げてしまいましたが、庭園好きな人なんかは数時間くらい平気でいられるんじゃないでしょうか。ここを冷暖房の効いた室内から眺めるのもよし、いざ森の中に入って楽しむもよし。都心のホテル、都心のリゾートだけにそれぞれの楽しみ方ができる庭園だと思いました。オアシスとの距離感が選べる的な。


さて、館内散策もとりあえず終了し、夕食の時間を待ちます。さすがに特別ディナーだけあって20時から開始と少し遅め。その間、実家から電話がかかってきてホテル滞在を自慢したり、館内無線LANにiPadつなげて遊んでたり、テレビ観たり、謎の打ち上げ花火を鑑賞したりとのんびり。そしてようやく待ちに待った20時。夕食の時間です。レストランは「みゆき」。エレベーターを2階で降りて、長めのエントランスを抜けるとありました。本日のお献立は以下のとおり。

<夕食 お献立>

前菜 三種盛り
吸物 海老真丈 黄身素麺 占地茸 芽葱
造り 鮪 鯛 甘海老 妻いろいろ
焼物 蟹と竹の子の甲羅焼き
強肴 国産牛フィレ肉のステーキ
揚物 蟹と海老の天ぷら 又は 米茄子の鴫炊き 海老を添えて
食事 海の幸のばらちらし 又は 茶そば 又は さぬきうどん
甘味 葛切り

お店はなかなかよい雰囲気。お客さんもまだまだいっぱいいらっしゃいます。明るい時間帯ならばこれでもかと庭園が見渡せた席なのでしょうが、ぼんやりところどころ明るい庭園を見下ろしつついただきます。献立の内容のとおり、どう見ても我々にはごちそう。しかも好きなものばかり出てくるという夢のような内容でとってもおいしくいただきました。少し遅めの時間でしたし、あまり重い量は無理かなと思っていたのですが、量もちょうどよく満足。お世話になりました。おなかもいっぱいになり、少々アルコールも入ったものでそのまま就寝。


翌朝は遅すぎず起きてこれはプランについている朝食。会場は、イル・テアトロというレストランと、昨日夕食をいただいたみゆきのどちらかが選べます。

我々は夕食とは趣向を変えてイル・テアトロのほうへGO。案内をよく読んでおらず、なんとなくバイキングかと思っていたらセットでした。アメリカン・ブレックファーストを注文。内容は、

<フレッシュジュース又は本日のジュース、お好みの卵料理(ベーコン、ハムまたはソーセージ添え)、モーニングベーカリー又はトースト、コーヒー又は紅茶>

とHPにも出てますが、そんな感じです。
ホテルの朝食(洋食)では、僕の方はオムレツが出てきさえすればそれだけで満足なのですが、妻のほうは目玉焼きが好きで、しかも両面焼きでしっかり目に焼いてもらえるとそれがすごくうれしいみたいです。
ただ、今回はそこが注文の時にうまく伝わらなかったみたいで、両面焼きだけど黄身がトロトロのやつが出てきて少し残念そうでした。注文の時に「両面焼きでしっかり焼いてください」と言ったのですが、スタッフの方が何やらカタカナで注文を繰り返されたその意味がこちらでよく分かっていなかったようです。カタカナ弱いんだよな…。。
目玉焼きがフライドエッグ、片面焼きがサニーサイドアップ、両面焼きがターンオーバー、焼き加減は両面でも半熟なオーバーイージーとしっかり焼くオーバーハード、とこんな感じらしいです。繰り返されてよく分からなければ、普通にどういう意味か聞きましょう(笑)。

朝食後はいったん部屋に帰って、どうしても気になるパゴダラウンジへの潜入。いやあ、HPの「ご滞在時のサービス」の中に「宿泊ゲスト専用ライブラリー」ということで「パゴダラウンジ」というのが書いてあるんですね。これが平日のみなんですけど、場所がよく分からないんですよ。「※お日にちにより会場が変更する場合がございます。予めご了承くださいませ。」とか書いてあるし。で、ネット検索とかしてみると、どうも12階にあるんじゃないかと思われるんですね。ちょっと不安なんですが、とりあえず行ってみないことには始まらないということで、突撃。そしたら…


ありました。


エレベーター降りてすぐ、迷う間もなくありました。
こぢんまりした空間で、特にスタッフの方はいらっしゃらず。小さめのライブラリーが手前と奥に分かれて置いてあり、真ん中あたりにネスプレッソが設置されてます。他には紅茶と水、かな。少々放置気味の空間ですが、周囲に騒がしいご一行とかがいなければいい感じです。少し滞在して読書等して帰りました。帰り際、ネスプレッソが不具合を起こしていたようで、そういう時はスタッフの方が来てくれるみたいです。

そうこうしているうちにチェックアウトの12時。お世話になりました。
帰りにホテルの真向かいにある東京カテドラル聖マリア大聖堂を少し見学。お噂はかねがね、という感じの超弩級の建築物です。構内はまったく冷房もなにも効いていなくて暑いだけなのですが、ここも椿山荘の庭園と同じく涼しげな気配に満ちています。都心の「涼」スポットを2つ制覇した気になった夏休みだったのでした。


【次回宿泊に向けて】

・都内だからってホテルまでのアクセスはちゃんと考えておくこと(駅前に分かりやすくタクシー乗り場がある駅ばかりではない)
・宿泊者限定の食事プランは気にしておいて損はない(期待しすぎず、期待しなさすぎず)
・分からない言葉はどういう意味か恥ずかしがらずに確認する!(笑)


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