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休暇村 蒜山高原

【データ】
訪問年月日 2016年12月忘日から1泊
宿泊プラン Q会員【2016】蟹会席      
部屋タイプ (東和禁)蒜山三座を一望できる【東館】和室10畳
料   金 大人2名で\29,040
      (プラン料金32000+入湯税300+夕食時飲み物代740-宿泊補助4000)     
宿 H P

【宿泊記録】

「冬か…、一度でいいから蟹づくしみたいなのを食べてみたいよねえ…」

そんなつぶやきから山陰の宿の蟹プランみたいなのを探してはみたものの、どれも高い!ひとり3万とかを超えてくるではないですか。山陰に電車で行くのも交通費バカにならないしなあ…と途方に暮れていると名案が。


…休暇村になんかないのかな?


前回、吾妻山ロッジに行ってすっかり気に入った休暇村。なんとなく、自然に囲まれた場所でその土地ならではの味覚なんかもなんとか取り込んでくれちゃってるイメージがあります。そんな最近芽生えた信頼をもとに休暇村のホームページを覗くと…あるある!「日本海にカニを食べに行こう!」という特集まであるではないですか。
ほんとに本場に食べに行くようなプランだと、竹野海岸越前三国能登千里浜の各休暇村しか載ってないですが、蟹が食べられるプランはもう少し幅広い休暇村で用意されていました。その中に比較的近隣の休暇村として奥大山と蒜山高原があったのですね~。まあ、冬の時期ですからもちろん電車で。最寄駅からの送迎もあるみたい。大山はこの前行ったから(休暇村じゃないけど)蒜山にしようか、ということで予約してみることにしました。

先日、吾妻山ロッジにお世話になった際には、なんと無料宿泊券が当たったということで電話で予約だけ入れて行ったわけですが、休暇村にはネットからの予約もできます。僕らがよく使う「じゃらん」にも休暇村のプランはありますが、如何せん基本プランみたいなものしかない。そもそも蟹プランは自社ホームページからしか予約できなさそうなので、そうすることにしました。

ちなみに休暇村はホームページからただ予約することもできますが、Q会員という会員になったほうが何かとお得です。会員向けのプランが予約できて、値段が少しだけ安くなってたり、宿泊料金に合わせてポイントが付いたりします。僕もまんまと登録してしまって、会員カードまで発行してもらっちゃいました。
こうして予約したのが、Q会員専用プランの蟹会席プラン。夕食の値段が1万円くらいする計算になりますが、まあ蟹を食べに行くんならこのくらいはするでしょうと思って予約してしまいました。雪が降ってるといいな…と思い描きながら当日を心待ちにしたのでした。


当日は倉敷で特急やくもに乗り込み、送迎に来てくれるというJR根雨駅を目指します。
電車に1時間半も揺られるということで、なるべく車窓の景色がいい席がいいなとあれこれ調べてみた結果、倉敷から北上する電車だと進行方向に向かって左側が一応ずっと川が見えるということが判明。帰りは右側ですね。これを受けてJR西日本のおでかけネットから座席指定で特急券も予約。万全…と思ったのですが…

冬の陽光もなかなかの強さでした(笑)。

要はまぶしかったということですね。もうちょっと午前中とか、日が傾いてからとかだったら違うかもしれませんが、お昼前後に乗る場合はそのあたりをご勘案されるとよろしいかと思います。まあ、カーテン引けばいいんですけどそれじゃあ…ね。
でもさすがに途中ちらほら雪があってテンションも上昇。天気もよく根雨駅に着きました。


根雨駅の駅舎から出るともう休暇村のバスと運転手さんが待ってくれてました。
ちなみにこの送迎、事前予約制ですのでお忘れなきよう。ネット予約では希望を書くようになってます。帰りの便はチェックインの時にフロントで予約しておくといいと思います。
吾妻山の時もそうでしたが、運転手さんは臨時雇用の人みたいでいろいろとお話ししてくださいます。今回はもう一組老夫婦がおられて、僕らよりも前の席に座ってそっちでいろいろ話してくださっていたのでラクでした。行く途中に大山の絶景ポイントを案内してくださったりして親切な運転手さんでした。さあ、そうして着いた蒜山高原は…一面の雪。うおおお、目論見どおりです。これはうれしい。何もしない休暇村滞在の始まりです。


休暇村蒜山高原は結構立派な施設でした。ロビーも広々としていて開放感があります。フロントの対応も別に普通です。部屋は2階の和室。西館のプランもなくはないようですが、東館が埋まらないと西館は開かないと聞いていたのでたぶんこの日は東館だけだったと思います。先日の鳥取地震の影響があるようでまあまあキャンセルが出たということでした。最近は雪が降ったのでこの日もお客さんは少なめ。たぶん全部で10組くらいだったんじゃないでしょうか。どこに行っても混みあうようなことはなくのんびり過ごせました。
部屋からは蒜山三座と呼ばれる山がドドーンと。目の前は牧草地らしいのですが、完全に雪で覆われ白一色です。「ひるぜんスノーキッズパーク」というのがオープンしたばかりらしく、まあまあの数の子供連れが遊んでました。でも部屋に聞こえてくるほどではないので、ガラスがしっかりしてるんだなと思いました。

大浴場は3階。ラドン温泉って今まで入ったことあったかなあ。そんなに熱いお湯でもなかったですが、よくあったまって発汗がすごかったです。あ、そうそう、風呂上がりにジャージー牛乳のビンのやつを買って飲もうとしたのですが、なつかしい紙のフタを取ってビンを傾けてグビグビ…と思ったら牛乳が出てこない。なんと脂肪分が上の方に固まっていてまさにフタと化しているのですね!そっと紙のフタを戻して指で押さえてよく振りながら飲みましたが、みなさまは最初に振ってからフタを開けることをお勧めします。

さて、そんなことをしていると18時。夕食の時間です。夕食時間はチェックインの際にフロントで時間を決めてその時間にレストランに行くだけ。さあ、お楽しみの蟹会席です。まずはお品書きから。


<~冬の味覚~蟹会席>

前 菜    蟹春菊和え

造 り    二種盛

蒸 物    蒸し蟹

焼 物    焼き蟹

鍋 物    蟹鍋

御飯物    蟹雑炊

香 物    お漬物三種

水菓子    大根餅
       雪ぜんざい


ね、わりと蟹づくしでしょう?
結論から申し上げるとですね、我々、この一連の献立を平らげるのに丸2時間以上要しました。なぜそんなに時間がかかったかと言いますと、一言で言えば、蟹を食するに必要な技量が不足していた、ということに尽きます(笑)。蟹づくしは食べる人を選ぶのですね。技量を磨いて出直したいところではありますが、そうそう練習もできないのが悲しいところです。
それにしても量が多かった。もう蟹雑炊なんて全部食べられないですからね。わざわざスタッフの人がやってきて雑炊を作ってくれるのですが、もったいないことでした。
休暇村はそれぞれの客がそれぞれに予約した献立をそれぞれのテーブルで食べるのですが、誰が何を食べているのか一目瞭然です。なので、蟹会席を食べていた人も分かるのですが、みんな量が多くて全部食べられず軒並みデザートを断っていました。僕らは一番最後まで食べていて、デザートも断れなかったのですが、なんだかものすごい量が出てきて、今まで出せなかった分を全部出されたんじゃないかと妻と推理しました。僕は蟹鍋で蟹をさっと鍋にくぐらせてしゃぶしゃぶっぽく食べたのがおいしかったです。

休暇村では毎日ふれあいプログラムというのをやっていると聞いたことがありますが、この日は何をやっていたのか全く分かりませんでした。食べてる間に館内放送があったのかもしれない。まあ、いずれにせよ、食べ過ぎで動けなかったのでどうしようもなかったのですが。


翌朝は早く起きてお風呂へ。日の出を見るまで粘っていたのですが、意外に山から顔を出すのに時間がかかり、ちょうどいい瞬間を見逃してしまいました。装備さえちゃんとしてれば外に出て見るのもいいかもしれません。実際やっておられたご夫婦もいらっしゃいました。
朝食はバイキング形式。何を食べたかあまり覚えてませんが、結構品数があってこれまた良かったです。夕食もですけど、全然バイキングで十分。というか、休暇村のごはん結構いいですよ。


てなわけで、総括。
前も同じ結論に達したような気がしますが、休暇村イイです。2回目ですけど、宿泊施設としてのスペックがとても高いような気がします。たしかに、建物とかアメニティとかスタッフの洗練具合とか、そういうスペックはないと思います。でも、ちゃんとした建物で、大浴場(温泉の場合も多い)もあって、国立公園レベルの自然の中に立地していて、ごはんも案外ちゃんとしてる。これたぶん、相当万人受けするスペックだと思うんですよね。そしてお値段お手頃。
蒜山だったら夏もぜひ来てみたい。今度は奥大山にも行ってみたい。そして全国の他の休暇村も回ってみたい。

ここに休暇村ファンがまた新たに誕生したことを高らかに宣言いたします(笑)。


【次回宿泊に向けて】
・普通のバイキングで十分だと思った。
・特急やくもの席は太陽がまぶしいので川側の席じゃなくていいかも。
・日の出の時刻を調べて行くのもいいかも。外に出て見てる人もいた。
・ジャージー牛乳はビンのものを買う時はよく振ってから開けること。我慢できるなら朝食時まで待つこと。

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