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いい宿求めてウロウロします。してます。

三井ガーデンホテル広島②

【データ】
訪問年月日 2019年1月忘日から1泊
宿泊プラン JTBのプラン【スペシャルプライスプラン】シンプルステイ セミダブル【禁煙】 食事なし
      (チェックイン14:00、チェックアウト11:00)
部屋タイプ シングル 16.00平米
料   金 ¥8,400(大人:¥4,200×2名)
宿 H P 


【宿泊記録】

電力自由化を契機に電力会社でコツコツ貯めていたポイント。なにぶんコツコツ過ぎて使いどころがないため、抽選参加で使ってやれ!と申し込んでみたら、なんと広島交響楽団の定期演奏会チケットS席2枚が当たってしまったのでした。
なんと!⇒広島に行ける!⇒これは泊まるしかない!と超短絡的思考により広島泊の予定が決定。演奏会は土曜の昼間なので土曜泊まりも考えましたが、やっぱり高いよねというのと、後々考えたら日曜に大きなイベントが予定されていたので前日の金曜泊にしたのでした。

広島で意外と悩ましいのは宿選び。
広島で何をするかによっても戦略はかなり変わってきます。しかも、新しいホテルもポコポコできてるし、泊まったことのないホテルもまだまだたくさんある…。「ホテルインターゲート広島」とか知ってました?僕は最近になってニュースで知りましたよ。いろんなホテルがまだまだあるんですねえ。

さて、今回の過ごし方は、宿がメインではありません。メインは土曜の昼間に広島文化学園HBGホールで行われる広響のコンサートに行くこと。大きい本屋でゆっくり過ごすこと。加えて、妻の要望である長崎堂のバターケーキを買いに行くこと。この3つが必須条件でした。

となると、ネックになってくるのは、長崎堂のバターケーキです。
長崎堂というお店は八丁堀駅と平和大通りの間、というか、平和大通りから八丁堀方面に少し入ったあたり、というのが正しいと思いますが、わりと中途半端な位置にあります。
広響コンサートとか本屋はおそらく広島駅前のホテルを予約しても全然達成可能と思われますが、長崎堂のバターケーキは、中途半端な立地の店先まで朝の9時前には着いておかなければならないというある程度の縛りが発生します。

となると、ホテルから直で行ける八丁堀近辺のホテルとか平和大通り沿いのホテルということになりますが、八丁堀のほんとに近辺にはちょうどいいホテルがないし、平和大通り沿いはそれこそアクセスが悪い…うーん、決め手に欠けるなあ…と思っていたら…



広島市都心循環バス「エキまちループ」



という新たな交通手段を発見しました。
このバス、ざっくり言うと、広島駅から市役所前までを右回り(中心部行きの路面電車と同じ方向)と左回り(平和大通り方面から回る)で循環するもの。観光客の頭だと広島の観光はもう路面電車一択で、しかも八丁堀・紙屋町方面からしか回れないという思い込みがあったのですが、これを見てみるとなんと平和大通りまでものの10分で出られるというではないですか!

さあ、こうなってくるとかなり事情が変わってきます。だって、平和大通り沿いのホテルがものすごく立地の良いホテルに変身するんだもの。エキまちループの路線図に載っているだけでも広島東急REIホテル、三井ガーデンホテル広島、ホテル法華クラブ広島ANAクラウンプラザホテル広島とよりどりみどり平和大通りを渡れば、安芸の湯ドーミーイン広島ホテルエスプル 広島平和公園あたりも選択肢に入ってきます。あとはお値段との勝負ですね。

こんなときは「トラベルコ」で検索してみたりします。地図で最安値が見られたりするのでいろいろ目安になります。すると、高いかなと思っていた三井ガーデンがひとり4000円ちょっとで出てくるじゃないですか。じゃあもう安定の三井ガーデンさんで、ということになりまして(福利厚生の券も使えるし)。こうしてめでたく宿選びが完了したのでした。当時最安はJTBのネット予約。朝食なしですが、まあ道を渡ればコメダもUCCもあるし、最悪近所にコンビニもあるし、という判断。コンサート帰りはすぐにバスには乗れないだろうから、荷物はチェックアウト後もホテルで預かってもらってて、世界の山ちゃん経由で歩いて帰ってきて、ホテルほぼ目の前のバス停からエキまちループに乗れば路電より速くて快適じゃないか?というプランでした。


エキまちループは広島駅南口から乗るとありましたが、そもそも広島駅の南口にバス乗り場なんてあったっけ?と見てみれば、バッチリありました。観光客はほんとに視野が狭いと痛感いたします。なんだか全然混んでない(まだ平日17時より前だったのもある)上に、バスもデカい。路面電車っていつも結構混んでて座れないし、そんな中各駅停車は地味にツラかったりします。それがバスはやっぱり快適。停留所と停留所の間が結構距離あるというのもいいところです。駅からほんとに10分程度で到着。白神社前バス停で降りればもうホテルはすぐ近くでした(帰り・広島駅方面に行くには並木通り入口バス停が目の前)。

三井ガーデンはやはり安定。まだまだハズレなしです。広島の三井ガーデンはかなり高層だし、お食事処も高層だったりちゃんとした日本料理があったりと立派。スペック的には相当レベルが高いと相変わらず感じました。ビルのデザインもオシャレですし。プランによっては近所のANAクラウンと張れるんじゃないでしょうか。今回は朝食なしなのが残念ではありましたが、対応とかで不満はまったくありませんでした。

具体的な工程としては、金曜日は駅からバスでホテルに直行してチェックイン。部屋に荷物を置いてから歩いて本通りの一蘭で腹ごしらえ。そこからてくてく歩いて天満屋八丁堀ビルの丸善で3時間以上ウロウロ。妻と併せて1万円以上買ったので無料で配送してくれ助かりました。もう22時近かったので世界の山ちゃんまで行くのはあきらめて、ホテル近くで偶然見つけた鮭料理専門店「鮭バル」で晩ごはん。お店の方がフォカッチャをたくさんくださったので、もう朝食これでいいよね、とセブンイレブンで切れてるだし巻きを買って翌朝はサンドイッチにしてしまいました。

長崎堂への買い出しも9時前に着くように出て無事成功。といってもお歳暮とか贈答品の季節でなければそんなむちゃくちゃ早く売り切れたりはないみたいです。人は並んでましたが、普通に買えました。車で来る方は店の前に駐車したりしないであげてください。お店の人が困ってました。コインパーキングにとめた人にはお店の人が小銭を渡してました。料金分なわけないと思いますが、信頼関係でやってきてるお店なんでしょうね。


予定はしてなかったのですが、土曜の午前中は市の現代美術館に行きました。
これまたエキまちループに乗って、平塚町で降り、そこから1キロほど歩き。川沿いをぶらぶら歩いていきましたが、ものすごい数のラブホ街でびっくりしました。明るい間に見て、帰るときにバスからまた見ましたが、やっぱり夜はそれなりの見た目に見えますね(笑)。

現代美術館からは「めいぷる~ぷ」というバスで広島駅まで。このバスは広島駅まで来ると行先が違うルートになったりするので注意です。やっぱり観光客が多いからかいろいろ交通の足ができてるんですね。
お昼はekieでお好み焼きを食べてコンサートへ。広島文化学園HBGホールはよくコンサートをやってるわりには足があまりない印象でした。バスも駅から乗れば空いてましたけど、八丁堀より向こうからはもう座れなくて、だんだんぎゅうぎゅうになっていく感じ。コンサートのためにバスに乗るなら広島駅から乗るのがいいかもなと感じました。


さて、総括。
あまり今回はホテルの話になりませんでしたが、2018年5月13日から運行しているエキまちループは、広島のホテル事情を激変させるくらいの要素だと感じました。言ってみれば中心部のホテルはかなり危機感を抱くべき状況が到来したと言えるでしょう。中心部だとリーガロイヤルは別格として、それ以外のホテルは安いか、新しいか、何か特色があるか、のどれかがないと徐々に厳しくなっていくでしょう。でも、おそらく一番重視されるのは安さでしょうね。みんな観光で来るわけで、広島市内に宿を目指してくるわけではないでしょうから。そういう人は石亭か宮島の宿に行くでしょう。
ま、そんなことは僕なんかに指摘されなくてももう動き出している中心部の再開発が解決策のひとつになるのでしょう。いつまでも楽しい広島シティを熱望するものにとっては、よい競争を期待したいところです。


【次回宿泊に向けて】
・次からも絶対バスで来よう。
・部屋の暖房は切っておいてもいいかも。効きすぎてちょっと暑すぎた。

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