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サンライズ出雲・瀬戸

【データ】
訪問年月日 2013年11月某日から1泊
部屋タイプ サンライズ瀬戸シングル【禁煙ルーム】
料   金 大人1名で10,500円(特急券3,150+寝台券7,350)
参考HP

【宿泊記録】

11月某日、夜の9時半ごろ。僕らは東京駅のとあるホームで電車を待っておりました。首都圏の在来線なら別に珍しくはないこの時間、僕らがいるのは東海道線のホームです。もちろん、帰宅のための電車を待っているのではありません。僕らが待っていたのは…

サンライズ出雲、です。

そう、ついにサンライズに乗れる日が来たのです。正確には出雲ではなく、サンライズ瀬戸のほうですが、別に岡山までは一緒に行くわけですから変わりはありません。ホームにはだんだんちらほらと乗客と思われる人々が集結し始めました。みんな思い思いの装備でこの夜行特急に臨むようです。それでは、少し時間を戻して、サンライズのきっぷをとる時の話から始めることにいたしましょう。


「その存在」に気づいたのは(認識したのは)行くあてもなくもらってきたJTBのパンフレットでした。妻が「サンライズ出雲っていう夜行の電車に乗ってみたい」と言い出したのです。妻よりは電車に詳しい僕はもちろん知っていましたが、妻としてはその存在になかなか心奪われた様子。その場はそれだけの話で終わったのですが、僕の頭の中にもなんとなく、サンライズの存在が残ったのでありました。

一方、11月の下旬にはだいたい毎年帰郷することにしています。今年もその習慣は健在で、実家泊まりに合わせてベネッセハウスへの宿泊も組み合わせた予定にしていたのでした。というわけで、もともと金曜~火曜までは仕事もお休み。そこでふと浮かんだのが、金曜の朝出発ではなく、木曜の夜出発のプランだったのです。

もしこれが、休前日の夜であれば現実的には考えなかったでしょうが、金曜は休暇にしているため、木曜夜は休前日でもなんでもありません。ただの平日夜です。サンライズのきっぷ確保はなかなか厳しいと聞いてはいましたが、まだ平日夜なら戦える見込みもあるのでは?そう考えた僕らは現実的なプランとして、「木曜出発のサンライズで帰郷」を検討し始めたのでした。

まずは、きっぷの確保方法です。というか、これ以外に検討するものはありません。1日に1本しかない電車ですし、悩むとしたらどの席にするかということぐらいです。

新幹線みたいに、「えきねっと」で事前申し込みができればいいなと思って、まずはその可能性を探りにかかります。これは結果的には×。「えきねっと」ではサンライズのきっぷは対象外で、窓口で申し込むしかない旨書かれています。
次はそのほかのサイトで事前申し込みを受け付けていないかどうかの検討です。これも結果的には×。ちょっと前までは、某大手旅行代理店の協力店(?)のようなところで、きっぷ確保の請け負いみたいなことをやっていたようなのですが、近年のサンライズ人気で予約が殺到したためか、すでに申し込み受付をしていないようでした。これはたぶんネットで検索すればすぐ分かると思います。
そして最後の砦はそれこそリアルの旅行代理店。最寄りのJTBに行って少し聞いてみましたが、きっぷのみの事前申し込みは受け付けていないとのこと。サンライズツイン(2人用客室)は特に人気で、「サンライズで行く」というふうに銘打ったプランで申し込んでも取れるかどうかというもはや伝説的状況のようで、すごすごと退散したのでありました。まあ代理店にとってはきっぷのみの販売は利幅が薄くて、極力受けたくないという事情もあるようです。
その他にも、超正攻法ということでみどりの窓口が開く時間に一番で飛び込み、窓口の人になんとか頼み込んでなるべく素早い作業をお願いするという方法がネットでいくつか紹介されていました。成功例もないことはないという感じのようですが、そこまで押し強くできる自信がないのでこれは断念。もっと現実的な方法はないだろうかということで、違う戦略を探り始めました。

違う戦略とは何か。それは、どの席なら許容できるのかということです。
サンライズツインでないといけないのならもうプランに申し込むしかない。サンライズの瀬戸じゃなくて出雲じゃないと意味がない、という事情があるなら、それに合わせた準備をする必要があります。逆に乗れればいいというなら、寝台車扱いではない「ノビノビ座席」という席もあります。さあ、僕らの希望はなんなのか。
まず、サンライズ出雲でないといけないかどうか。僕らはどうせ岡山で下車するので瀬戸でもなんら問題なし。次に、ツインでないといけないかどうか。2人個室のほうが望ましいのは望ましい。でも、サンライズツインじゃないとダメというほどではありません。他に2人個室で過ごせる席はないのか。すると、1人分は跳ね上げ式ベッドにはなりますが、一応、シングルツインという部屋があるそうな。最悪、夫婦別々の個室というのもある意味おもしろいかもね、ということで、ゆったりしたひとり部屋のシングルも候補に入りました。一方、立ち上がれないほど狭そうなソロとか、若干の仕切りがある雑魚寝といった体のノビノビ座席はまあ候補からは外れるよねということでだいたいの方針が決定。情報収集をすべてネットに頼るのもなんですが、サンライズツイン以外の席は休前日とかでなければ、意外に空いているという情報もありました。ということで、きっぷの発売日をなんとかお休みにし、2人で買いに行くことに。行く時間帯は、ネット情報を鵜呑みにして特に慌てず急がず、のんびりお昼ぐらいに行ってみることにしました。

そして迎えたきっぷ発売日。実は先日宿泊記を書いたフォレスト・イン昭和館をチェックアウトしたあとなのですが、立川駅のびゅうぷらざへ殴り込み、じゃない、忍び込み、でもない、申し込みに行ったのでありました。

窓口での申し込みというのは一定の勇気を必要とする気がします。まあ、受ける側もイヤでしょうが、お願いする側としても素朴な申し出が業界的にはタブーみたいなことがないかと戦々恐々とすることも。特に、今回のサンライズの申し込みみたいに初めてで勝手が分からないものを申し込むのはなかなか不安なものです。窓口のおねーさんに「昼にのんびりきやがって、サンライズが残ってるわけねーだろ」みたいな顔されたら結構へこむと思います。

しかし、不安だからといって口にしないわけにもいきません。おそるおそる希望の日と希望の席を口にすると、おねーさんは若干顔色を変えて店の奥へと消えていきました。結局、われわれの第一希望は、シングルツイン、第二希望がシングル×2、ということで、まあそれがダメならソロとかでもしょうがないかなという感じでした。返ってきたおねーさんが告げたところによると、サンライズ出雲は空きなし。サンライズ瀬戸のシングルツインは喫煙席なら1つ空き、シングル以下は空きありとのこと。僕らは2人とも喫煙しませんし、おねーさんも「気になる人は結構ツライと思います」とのことだったので、おとなしくシングル×2部屋のプランにしました。もう少し早めに来ていたらシングルツインが空いていたのかなあとも思ったので、次にとるときは試みてみようと思います。ともあれ、サンライズ瀬戸のシングル、特急券+寝台券を入手できました。これで事前準備は完了。あとは、帰りの新幹線や少しでも安くするための往復乗車券を別途用意すればもう乗るばかりです。なににつけても、申し込みが実るというのはうれしいことであります。


さて、ようやく冒頭に戻って乗車当日。
仕事後、まっすぐ帰宅して入浴等を済ませておきます。サンライズの中にシャワールームはあるそうですが、別にそこまでして入らなくても事前に入っておけばよいでしょうということで。出発は22時ですが、せっかくなので早めに東京駅に向かいます。この日のちょっと前にはグランルーフがオープンし、ますますおもしろそうになった東京駅を満喫しない手はありません。おいしいごはんも食べてから乗車したいところ。そして、サンライズには車内販売がないため、なにを買い込んで乗り込むかというのも楽しみのひとつです。

というわけで、19時前には東京駅に到着。さすが、平日も東京駅はごったがえしております。楽しみにしていた晩ご飯は迷った挙げ句、黒塀横町へ。「黄木」という米沢牛を食べさせてくれるお店にしました。なんとなく出発前で浮ついているのがよくわかります。

芋煮やサイコロステーキなど、アラカルトにごはんセットなんかをつけて庶民的にやっていると、隣の豪気なおじさま二人が米沢牛ステーキを恵んでくださいました。「年取ってくるとあまり食べられなくてさあ」というのは言い訳で、見るに見かねたのかもしれません。そんなに欲しそうな顔をしていた覚えはないのですが(笑)。そのあと、ガーリックライスを食べていると、逆隣の方から「それ、おいしそうですね、なんですか?」と尋ねられたり、親切なお店の方もいたりとなかなかのコミュニケーション日和。幸先のよいスタートです。

その後は実家のおみやげに人気のかりんとうを買い込み、あとは車内で食べる用の食料。お菓子をかなり買いました。ほかにはミニクロワッサン、アップルパイ。ワインとかどうする?と言ってたのですが、まあいいかと結局やめました。そしてようやく21時半ごろになったのでホームへ。それなりに大荷物なので、早く来ても思ったよりウロウロできなかったのは教訓です。


さあ、電車到着のアナウンスが入ります。それまでもちらほら写真を撮っていた周囲の人々(僕含む)ですが、アナウンスが入ると一斉に慌ただしさを増します。だいたい、ホームの先頭のほうにみんな走っていきます。乗客総撮り鉄化現象です。僕もなんとなく中途半端な位置でケータイカメラを構えてみました。おっ、きたぞきたぞ…カシャ、…あっ…ということで見事に撮影失敗。結局まともに撮影したのは電車が止まってからのことでした。

それにしてもみんなモチベーションがハンパではありません。別に指定の個室を事前に取っている人ばかりなんだから、そんなに急いで乗らなくてもという感じですが、みんな我先にと電車に殺到します。我々ものんびり車内にプリーズカムイン。おお、これが聞きしに勝るサンライズですか。暖色系の照明で照らされる木の感じがよいです。通路はものすごくせまくて人によってはすれ違い不可という感じですが、電車というよりは船旅、船室という趣で、旅への期待を増幅する雰囲気です。

客室に入ると…おおー、窓がでかい!これはよいです。今回は幸運にも2階客室だったので、自分から身を乗り出さない限りは車外からのぞきこまれることはありません。まず荷物を置いて、鍵のかけ方を学習し、出発までの間はホームで写真撮影をしておりました。

車内に戻って僕の部屋のほうで妻と合流。サンライズはいよいよ出発のときを迎えます。少しずつ動き出す電車。ホームからサンライズを見送る人がまだいます。写真だけ撮りにきたのですね。その人たちの姿もだんだん後ろに流れていき、ついに出発と相成りました。

車掌さんによる検札が終わるまではしばらく1人で過ごします(結局検札は1時間後くらいにきました)。うーん、このワクワク感は一体なんでしょう。今まで乗った乗り物でこれほどテンションのあがったものがあったでしょうか。いや、ない。漢文で言うところの反語です。強めの意味です。とにかくなかったということです。これはまさに特別な列車だと思ったのでした。

個室の中も全然狭くありません。このぴったりひとり用というサイズもワクワク感を増幅する舞台装置に思えてきます。まず、立ち上がれます。まあものすごい長身だったら頭を屈める必要があるでしょうが、165くらいの僕は大丈夫。ものすごく大荷物でなければ荷物を置くスペースに困ることもありません。ボストン1つとおみやげ何袋かくらいなら楽に置けます。大きな窓はベッドに上がって窓の方を向けばこれ以上ないアングルで外の景色が見られます。高さ的には、ホームにいる人がふと目線を上げる高さより若干上くらい。サンライズはたまに途中駅で停車するのですが、姿勢を低くしてちょっとだけ頭をのぞかせるくらいで、外の人と目を合わせずに外が見られます。大船駅とかではそんな感じで外を観察してました。まあ、目立ちたい方は普通に座ってみていれば、みんなの注目の的間違いありません。ホームにいる人たちも「これ、なんの電車だろう?」とそもそも不思議に思っているのです。

そのうち、車掌さんが検札にやってきます。初期設定では暖房を入れてないので、寒くないように適宜入れてくださいとこれは温かいお言葉。こんなハートフルな検札、新幹線では絶対あり得ません。そういえばと思って暖房器具に目をやると、3段階のツマミ(「切」除く)で調節できるようになっています。たしかに窓が大きいということは、冷気も受容しやすいということ。僕はずっと「1」にしていました。暖かい空気は足下から出てきます。

検札が終わってから妻がやってきました。もうしばらく停車駅はなく、外は真っ暗。すると妻が、室内の電気を全部消すと星が見えるというアイデアを披露。やってみると、たしかに星が見える!反射する光がないので外もよく見えるようになりました。これこそ、自由の利く個室ならではの試み。なかなかナイスアイデアでした。そのあとは買い込んできたお菓子とかをつまんだりしつつしばし二人でぼんやり。新幹線とは通るルートが若干違うため、熱海あたりでたっぷり海が見られたのには感動しました。普通の東海道線は眺めのよい線だったのですね。それにしても、案の定、張り切って買い込んだ食料は結果そんなに食べませんでした。結局、実家に帰ってからのおやつと消えました。ま、だいたいこんなもんです。

そろそろ寝る準備を、と歯磨きをしていると熱海に到着。一応ドアが開くのでホームを覗いてみましたが、これまた見事に人っ子ひとりいません。これもなかなか見られる景色じゃないよなあ…と感動。そんなこんなで23時半ごろには就寝したのでありました。ちなみにサンライズの個室にはパジャマのようなものが備えてありますが、僕は愛用のユニクロフリース部屋着を。冬は特に寒くない格好で寝るのがよいと思います。


朝は自分のケータイのアラームで5時半起床。6時24分に岡山着なのでまだ1時間くらいはサンライズを楽しめます。外は意外にもまだ全然暗く、外の景色が楽しめるほどではありませんが、妻のアイデアを参考に例によって室内灯は消灯したままぼんやり外を眺めていました。6時くらいになると一度車内アナウンスが流れます。これって寝過ごす人とかいないのかなあとか思いつつ、出る準備を始めます。早めに準備して出るだけにしておけば安心です。

そうこうしているうちに僕らが下車する岡山に到着。名残惜しくも降りるほかありません。後ろ髪ひかれつつ、岡山に降り立ったのでありました。
さて、総括ですが、サンライズの旅のネックは、「寝ないわけにいかない」という点。それを考えると、実際に起きて旅を楽しめる時間は正味3~4時間程度。これを割に合うと考えるか、合わないと考えるかでサンライズへの評価が決まると思われます。僕は、「割に合う」と判断します。この正味体験時間の短さは逆に超贅沢。そして、旅情という点でこれに勝る宿泊施設はありません。ホテル等では到底体感不可能なレベルであるといえましょう。いつかサンライズツインにも乗ってみたいですが、シングルでもいいからまた乗りたいなあ。そして、他の夜行特急はどうなのかなあ…と想像と期待、欲求は高まるのでした。

ちなみに、普通の電車での読書とはちょっと勝手が違う気がします。どっちかというと車の中で本を読むのに近いかもしれません。僕は酔いそうだったのでやめました。酔いやすい人はご注意あれ。というより、本を読むにはもったいない空間です。ま、それも含めて「あえて」をやるのにふさわしい空間なのでした。逆行こそ贅沢です。


【次回宿泊に向けて】
・食料はもう少し量を厳選して持ち込む(でも結局無理な気もする)
・次はラウンジにも行ってみたい。
・もっと写真を撮りたい。
・いつかはやはりサンライズツインかつ出雲まで。


写真はこちらです。

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阪急阪神ホテルズってどんな会社?

最近、食材の誤表示(不正表示?)で世間を騒がせている阪急阪神ホテルズですが、そういえばどういうホテルを運営しているのかな?ということでちょっと調べてみました。

レム睡眠から名をとった気鋭のビジネスホテル「レム」はここの運営だったんですね。なんとなく、体質的にはビジネスホテル向きなのかなあ。立派なレストランとか持たなくていい業容ならこんなことにはならなかったのかもしれません。

東京にもあるのかなあ…とかのんきなことを言ってましたが、アワーズイン阪急には泊まったことがありました。あそこもとにかく値段が安くて大浴場がある当時はなかなか先進的なビジネスホテルだったように記憶しています。

それにしてもホテルの運営形態はわかりにくいですね。ニュースだけ観てるとリッツカールトン大阪の経営もここなのかと思いましたけど、よく見ると阪神ホテルシステムズで、ホールディングス傘下という意味では同グループのようですが、阪急阪神ホテルズとの直接の関係はないみたいです。まあやったことは似たようなもんですが。

こういうことが起きると引き締まっていくんでしょうから、客にとってはこれからに期待というところでしょうか。でも、せっかく楽しみに泊まったホテルでこういうことが起きると悲しくなりますよね。ぜひぜひ猛省をお願いしたいところです。


【大阪】
レム新大阪
ホテル阪急インターナショナル
大阪新阪急ホテル
新阪急ホテルアネックス
ホテル阪神
大阪第一ホテル
梅田OSホテル
千里阪急ホテル
ホテル阪急エキスポパーク

【兵庫】
宝塚ホテル
六甲山ホテル
ノボテル甲子園
有馬ビューホテルうらら

【中国・四国】
真庭リバーサイドホテル(岡山県)
呉阪急ホテル(広島県)
東京第一ホテル下関
高松国際ホテル
ホテルクレメント徳島
ザ クラウンパレス新阪急高知
東京第一ホテル松山
今治国際ホテル

【九州・沖縄】
タカクラホテル福岡
レム鹿児島
東京第一ホテルオキナワグランメールリゾート
東京第一ホテル那覇シティリゾート

【東京】
第一ホテル東京
第一ホテルアネックス
レム日比谷
銀座クレストン
レム秋葉原
第一ホテル東京シーフォート
アワーズイン阪急
第一ホテル両国
第一イン池袋
吉祥寺第一ホテル

【神奈川】
第一イン湘南(藤沢市)

【東海】
ホテルコンコルド浜松
東京第一ホテル錦(名古屋市)

【京都・滋 賀】
ホテルボストンプラザ草津
京都新阪急ホテル
ホテルロイヤルヒル福知山&スパ
天橋立ホテル

【東北】
東京第一イン八戸
東京第一イン八戸アネックス
モンタナリゾート(宮城県岩沼市)
東京第一ホテル鶴岡
東京第一ホテル米沢

【信越・北陸】
万代シルバーホテル(新潟市)
富山第一ホテル
第一イン新湊

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フォレスト・イン昭和館

【データ】
訪問年月日 2013年10月某日から1泊
宿泊プラン 一休【土日祝限定・ずわい蟹にローストビーフが食べ放題】マルシェバイキングディナー付宿泊プラン~THE満腹
      (15時チェックイン、12時チェックアウト)
部屋タイプ スタンダードツイン【禁煙ルーム】(ツイン)
料   金 大人2名で\21,560(440pt (即時利用))
宿HP

【宿泊記録】

暑さも和らいできた10月の下旬。11月に帰省を兼ねてベネッセハウスに行く予定にはしていますが、仕事も少し落ち着いてきたし、そろそろどっかに泊まりに行きたい。そう考えて宿探しを始めました。

しかしさすがの行楽シーズン。紅葉の期待できる山方面は無計画には行けないほどの宿泊相場となっている一方、首都圏近郊の海沿いエリアも便乗したのかなかなかのお値段。交通費を考えたら都心のホテルの方が割安なんじゃないかという感じです。一方で、11月に少し奮発するつもりなのでここで都内外資系ホテルに思い切るというのもなかなかしにくいところ。月曜は休暇にして日曜宿泊、1泊2食付いて1人1万ちょっとくらいまで、という厳しい条件で探すと、なんと一休.comで見つかりました。「フォレスト・イン昭和館」です。高級宿の多い一休では異色のリーズナブルさなのに、口コミ点数は4.57(当時)。謎の高レベル宿へ潜入です。

宿泊日は残念ながら大雨。まあ特にホテルでゴロゴロして食べてゴロゴロするだけなので特に気にすることもありません。最寄り駅からJRをいくつか経由して降り立ったのは昭島駅です。チェックインは15時ですが、ちょっと早めの到着は13時ごろ。まずは昭島駅北口に広がるショッピングモール、モリタウンで時間つぶしです。

駅からモリタウンまでは微妙に屋根が途切れていて傘が必要。ひとつだけ持った小さなボストンバッグがびしょぬれになりつつ、なんとか館内に入りました。まさに郊外のショッピングセンターといった感じで、雨なのに大賑わいです。
夜のバイキングを邪魔しない程度にお昼ごはんを食べなければ、ということで、フードコートへ。ちょうどお昼のピーク時だったのか、家族連れでごった返しています。子供の泣き叫ぶ声がものすごい。これまたたくさんの家族連れが空席を探してウロウロ。僕らもしばらくウロウロしましたが、2人ということもあり、隙を見てなんとか座れました。うーん、たまにくるフードコートは騒がしくても結構楽しいものです。僕はリンガーハットでちゃんぽんとチャーハン、妻はすき家でおろしポン酢牛丼かなにかを食べました。

そのあとは、本屋とイートイン可のパン屋で時間をつぶしてチェックイン時間を待ちます。フォレスト・イン昭和館は昭島駅北口とホテル間をシャトルバスで送迎しており、それ目当てです。実際乗ってみるとほんとにすぐ着くんですが、こんな大雨の日には助かりました。バス停はよく見ると表示が出ています。鯛焼き屋と銀座フランス屋の前あたりでした。銀座フランス屋は三笠会館が運営しているそうで、こっちで食べてもよかったなと思いました。次のお楽しみに。

さて、さすがの日曜泊ということで、シャトルバスに乗り込んだのは我々を含めて3人。昭島駅で降りてきた方は、みなさん引き出物らしき大きな紙袋持参でしたので、結婚式にご出席だったのでしょう。ホテルに着いてみると日がよかったのか、結婚式の予定がたくさん詰まっているようでした。

シャトルバスはホテル正面まで付けてくれ、入るとすぐ左手にフロントがあります。スムーズにチェックインの手続きを済ませると、自力でではなく、スタッフの方が荷物を持って部屋まで案内してくださいました。宿泊料金がお安いのでこういうご案内はないかと思ってました。ちょっと感激。

部屋は5階、スタンダードツインの禁煙ルームです。今あらためてHPを見て知りましたが、5~7階は禁煙フロアだそうです。実はエレベーターの中とかでうっすらタバコのにおいがしていて、どういう構造になっているのかなあと思っていたのですが、なんとなく謎が解けたような気分です。禁煙フロアはさすがまったくにおいなし。吸わない派は選べるなら禁煙ルームが無難ですよね。

部屋からは広大な森が望めます。ここはホテルだけでなく、ゴルフコースも抱えているため、こんな景色になっている模様。滞在中、自分の沿線の電車遅延を知らせるメールを受信したのですが、なんとなく遠く離れた地の話のような気がしました。そのくらい都内という感じのしない宿です。
同じく、ガーデンチャペルも部屋から見えました。階下の控え室と思われる部屋にも人の姿が見えたので、一日中結婚式が詰まっていた日だと思われます。

チェックインして30分ほどゴロゴロした後、まずは大浴場へ向かいました。大浴場は1階のエレベーター脇から行けます。いわゆるスパは8階にもあるようですが、今回は利用なし。普通の大浴場利用です。
フォレスト・イン昭和館では浴衣・スリッパでのウロウロ禁止なので、大浴場にもバスタオル持参でちゃんと服を着て行きます。これ、浴衣でウロウロしたい人もいるんでしょうけど、我々夫婦は浴衣がちょっと苦手なので特に問題なし。大浴場はちゃんと受付があって部屋番号を聞かれます。ちなみに、脱衣場に部屋の鍵などを預けるセキュリティボックスのようなものはなかったようでした。おそらくこの受付に預けるなどするのがいいと思います。僕はよく知らないまま脱衣場に入って「鍵を預けるところがない!」とちょっと焦りました。結局ずっと持ってましたけど(笑)。

大浴場はゴルフ客の人もいたのか(雨でも練習場があるようなので)、まあまあの賑わいでした。サウナもドライとミストの2種類があってそちらも大賑わい。洗い場のお湯はほっといても止まる設定になっているやつで、止まるまでの時間は短め。長くシャワーを浴びたい方はその点ご注意を。一方、サウナ人気で浴槽のほうはそれほど混雑なし。ゆったり浸かれました。

風呂上がりは2階脱衣場にリラックススペースがあって、テレビ等観られます。ちょうど競艇のドキュメントをやっていて、女子選手を支える旦那さんの話にしばし見入ってしまいました。自販機はあり。ビンの牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳はありません。風呂から上がって受付のスペースにもちょっとしたソファとかがありますが、ちょっとそこでくつろぐにはハードルが高いです。妻とは事前に部屋で待つ旨打ち合わせて、僕は部屋に戻りました。

風呂から帰ったあとはまた部屋でゴロゴロです。なんとなくいつもは観ないテレビなどを観つつ、また無駄にたくさん持ってきた本などを読みつつ、ホテルの館内案内なども熟読しつつ過ごします。そういえば、と部屋の冷蔵庫を開けるとミニバーが設置。どうせ有料なんでしょとチラリと目をやると、なんと無料との文字が目に飛び込んできます。中身はミネラルウォーター、缶のウーロン茶、ビールはありました。もちろん、お茶とかコーヒーの用意はありましたけど、高級宿でもなく、そういうプランでもないのにミニバー無料というのはなかなかないことです。やるなあ、と思いました。


夕食はバイキングで、食事の開始時間は指定できます。僕らは18時半から。モリタウンのフードコートで食べ過ぎたかと思いましたが、おなかは元気そうでした。
実はバイキングの夕飯は初めてです。最近の我々夫婦のブームは、普通のコースは食べきれないので少な目コース、または、ルームサービスの単品組み合わせ。一方、朝はバイキング、あとは卵料理がつけばなんでも満足といった感じです。でも、フォレスト・イン昭和館の夕食バイキングはなかなか期待がもてそうなラインナップでしたし、よく考えれば好きなものを好きなだけ食べられるバイキング形式は、僕らのおなかキャパにとてもよく合っていると今さら気づきました。館内にはいくつかレストランがありますが、今回のプランはセントロというレストランにて。ローストビーフとズワイガニが食べ放題と書いてありましたが、はたしてどんなものが出てくることやら。

と、期待半分不安半分で臨んだ夕食ですが、結果的に大満足でした。
食べ放題扱いのローストビーフもズワイガニも結構な充実ぶり。よく行く飲み屋が半年ほどかけて開発し、「究極の」と銘打ったやつならよく食べているのですが、やはりレストラン品質。ちょっとかわいそうなくらいレベルが違いました。そしてズワイガニ。もっと身がやせ細ったものを想像していたら全然違った。うまくとれればテレビ映えしそうなくらい身がたっぷりでした。まあ、レストランでの食事ということで、そうはしたないマネはできず、食べ放題にはほど遠い取り組み姿勢であったことは否めませんが、最近はおなかキャパをよくオーバーして苦しむことが多かったのでこれはこれでよかったのではないでしょうか。その他のメニューはいかに記しておきます。月替わりでなにかしらのテーマがあるようです。我々が行った10月は九州がテーマでした。


<レストランセントロ マルシェバイキングメニュー>

魚介の特製マヨネーズ和え マンゴー風味
秋鮭とキノコの粒マスタードマリネ
秋野菜のキッシュ パプリカソース
ベビーホタテと里芋の明太子和え
鹿児島産ブリのお造り
白サバふぐのタタキ
揚げ豆腐つみれのなめ茸餡
九州産高菜と豚バラ肉の煮込み 
長崎名物ハトシ(海老すり身の揚げパン)
宮崎名物冷や汁
桜姫鶏の水炊き風鍋 特製ポン酢たれ(ディナーのみ)
モンゴイカと秋野菜の中国黒豆蒸し
舞茸としめじ、牛肉の炒め
蒸し点心
四川風麻婆豆腐
さつまいものクリームスープ
秋野菜と牛スジの煮込み和風カレー
サラダバー など


食事が終わったらまた部屋に戻ります。「モヤさま」は抜かりなく録画予約してきたのでテレビ関係でソワソワすることはありません。暇に任せて危険生物駆除の番組を最初から最後まで観てしまいました。
今回はただのんびりしにきたわけですが、もし長逗留するならば気軽に使えるラウンジがあるといいなあと思いました。一応、最上階にラウンジがあることはあって、ティータイムやバーとして利用できるようなのですが、これだけ結婚式が詰まった日曜日、普段着でパーティルームと同じフロアにあるラウンジにはなかなか行きにくいものです。残念ながらラウンジは朝が遅いのでついに今回は利用せず。朝食は夕食と同じレストランでしたが、ちょっと新聞を持っては行きづらいなあという感じでした。
ただまあ、このへんは利用者側でうまく付き合うべき事項でしょう。このホテルの機能として今のところ、「使い勝手のいいラウンジ」を設置する余地はなさそうです。
というわけで、部屋でゆるりと過ごしつつ、夜は更けていったのでありました。

翌朝は7時半ごろ起床。晴れて山々がキレイに見えます。朝は森の景色がいっそうすがすがしい感じ。予定していた時間より少し遅くなりましたが、8時すぎくらいに朝食レストランへ。朝もセントロです。
朝のメニューはとりたててものすごいメニューがあるわけではないですが、多めの品数でいろんなものが選べます。主食系でのおかゆからカレーまでの幅広さ。一休.comの口コミに誰かが書いていらっしゃいましたが、スープに自分で入れるクルトンはガーリックトーストのサイコロでおいしかったです。このトーストを食べてみたかった(笑)。


<朝食メニュー>

~和食~
ごはん(はえぬき)、お粥、お味噌汁、小鉢7種、煮物、焼魚、鶏の山椒焼き

~洋食~
ベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグ(九頭龍卵使用)、ポテト、ミートソースパスタ、ビーフカレー

サラダ、フルーツ、ヨーグルト、パン、ミネストローネスープ、コーンフレーク、フルーツグラノーラ

~お飲物~
オレンジジュース、グレープフルーツジュース、自家製ミックスジュース(ブルーベリーとアロエ、ヨーグルト)、牛乳、コーヒー、紅茶


チェックアウトは正午。朝食後からの時間は、サービスの朝刊を読んだり、日記を書いたり、読書しつつ過ごしました。朝刊のサービスなんて高級ホテルだけかと思ってましたが、こういうところもしっかり。いつも読む新聞は家に帰ればあるので、記事が多そうな朝日を選びます。いつもと違う新聞にゆっくり目を通すというのもある意味「非日常」です。
帰りはホテル正面からまたシャトルバスに乗って昭島駅まで。ド田舎に板と思ったのに30~40分ほど電車に乗れば住み慣れた我が家に戻ってくるこの不思議さ。フォレスト・イン昭和館の人気の秘密は、このロケーションと食事の満足度なのかなと思いながら帰ってきたのでありました。


【次回宿泊に向けて】
・手荷物は小さめのボストンひとつだと思って甘くみてたらモリタウンで結構疲れた。
・モリタウンの「銀座フランス屋」でお昼を食べて早めにホテルに行き、ラウンジでお茶飲みつつチェックインを待つというのもいいかも。
・お風呂では「貴重品あり」と言うこと!

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