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ホテルグランヴィア広島

【データ】
訪問年月日 2015年4月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン レイトチェックインでお得に宿泊プラン♪チェックイン17時から【選べる朝食付】
      (17時チェックイン、12時チェックアウト)
部屋タイプ スタンダードツイン【26平米】禁煙室
料   金 大人2名で21,500円(税込・サービス料込)
宿 H P 


【宿泊記録】

転職して地元の中国地方に戻ってきたにもかかわらず、意外に広島が遠いと実感していたころ。

「でも、とりあえず行っときたいよね、広島」

ということで広島行きを決めたのでした。
僕のお目当てはカバンを買うこと。ショッピングです。妻のお目当ては弥山の再訪です。他にもいつかは行ってみたいところとかあったのですが、これらに厳島神社を加えてシンプル行程になりました(それでも結構キツキツのスケジュールだった)。

GWはもうFF(ファイナルファンタジーではなく、フラワーフェスティバル)があるので近づくことを断念。でもそれより後にしてるといつになるかわからないので、4月の金曜夜からの1泊旅行としたのでした。

宿選びは僕が仕事終わりなので、広島駅周辺。せっかく行くので泊まりがいのあるホテル…ということでなんとなくグランヴィアになりました。滞在時間が短いのにグランヴィアとは少し贅沢なのですが、じゃらんで使えるリクルートポイントがカードの入会キャンペーン等のおかげで1万ポイントを優に超える分ありまして。全部つぎ込んだら実費はひとり3000円ちょっとになりました。プランはもちろん朝食付き。ホテル泊は朝食が楽しみなのです。


当日は職場を大慌てで後にし、駅で新幹線の回数券を買っておいてくれた妻と合流して新幹線に飛び乗りました(ちゃんとドアから乗りました)。山陽本線で行くとえらい時間がかかりますが、新幹線ならほんのわずか。自由席は結構混んでて妻とは隣に座れませんでしたが、そんなことも気にならないくらいあっという間に広島駅に着きました。

グランヴィアは駅の北側。新幹線口から直結といえば直結です。他に行き方ないのかなと思うような狭い通路を通り抜けるとホテルのまともな入口に到着。そこから進んでいくと自然と2階に出ます。フロントは1階なので降りてチェックイン。ご自由にどうぞの夕刊もいただきました。ホテルのスタッフさん的には人手が多いようには見えなかったので、これは自分で荷物も持って行く感じかな?と思っていたら、外国人のスタッフさんがついてくれました。丁寧ですね。案内の道中の会話を楽しみにしているわけでもないのですが、スタッフさんに部屋まで案内してもらうと、あーやっぱビジネスホテルとは違うなあという特別感を味わえます。一方で、ハウステンボスに今夏できるという「変なホテル」はどんな感じなんでしょうね。ロボットが主の運営ってそれはそれでおもしろそうですよね。

部屋は普通にまともなお部屋。カードキーを差して電気がつくタイプじゃないのでホッとします。ビジネスホテルじゃないシチー、もとい、シティホテルでもたまにあるのです。さっそく探検を始めた妻がバスルームに入って歓声を上げました。シャワーカーテンじゃなくてシャワースクリーンになってます。おお、おしゃれです。シャワーカーテンと違って丈が短いので、シャワーの浴び方には一定の注意が必要ですが非日常感が高まります。

部屋にはあまり詳しい館内案内はなし。館内レストランとフリーwifiの案内があったくらいでしょうか。帰って調べてみたら、なんといろいろフロアがあるようで、僕らが泊まったのは普通のスタンダードフロア、その上にスーペリアフロアと最上級のグランヴィアフロアとあるようです。スーペリアが19階で、グランヴィアが20階。スタンダードとの違いは、マットレスがエアウィーブだとかネスプレッソがあるとかそんなところ。スーペリアとグランヴィアの違いは正直部屋の造りとアメニティの違いとお見受けしました。


夕食は広島駅の南側にそびえる福屋というデパートのレストランフロアにて。
駅の自由通路を通って地下から入っていくのですが、これが意外にイマイチ。広島駅は現在随所で工事中なのですが、ぜひこの通路もリニューアルしてほしいです。あんまり夜遅くは通りたくない感じです。別に暗いわけでもないのですが…なんかそんな感じです(笑)。
福屋の10階にはジュンク堂があります。これが結構ワンフロアなら日本有数って言ってもいいんじゃねーかというくらい充実しているので、本好きの方は一度はどうぞ。


翌朝は早く出発するため、7時前には朝食へ。
朝食は和食レストランでのセットメニューか、ビュッフェレストランでのビュッフェが選べます。僕らは迷わずビュッフェ。やっぱりバイキングのほうがワクワクします。

メニューはHPにわりと忠実に載ってますので参考に。

<ブッフェスタイル>
・焼きたてホテルブレッド各種
・ベーコン
・ソーセージ
・フライドエッグ
・サラダバー
・コーンスープ
・温製料理
・スクランブルエッグ
・オムレツ(ライブクッキング)
・温野菜
・ご飯
・味噌汁
・海苔
・シリアル
・ヨーグルト
・フルーツ各種

僕はとりあえずオムレツを焼いてもらえれば一定の満足。妻はフライドエッグが自分好みだったそうでうれしそうでした。外国人客が団体でいらっしゃっていてわりと混んでました。ちょっとたまられると迷惑でしたが、それほど支障もなく。あ、ちなみにトースターは食パン専用らしいので他のは焼かないようにしてください(笑)。


弥山のロープウェーが混まないうちにと言うことで8時すぎにはチェックアウト。でも荷物は預けられました。こういうの助かりますね。荷物受取時はクロークに行けばいいのでスムーズでした。

岡山のグランヴィアより「さすがグランヴィア!」という感じだった広島グランヴィア。次来るときは…あーでも隣のシェラトンと迷います。よく検討して来たいと思います。時間があればもっと街の中心部でも全然いいわけですし。選択肢が多いのはいい街ってことですね。


【次回宿泊に向けて】

・もっとゆっくりしたかった…とは思いつつ、せっかく広島に来たらいろいろ見て回りたいというジレンマ。

・そんな中で選ぶとしたらビジネスホテルでもいいのかもなあ。結婚式に出席するというシチュエーションならグランヴィアに泊まりたい。

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奥日光ホテル四季彩

【データ】
訪問年月日 2015年3月忘日から2泊
宿泊プラン じゃらんのプラン ポイント10%【とち旅】味覚自慢!国産黒毛和牛ステーキ会席プラン(1泊2食付き)
      (15時チェックイン、11時チェックアウト)
部屋タイプ コンパクト和室(2階)
料   金 大人1名で41,300円
      (宿泊料金39,700+夕食時飲み物+入湯税)
宿 H P 


【宿泊記録】

「ラストひとり旅に行ってきていい?」
妻に懇願して、転職前の思い出づくり、ラストひとり旅を計画しました。

水のある風景に心癒される僕は、今回の宿選びを「湖畔のレイクビューのお宿」とし、目的地の選定に着手。諏訪湖と中禅寺湖の2つで決戦となったのですが、結果、中禅寺湖が選ばれました。エリアとしては奥日光です。

中禅寺湖でどこに泊まるか、ですが、これは実は心当たりがありました。ホテル四季彩というお宿です。ここは、10年ほど前に大学の卒業旅行で友人と言ったことのある思い出の宿で、たしかその卒業旅行中3宿にそれぞれ1泊ずつしたのですが、その中でも一番いいお宿だったと記憶していました。当時はあまりいい宿には興味がなかったのですが、このブログを始めて以降、あらためて調べてみたところ、なんと一休の評価とかでもなかなかの高評価を得ているではないですか。おお、僕の目もそう間違っちゃいないなと若干うぬぼれつつ、満を持しての再訪問と相成りました。


さて、せっかくのひとり旅ですから、できれば道中も変わったことをして楽しみたいところ。えーっと、日光ですから道中は東武(JRでもいいけど)。東武といえばスペーシア。スペーシアといえばこの間も乗ったけど…



そうだ、ひとりで個室乗っちゃおう。



ということで贅沢なたくらみがスタートです。
日・月の2泊予定なので、さすがに発売日に買いに行けば取れるでしょ、ということで東武トラベルに2回ほど通いました。難なく確保。1回目は年配の男性職員さんに「何名で個室ご利用ですか?」と聞かれ、1名と言うと「1名!?」と驚愕されましたが、なんか文句あんのと顔に書いてやりました。それ以上何も言わなかったので、きっと僕の顔に表示されていたことでしょう。

さあ、これで準備万端。まあ「きぬ」号で行くので下今市で乗り換え必須なのですが、90分の贅沢個室の旅が始まります。


当日は浅草駅から出発。駅直結デパート、松屋浅草の地下でおいしそうなものを買い込み乗車。個室は1両まるまる個室車両(コンパートメント車両)となっているところにあり、全部で6室ありました。入ると、うおおおお、ほんとにちゃんと個室だ!とテンションが上がります。真ん中のテーブルは大理石造りという触れ込みです。ほんとかどうか調べる術はありませんが、信じてみてもいいじゃありませんか。座席も広々していて、寝そべることは難しいですが、肘掛けを背もたれにして足を投げ出すのは優にできます。帰りは日がよく当たってたので、そうやって本を読んでました。

とはいえ、停車中に窓全開だと覗きこまれてちょっと恥ずかしいので、動き出すまではカーテンを。これ、あとで気付いたのですが、レースカーテンにしとけばよかったです。そうすればわりと堂々と明るいまま過ごせたのに、ちょっと気づくのが遅くて残念でした。さて、いよいよ動き出すスペーシア。行きは春日部以外はすべてホームが窓と反対側だったので、安心してカーテンをオープンにして行きました。車中は車窓の風景を楽しんだり、読書。そういえば日光が舞台だった小説の『ハゲタカ』シリーズをたくさん持ってきたのでした。


日光が近づくにつれ、信じられないほどスギの木が目につくようになります。誰だ、こんなに植えたやつ。花粉症の人にとっては春の日光は自殺行為かもしれません。久しぶりの東武日光駅は…特に新しくもなってませんでしたが、金谷ホテルのカフェ(ザ・金谷テラス)ができていたりして、変わったところもありました(と思ったらできたのは2008年だそうです)。その金谷テラスでコーヒー飲んで時間つぶして、14時半ごろにあたりを見渡すと「ホテル四季彩」の看板をもった男性を発見。お、迎えのバスだ!マイクロバスに乗せてもらって14時40分に出発。このバスは事前に連絡しておけば乗れます。僕はじゃらんで予約して、予約フォームの中に交通機関の連絡欄があったのでそこに送迎希望を書きました。同乗者は4人グループが1組。日本人カップルと外国人カップルのようです。バスはいろは坂を慣れた様子で上っていきます。

宿に着いてみると、奥日光はまだ雪深かったです。まだまだ一面の銀世界といっていい光景。まだまだ15時だけど夕方に近い位置からの太陽が中禅寺湖を照らします。ひとり旅客は少ないので(この日程ではたぶん僕だけ)すぐに特定されて、宿帳記入と夕朝食時間を決めたらお部屋にご案内。説明もささっと終わり、すぐにひとりにしてもらえました。

部屋はコンパクト和室という名前の最大2名定員の部屋。ひとり旅応援プランの専用室みたいな感じです。さぞかし辺鄙なところにあるのだろうと思っていたのですが、ロビーラウンジに一番近い部屋で利便性抜群。2階建ての建物ですが2階部分にあるので、見晴らしもいいほうに入ります。ただし、レイクビューというのはこの宿の場合あまりあてになりません。午後になって湖面に光が反射し始めればああ、あそこが湖かと思うのですが、白樺などが群生しているので落葉中とはいえそれほどレイクビューというほどではありませんでした。そこはちょっと残念ポイント。でも、いい宿なら当たり前かもしれませんが、ちゃんと部屋の中にバス・トイレがついていて、暖房も完璧でまったく寒くないというしっかりした施設はやはりありがたい。四万温泉に行ったときもあれはあれでよかったのですが、冬は寒くない宿がいいとあらためて思ったものでした。
それから!作務衣だったのが便利でとってもよかったです。


少し落ち着いたら早速お風呂へ。結局4~5回は入りにいったでしょうか。連泊だったのでだいぶゆっくりできましたが、やっぱり朝食後の時間帯が一番空いていました。奥日光まで来ると、スギはほとんど目につかないので露天にも入って長時間ぼーーーーっと。のんびりできるのがいい時間です。意外になにも考えずにぼーーっとなんてできないものですが、むしろ、とりとめもなくあちこち思考が飛んで結果的に時間が経ってるというほうが温泉浸かってる感じがします。スタッフさんがまめに湯温を測りに来るのもサービスとしては面白い。たとえパフォーマンスだったとしてもいい試みだと思いました。
ちなみに、露天で読書をしているおじさんがいて、結構常連さんだったようなのですが、なんと持ってきていたのは図書館のモノらしきラベル付きの本でした。「水ぬれあり」とかになっている本はこんなところに原因があるのか?と衝撃を受けた瞬間でした(笑)。


夕食は両日ともに18時から。朝食はどちらも7時半からということで揃えました。朝食はお品書きの紙がないので忘れてしまいましたが、どちらの日もおひつのご飯を全部食べてしまいました。おかずに困ることはないので安心してください。夕食のお品書きだけ書いておきます。


<夕食1日目>

前菜  山くらげ醤油漬け
    柿バター博多押し 鮟肝
    河豚の唐揚げ ピリ辛うどのきんぴら

お椀  湯波豆腐
     桜麩 桜海老 若布 筍 青味

向付  生肴三種盛(海老・鹿肉・帆立) 湯波
     あしらい一式  

台物  旬の魚の和蒸籠蒸し
     牛肉 色彩り野菜 湯波 生姜だれ 岩塩

焼物  鮎の塩焼き

蓋物  茶碗蒸し
    
食事  コシヒカリ
     ふきみそ 香の物三種 赤出汁

甘味  苺大福 フルーツ


<夕食2日目>

前菜  菜花のおひたし
    桜海老寿司 ホタルイカ酢味噌和え
    新じゃがの黒胡椒煮 桜餅
    当館創作豆乳汲み上げ湯波

お椀  れんこ鯛
     桜葉 桜大根 桜人参 焼き湯波 花弁百合根

向付  生肴三種盛
     あしらい一式  

台物  国産黒毛和牛のステーキ
     彩り野菜 ゆばステーキ
     わさびソース 岩塩 レモン

口変  料理長の手打ち塩出汁蕎麦
     薬味

蒸物  筍のすり流し
     若布 桜麩 桜海老 木の芽 銀餡
    
食事  コシヒカリ
     ちりめん昆布 香の物三種 赤出汁

甘味  桜豆乳プリン フルーツ 手作りケーキ


連泊なので、食事のないようがどうなるか気がかりだったのですが、変えて用意してくださいました。それから、プランがとちぎ牛ステーキプランとなっていたのでこちらもどうなるのかなと思っていたら、ステーキは2日目だけでした。ただ、1日目の蒸籠蒸しの中に、お品書きにはない牛肉が入っていたので、こっちで使ってくれたのでしょう。
ちなみに、連泊すると1回分昼食が必要になりますが、2日目の朝食時に「当館では昼食がご用意できないのですが、おにぎりくらいなら作れます」とのご案内が。宿から一歩も出る気なかったので、喜んでお願いさせてもらいました。個数もいえばその分作ってくださるのでは。2つにしました。そういえばお金かかるのかな、とあとで気になったのですが、明細を見たら書いてなかったのでサービスなんでしょうか。ありがたいことでした。

遅ればせながら、食事はダイニングにて。ひとりだからダイニングの真ん中みたいな席だったらちょっとイヤだなと思ったのですが、一番隅のほうの窓側の席にしてくださっていました。これはひとり旅への配慮なんでしょうか。心遣いがうれしかったです。何が起きてもいいように、本は持って行ってましたがそれほどさみしくなることもなく満喫できました。


過ごし方的には、風呂入って、本読んで、部屋でネットして、ラウンジでセルフのコーヒー飲んで、ご飯食べて、ごろごろして…の繰り返し。こんな贅沢なことはないのですが、終わってみればなにか生産的なことをすればよかったと少々の後悔も(笑)。でも、この後悔自体がまあ贅沢な証拠なんでしょう。
2泊終えての帰りも送りあり(要フロントにて予約)。レストランスタッフのおねーさんらしき人と一緒になりましたが、プライベートのファッションがあまりにも印象がちがって面食らいました。

帰りのスペーシアでは、駅から徒歩5分くらいのサークルKで仕入れたおやつをたらふく食べつつ読書。帰ったらやっぱり少々太ってました。
あー、次はいつひとり旅に行けるかなー。


【次回宿泊に向けて】

・スペーシア個室で人目が気になるときはレースのカーテンを。

・シーズンオフでなければ中禅寺金谷ホテルあたりに昼飯を食べに行くのもいいかも。

・おにぎり3コ頼めばよかった。

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あせび野

【データ】
訪問年月日 2015年2月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン ふじ春旅:温泉 露天風呂客室:スタンダー

ドプラン(1泊2食付き)
      (14時30分チェックイン、10時30分チェックアウト)
部屋タイプ 露天風呂付和室(谷の蔵)
料   金 大人2名で64,992円
      (宿泊料金61,992+夕食時飲み物2,700)
宿 H P 


【宿泊記録】

「そういえば、吟遊行きたいねえ」
ということで、予約しようと思ったら、なんとHPから予約とかじゃないのですね。電話かプランを有する旅行代理店かが基本だそうで。気軽にJTBに行って申し込もうとしたら、「キャンセル待ちになります」。仰天です。平日泊まりだったのに。チェックアウト時に1年後の予約をして帰る客でいっぱい、なんて宿がほんとにあったんですね。

しばらくキャンセル待ちしていてふと気づきました。「予定がロックされてるのってとっても窮屈…」。ということで、もう吟遊はあきらめてキャンセル待ちをキャンセル。他にいい宿、行きたいところは…と探します。今回のテーマは温泉。そしてホテルではなく旅館。久しぶりに客室露天風呂がある部屋で関東近郊。すると、前に一緒に鬼怒川に行った同僚からおすすめ旅館情報が。それが…


あせび野、でした。


よくよく思い起こせば、吟遊と並んで客室露天風呂ブーム火付け役の双璧と言われるらしいのがあせび野。吟遊をあきらめてあせび野というところに少々因縁めいたものも感じつつ。伊豆の修禅寺近辺には一度足を運んでみたいという気持ちもあったのでちょうどいいなと決めました。実は、姉妹間の嵯峨沢館とどっちにするか結構迷ったのですが、なんとなくこちらはもう少し人数の多い家族・グループ向けのような気がしたのと、夫婦ならあせび野のほうがいいかもよという同僚のアドバイスも聞きつつ、あせび野に決めたのでした。ちなみに、あせび野にたどり着く前には「東府やResort&Spa-Izu」も気になっていたのですが、予算面であきらめました(笑)。もう少し早くから申し込めばまだ空きがあったかもしれませんが、こちらもいつか行ってみたいお宿です。


当日はこれまた一度は乗ってみたかった特急踊り子号に乗車。踊り子号って、1日2本くらいしかないんですね。チェックインが14時半なのですが、11時ごろには着いてしまいます。ま、修善寺温泉見学すればちょうどいいでしょうとこの計画で決行。平日にもかかわらずにぎわう東京駅の発車ホーム。やっぱり伊豆方面は首都圏から身近な旅行先なのですね。

到着した修善寺駅は思った以上に新しく。調べてみると、2014年に新駅舎完成となっておりそりゃ新しいはずですね。できたばかりです。観光案内所で宿泊後に行きたいクレマチスの丘のパンフレットなどをもらってきましたが、おねーさんが親切に観光客に対応していました。おみやげ屋さんも広いし、少し食事ができるコーナーもあったりして、地方にしては充実。コンビニもありました。とはいえ、まだ11時過ぎですので3時間くらいは時間つぶしが必要です。駅前のバス乗り場から東海バスに乗って修善寺温泉まで。修善寺駅から修善寺温泉までは道が混んでなければ10分くらいでしょうか。駅近くの橋(?)さえ抜けてしまえばあとは早そうです。

修善寺温泉のバス停で降りたら、そこから修善寺温泉街の散策と相成ります。一緒に降りた人たちになんとなく着いていけば、まさに「修善寺」があったり、有名な「独鈷の湯」があったりと、修善寺温泉の見どころがすぐ見つかります。我々も修善寺くらいは行きました。川沿いの道をてくてく歩いて、新井旅館の裏を通り(新井旅館も有名なお宿だということをあとで知りました)、あこがれの名宿、あさばをチラ見して折り返し。途中にあった「宙SORA 渡月荘金龍」という宿もなんか聞いたことあるなーとこちらもチラ見。昼食もとらないとということで、やっぱそばかな!と見渡したところ、「修善寺そば処 四季紙」を発見。名物というとろろ飯を添えておいしいおそばをいただきました。このおそば屋さんは花小道という旅館の館内食堂らしく、ロマン亭というビーフシチューがウリのレストランも併設されているようです。この近くに朴念仁という名店もあったり、屋台のさくだというそば屋も有名なようです。


さあ、そうこうしているうちに時間もなかなかつぶれてきたので、修善寺駅に戻ります。あせび野へは修善寺駅からこれまた東海バスで30分。湯ヶ島というバス停で下車します。今回は途中の道が工事をやっていた関係か、30分ではつかなかった気がします。
湯ヶ島バス停は何かの施設の前で、道端にぽつーんみたいな寂しいバス停ではありませんでした。下車後、すぐに宿に電話します。「すぐうかがいます」とのこと。ちなみに、同僚のアドバイスによれば、14時半ごろ着くので来ておいてください、というお願いには応じてもらえないとのこと。湯ヶ島のバス停から連絡というのがルールだそうです。白タク問題とかいろいろあるのかなあと思ったりしたのですが、プランによっては修善寺駅まで迎えに行くものもあるらしいので、まあなにか都合があるのでしょう。迎えには年配の男性スタッフの方がほどなく到着。意外に距離を感じるところまで走って、ようやく宿に入ったのでありました。


あせび野に入るとそこがロビー&フロントです。ここが2F。上には3F客室と貸切風呂がひとつ。下には1FとGFがあります。ダイニングは1F。大浴場はGF。ロビーには先客が4名ほど。ひとつのご家族のようで、夫婦どちらかの両親をご招待、といった雰囲気でした。
チェックインの手続きはロビーにて。お茶とお菓子も出してくださいました。お菓子は2種類。スタッフさんはあまり若い人はおらず、みなさんとても落ち着いた印象。大人の宿、という感じです。ひととおり手続きが済んだらお部屋にご案内。

今回の部屋は1F客室、谷の蔵の101でした。じゃらんのプランでは、「[和室10帖]谷の蔵・山の蔵 のどちらか[和室7.5帖+2ベット]花の蔵・木の蔵 のどちらかでご用意致します」と書いてあって、結局どれだよ!と思ったのですが、今よく読んだら、「谷の蔵・山の蔵」のどちらかだったようです。花の蔵・木の蔵だとベッドだったようですが、今回は「和室!」というコンセプトでしたので希望が叶ってよかったです。
スタッフさんの説明はなかなか早口で理解できるかどうかみたいな感じでしたが、「説明などはさっさと終わらせて、あせび野での時間をできるだけ長く楽しんでほしい」というような気持ちが伝わってくるようで、心遣いと受け止めました。結果的にそのとおりで、客の邪魔をしないというのは宿のモットーのようです。

さあ、部屋に専用露天風呂がついている部屋なんて、4年前に行った箱根は強羅花扇以来です。あれもよかったですが、こちらは川のせせらぎが聞こえてこれまた雰囲気満点。とはいえ、iPadで予約する貸切風呂が気になるのでまずはそちらへ。貸切風呂は4つありまして、最上階にある「かざはや」と宿の外の通路を通って行く風呂が他に3つあります。とりあえず、かざはやを予約して、他にいくつ入るか検討してみましたが、わりといい時間帯はもう埋まっていたりするので、全部は断念。結果的に「やませみ」に入りました。
貸切風呂に入るときは、遅れないようにフロントに行き、入浴セットを借ります。そのあとは時間オーバーにならないように上がり、またフロントに一式お返しする。これだけ。寝湯というのがあったので、あれにはまた入ってみたいと思いました。かざはやとやませみだと、見晴らしがいい分、かざはやに軍配。脱衣場が広いのも便利でよかったです。

大浴場にも行ってみました。
大浴場はGFということで一番下のフロアにあります。こういう客室露天風呂があるような宿の大浴場はえてして空いているので、あせび野でも貸切状態かなあ…と思ってみたら、普通に他にもお客さんが。あれれ。
大浴場は露天のわりにはぬるめ。「かざはや」はかなり熱めだったのであったまるという意味では全然困らなかったのですが、大浴場の方はしばらく浸かってないと出てから寒くなるくらい人肌な感じの湯温でした。まあこちらは一度入ってみて好き好きということで。


そんなこんなでごろごろしていたら夕食時に。食事は部屋ではなくて、ダイニングにて。ダイニングは部屋と同じ1Fでした。「しゅんこうだいにんぐ」と読むそうです。お品書きは以下のとおり。達筆すぎて読めてないところもあるかもしれません。


<夕食献立>

箸付  白魚 平貝 春菜和え
    花山葵 独活 こごみ ラディッシュ

前物  蟹と黒米の変わり鮨
    海老黄味酢和え うるい たらの芽
    白ばい貝と湯葉の山葵餡掛け
    沖浅利のチーズグラタン
    鰆白子焼 ふきのとう
    方蓮草糸雲丹和え 梅百合根

吸物  合鴨ロース葛叩き
     大根 小玉葱 椎茸 芽葱 胡椒

造里  鮃 鰤 鮪
     季節の朝獲れの品
      天城産山葵

焼物  穴子香り揚げ 
変わり  春菊柚子胡椒ソース
    新竹の子 蓮根 蕗 茗荷 花葩人参 デトロイト 柚子

中皿  和牛ロースオリーブ焼
     黒オリーブ アンチョビ ローズマリー
    南瓜 椎茸 まこも竹 モロッコインゲン セルバチコ
    三色コロッケ パルメザンチーズ

強肴  あおり烏賊ガーリック焼き
     パセリソース 煎唐墨
    地海老のフリット
     白葱 トマト アスパラ ディル

煮物  金目鯛蒸し煮
     針牛蒡乗せ 人参 菜種

食事  国産米の緑豆ごはん 香の物

留椀  赤出汁

水物  苺と小豆のロールケーキ
     メローゴールド
    バニラアイス 抹茶パウダー


いい宿に泊まりに行って、何のお酒をいただくかというのはいつも悩みどころなんですが、炭酸の入っていないグラスワインは結構うってつけですね。調子に乗ってあまり強くないのに赤と白1杯ずつ飲んだら結構回ってしまいました。お品書きを見たときは、メイン級のお料理が3つくらいあって食べきれるか不安でしたが、なんとか完食。おなかいっぱいいっぱいです。名産のわさびを自分でおろしていただくなんて初めてでした。新鮮なわさびはまったく辛くなく、風味だけが鮮烈で感動したのでした。
この日はそのままコテンと横になって就寝。2時間くらいかかる食事は久しぶりでした。


翌朝はやっと部屋の露天風呂に入浴。
で、思ったんですけど、部屋の風呂が一番いい!(笑)。あんなに貸切風呂も充実していてとってももったいないお話なんですが、でも部屋のお風呂で十分露天風呂ですし、サイズも手頃ですし、せせらぎも聞こえますし。寝湯はできないですけど、なんなら川の湯だけ行ってもいいですし。これだったら部屋の風呂に何回も入ればよかったなあ…ってこういうのも一度行ってみないと分からないことなんですよね。最初から正解ばかり模索していてはつまらないのです。

朝食はバイキングではなく、ダイニングにてセットメニュー。ひとりずつ洋食か和食が選べるので、妻が和食、僕が洋食ということにしてちょっとずつシェア。献立は覚えてないのですが、これまたまともなお食事で、おなかいっぱい。いやー、幸せ。


チェックアウトは少々早めの10時半。そして、この時期は河津桜を見に行くプランを組んでいるということで、踊り子号で到着した方々をピックアップする時間に合わせてバスが出るとのこと。さらに少し早目の25分ごろにロビー集合で修善寺駅まで送ってもらうことになりました。帰りは普通に送ってくれるんですねー。

バスは途中で姉妹館の嵯峨沢館にお立ち寄り。たくさんの元おねーさま方を満載して湯ヶ島温泉を後にしたのでありました。



【次回宿泊に向けて】

・部屋の露天風呂を満喫したい。貸切を使うなら「かざはや」と寝湯かな。大浴場はもういいかなと。

・充実した設備も魅力的なお宿ですが、あえてそれを使い切らない贅沢を楽しむ宿かなと思いました。

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