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グランドプリンスホテル広島

【データ】
訪問年月日 2016年3月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン【大人限定/落ち着いた空間】 プリンスクラブフロア-MELLOW-
      (14時チェックイン、12時チェックアウト)
部屋タイプ 【Prince Club Floor】ダブルルーム(23㎡)
料   金 大人2名で23,130円(税込・サービス料込)
      ⇒ポイント利用&会社の福利厚生宿泊券利用で12,930円(税込・サービス料込)
宿 H P 


【宿泊記録】

3月で花粉がツライ時期だけど、そのぶんゆっくりできる宿で温泉でも入りつつ読書三昧したい…そんな願いを近場で叶えてくれるところを探すことから始まった今回の旅。近場ということで中四国。道後とかいいね、と言ってたのですが、なかなか決め手に欠け、ならばと近場の温泉地、湯郷とか湯原とか三朝とか玉造とかも考えたのですが、わりとお金かかるな…ということでなんとなくこれも流れ…。そうこうしてるうちに、ホテルでもクラブフロアとかがあればゆっくりできるよね、と今度はホテルにも手を伸ばした結果、クラブフロアがあって温泉にも入れるという条件に該当したのが、グランドプリンスホテル広島でした。

結論から申し上げて、グランドプリンス広島のクラブフロアは、いわゆるクラブフロアではありません。というか、専用ラウンジがなかったんですね。そこは結構残念ではあったのですが、今回は温泉に入れるというのをより重視した結果、グランドプリンスのチョイスとなりました。ま、そこは事前研究の範囲なので文句言うとこじゃありません。ちなみに、広島で専用ラウンジのあるクラブフロアを備えているのは、シェラトンANAクラウンくらいだと思います。今度はクラブラウンジ目当てでそちらに行ってみようということが既に確定しております(笑)。ANAクラウン広島は星野リゾートがどう変えてくれるのかも楽しみです。



広島に行くときはいつも、本屋がメインの目的のひとつです。
僕は高校生の時に夏期講習の遠征を趣味にしておりまして、その最初が広島の河合塾だったのですが、その時に体験したジュンク堂の広さに感動してしばらくジュンク堂書店広島駅前店のファンでした。ところが、今年になって初めて行った八丁堀のMARUZEN広島店が意外なほど充実しており、最近ではこちらを愛用しております。今回は広島駅からホテル直行の無料シャトルバスがあることもあり、駅前ジュンク堂で済ませるつもりだったのですが、結局妻が八丁堀のほうにも行きたいと言ったので、MARUZENにも行ったのでした。駅前ジュンク堂はワンフロア、MARUZENは2フロアの本屋です。駅前ジュンクもワンフロアであの規模はなかなか圧巻なのですが、今はなきジュンク堂新宿三越アルコット店を愛用していた僕は、雰囲気が似ているMARUZEN広島店のほうが好みです。本も多いと思います。

さて、話が本屋に逸れましたが、結局2人で1万円を超える本を買い込み、ホテルに向かいます。さぞ荷物が増えて大変だろうとお思いでしょうが、なんとグランドプリンス広島では、広島駅にウェルカムカウンターを設置しており、そこで手荷物が預けられ、ホテルまで送ってくれるのです。これ、超スグレモノなんですけど4月から有料(1コ500円)になるらしいです。そうしたら利用客がほとんどいなくなりそうですね…。うまみがないのかなあ。僕らは3月だったのでギリギリセーフ。着いたらまず預けてから本屋等に行きました。
ウェルカムカウンターはちょっと場所が分かりづらいですけど、北口からグランヴィアに向かって歩いていると、グランヴィアの脇のほうに見つかると思います。ちなみに預けた荷物は随時ホテルに送られているようで、荷物が届いていればチェックイン手続きの時に一緒に渡してくれます。
シャトルバスも北口。30分ほどのんびりしていると着きました。いよいよ宿泊体験記です。


グランドプリンス広島には実は一度来たことがありました。あれは今から5年ほど前、友人の結婚式に参列したときです。泊まりはしなかったのですが、海の近くのよさそうなホテルと言う印象でした。
そしてその時一番印象的だったのが、ロビーの螺旋スロープ。変わらずホテルの顔でした。新郎新婦がこれを通って登場した(退場だったかも)のはいまだに鮮烈な印象があります。せっかくなので今回僕らも私服ですが2回ほど通ってみました(笑)。
シャトルバスにはまあまあ乗ってましたが、早めに降りられたこともありチェックインはスムーズに。クラブフロアは割と特典がありまして、それはおいおいお話しするのですが、うちひとつに「最大24時間ステイ可能(13:00IN/13:00OUT)」というものがありました。じゃらんで予約するときに希望する際は「宿からの質問」に書くようにあったので、一応書いてみました。しかしこれは結果的には特に何も確認等ありませんでした。今回は本屋2軒行ったので13時チェックインも無理だったし、翌日は12時からいちごブッフェに申し込んでいたのでどっちにせよ無理だったので特に聞きませんでしたが、確認すればできたのかどうか不明。そのへんはひとことあるとありがたかったかなあと思いました。まあ気になりゃ聞けばよかったんですけどねー。
部屋まで案内してもらうか自力で行くか選べるパターンだったので、案内はお断りして自分たちで部屋へ。

部屋は街側か海側か気になっていたのですが、海側でした。やっぱり海が見えると気分が違うのでうれしかったです。そういえば広島のホテルでこれだけ海に近いのはグランドプリンスだけじゃないでしょうか。これはやっぱり大きな特徴ですよね。
部屋でゴロゴロしつつ、ホテルの案内などを読みふけり、また1階に降りてコンビニに行ってみることに。コンビニはセブンとかメジャーなやつではないですが、アルコール類とかカップ麺とか弁当とかお菓子とかひと通りあります。もっとショボいと思ってました。ちょっとしたスナックを仕入れてまた部屋に戻りました。


さあ、そろそろ夕食について考えないといけません。
グランドプリンスは周りに何もないのがネックで、まあ中のレストランで食べるか、さっきのコンビニで何か買うか、あとは何か持ち込むかというのが基本になってこようかと思います。ディナーブッフェとかもいいなーと思ったのですが、僕らが注目したのは…


ルームサービス、です。


これね、結構いいかもしれません。
僕らが頼んだのは、牛フィレ肉ステーキ丼 ¥2,370と音戸ちりめんじゃこと広島菜のピラフ ¥1,540でした。ルームサービスなんて割高でどれだけ小さなステーキ丼が来るのかと戦々恐々としてましたが、実際運ばれてきてみると想像してた量の2倍くらいありました。肉も赤身肉でやわらかかったし、おろしだれでさっぱりでした。妻が頼んだピラフも食べきれないくらい量があり、これで2人で4000円くらいなら、ホテルの中の食事としては破格なんじゃないでしょうか。なんだかんだでディナーブッフェはひとり4,500円くらいするみたいですから。

温泉目当てで来たくせにこの日は入らず。特典のワンドリンクサービス券を最上階のバーで使い、就寝しました。お風呂はまた明日。



ということで翌朝。お風呂は6時からなので早起きして行きました。
この瀬戸の湯については、通常はこれまた2,000円ほど料金がかかるそうなのですが、特典で何回入っても無料だそうです。チェックイン時に券をもらって、最初にそれを使った後はどうするのかと思ってましたが、2回目以降は部屋番号を告げるだけでいいんだそうです。悩んで損した。朝風呂はやはり人気らしく男湯は結構人がいました。団体客はあんまりマナー良くないし少々騒がしかったりするので、そういうのが嫌だったらチェックアウト直前くらいがいいと思います(僕らも2回目入って帰りました)。
お湯はびっくりするくらいしょっぱいです。温泉って感じ。ホテルのスパってなんとなくぬるーい湯船があって温泉じゃなくて…て感じですが、ここは温泉って雰囲気があってよかったです。露天もあるんですけど、花粉症の僕には外への扉が地獄の入口みたいなものなのでやめておきました。内湯からでも海見ながら入れるのでいいですよ。

朝食はなだ万でセットの和食メニューか、最上階のバーラウンジでブッフェかどちらかが選べます。僕らはブッフェをチョイス。ブッフェの方はなかなか盛況で、オムレツを作ってくれるコーナーがあったので僕は満足。中身的にはせっかくのブッフェなので洋食がもっと充実してるといいなと思いましたけど(パンの種類とか)、逆に言えば別に普通の内容なので不満を持つ人もいないと思います。


チェックアウト手続きは12時に。そのあと続けていちごブッフェのためにまた最上階のバーラウンジに上がりました。いちごブッフェはねえ…相当食べれる人じゃないと男性にはツラいかも(笑)。カップルで来てる人も結構いましたが、だいたい最後は男性のほうのテンションが下がって帰っていってました。頼みは唐揚げとハンバーガーの具のハンバーグ、そしてホワイトカレーです。
でも華やかでしたねー。あれだけいちごが出そろうというのも珍しい。ぜひ食事系メニューも充実させるか、完全にスイーツ寄りにしたらさらにいいのではないでしょうか。正直いちごピザとかは無理攻め気味だと思う(笑)。



さて総括です。
グランドプリンスホテル広島は、位置づけ的にはまだまだ広島市内で最高級の部類に入るホテルです。海に一番近いのはアドバンテージ。温泉があるのも珍しい。レストランも選べるくらいあって施設も充実です。ここが目的地の旅にはとても良いでしょう。一方、周りに何もないのと中心部からは結構離れているので、繁華街には出づらい。観光も直接船で行ける宮島以外はちと行きにくい。その辺の自由度は街中のホテルより落ちると思います。いろいろ食を楽しみたいとか、B級グルメ系のご当地グルメを楽しみたい人にも少し不満かも。
結婚式利用が多いとは思いますが、一方で「ホテル滞在を楽しみたい人」を大事にする方向にも進んでいけば、まだしばらく広島宿業界のトップランナーの一つの座は固い、と思ったのでした。どちらかといえば、ホテルだけど旅館的な方向を目指せ、と言いましょうか。スイートで外国人呼び込みもいいですが、日本人もゆったり滞在できるように考えてほしいものです。



【次回宿泊に向けて】

・お風呂はチェックアウト前くらいが空いてていいかも。
・いちごブッフェを満喫するにはは若さと体力が必要。食事メニューが充実したらまた行きたい。

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後楽ホテル

【データ】
訪問年月日 2016年3月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン
      ◆【朝食バイキング付】Reチャージプラン◆多機能マッサージチェア付きのお部屋で心地よいホテルステイを
      (15時チェックイン、11時チェックアウト)
部屋タイプ Premiumコンフォートルーム (禁煙)
料   金 大人1名で9,180円(税込・サービス料込)⇒ポイント利用で7,980円(税込)
宿 H P 


【宿泊記録】

久しぶりにひとりで岡山に行こうと思い立ち、せっかくならどっか泊まってこようかなと宿探し。

前から書いているように、岡山駅周辺には数はまあまああるものの、いいホテルっていうとこれといったものがありません。それに、なんだかんだで地元から近いということもあって、それなりに泊まったことが多いのも事実です。大雪回避で泊まったヴィアイン岡山、入社試験の時に利用した西口の東横イン、そして帰省のついでに泊まったホテルグランヴィア岡山に三井ガーデンホテル岡山。ずっと昔に駅前ユニバーサルホテルとかにも泊まったことがある気がします。当時は勝手がよく分からなくて、せっかくの大浴場も利用せず終わったような。

おお、懐かしんでいる場合ではありません。うーん、ついで泊まりなだけなので贅沢なところもアレだし、かといってあんまり評判の悪いとこもアレなので結構悩むものです。一時は倉敷・水島の知る人ぞ知る名ビジネスホテル(らしい)ホテルナンカイ倉敷もいいなと思ったのですが、喫煙室しか空いてなかったので断念。また今度にしました。

そしてようやく決めたホテルがこちら。

後楽ホテル、です。

名前的に古そうですねー。若干不安が漂いますねー。
でも。
なんといってもホームページが洗練されてます。なんかちょっと名前から受ける印象と全然違う。なにかこだわりがありそう。どこか工夫がありそうな予感です。トリップアドバイザーで岡山市1位に選ばれているのも背中を押してくれました。宿泊プランを調べてみるとなんとマッサージチェア付きの部屋があったのでそれにしてみました。平日の仕事を少々早く切り上げ、シンフォニーホールでお目当てのチケットを購入後、早速チェックイン。


ホテルは路面電車が走る駅前の桃太郎大通りをまっすぐ行って、西川緑道公園電停の手前で1本中に入るとすぐあります。ホテルの前の道は意外に「いい車」の通りが多いので横断するときはお気をつけて。すぐ近くにすごくおしゃれなエイブルがあって、こんな店舗があるのかと地味に度肝を抜かれました。

ホテルは入ってすぐ1階がフロント。特に不快なこともなく普通にチェックイン。先にノートPCだけ預けていたのですが、これはまだ部屋に持っていけてなかったみたいなので自力で持って上がりました。
エレベーターはルームキーを差さないと階数ボタンが押せないタイプ。これって意外に扉が早く閉まっちゃったりして焦るんですよね。とはいえ、なんとか失敗せず乗れました。いったん荷物を置いて、コンビニに買い出し。

コンビニは一番近くだと1階がそうです。ただ、見方によっては雑多な地場のドラッグストアにしか見えないので、それが「ちょっとなー」と思う人は桃太郎大通りを挟んだ向こう側にあるセブンイレブンが最寄りかと思います。信号待ちの時間を除けば数分の距離。僕は完全に1階のコンビニが目に入らず、セブンに直行でした。ほんとは晩ごはんは近くにいろいろ食べるところがあるのでそっちで食べたかったのですが、この日は運悪く口内炎が痛くてあまり食べる気になれず。あー、一風堂とかカツ丼の野村とか久しぶりに行きたかったけどまた今度です。

ホテル内ではただひたすら部屋でゴロゴロ。のんびりしました。たまに書き物をしたり、本を読んだり、マッサージチェアにお世話になってみたり。部屋の窓からは西川緑道公園が見えたのでなかなかの癒し感です。
マッサージチェアは思ったより立派で、手とか足もマッサージしてくれるような造作のものでした。機種はナショナルのリアルプロGⅡというもので、帰宅してから調べてみたところ(その場で調べるのは面倒だった)、どうも2004年の夏に発売された当時の高級マッサージ椅子だったみたいです。店頭予想価格は税込47万前後というのですごい代物だったのでしょう。今では10年以上経ってますから、もっといいものはたくさん出てるでしょうが、高級感は変わらない感じでした。機能的には妻の実家にある義父自慢のマッサージチェアのほうがよく効いた気がしますが(笑)。

客室の設備で僕が一番感心したのはドライヤー。なんといっても風量がすごい。今までちらほらと宿に泊まり歩いてきましたが、結構いいお値段する宿でもドライヤーがショボいとちょっとがっかりしてしまうもの。吹き出し口にあんまりホコリがたまってると、チカッチカッと火花が散って危ないやつまであるのです。でも、後楽ホテルのドライヤーはすばらしかった。これならすぐ乾きます。快適。マッサージチェアのついでにこれも型番を控えてきましたけど(笑)、パナソニックのヘアードライヤーイオニティ、EH-NE56というものでした。2014年の秋頃発売されたもののようで、これは比較的新しい備品ですね。いや、別にドライヤーマニアではないんですけど、髪乾かしてて頭が焼き畑…みたいなことになると怖いので。

夜はカップ麺とおにぎり。質素ですがのんびりできるのはいいことです。


翌朝は朝食付きのプランなので、ブッフェをいただきに2階に併設されているホテルのレストランへ。ちょっと楽しみにしてたのですが、まったく期待を裏切らないクオリティ。洋食メニューはちょっと貧弱かもですが、和食は充実です。絶対パン派!という人以外はぜひ和食メニューをおすすめします。和総菜でおいしいものが多かったです。鶏鍋というしょうがのよく効いたスープが一番ヒットでした。だし巻き卵は冷たかったけどおいしさには満足。そのぶん手作り豆腐は温かいものが存分に食べられます。期待していいレベルだと思います。


あっという間のチェックアウトですが、その前に気になるスポット、見にライブラリーを見学。こちらは4階でエレベーターを降りるとすぐあります。ルームキーで開錠して入室。このフロアには会議室もあるのですが、この日は刀剣の展示会みたいなのをやってました。さすが刀剣王国ですね。
ミニライブラリー&ビジネスルームという名称ですが、PC2台にプリンタもあって、印刷用紙もあるのでプリントアウトもできます。たぶん印刷にもお金はかからないのではないでしょうか。ミニライブラリーはほんとにミニですが、応接セットみたいな椅子があってちょっとした本棚がありました。地元の情報誌なんかはちゃんと揃えてあるようですがから、必要な人には役立つでしょう。ま、あまり長居するようなスペースではありませんが、用事がある人はわりと存分に活用できそうなスペースでした。


今回、後楽ホテルを発見したのはほんとに掘り出し物という感じで(情報感度が低いだけ?)、岡山に後楽ホテルあり、といっていい、いい宿でした。ないないと言ってましたけど、探せばあるもんですねえ。地元のほうが見えなくなってる。今度は妻を連れていこうと思ったのでした。


【次回宿泊に向けて】

・今度はもっと体調のいい時に妻を連れて。全然夫婦とかで行っても安っぽい感じはしない。
・マッサージチェアはもういいかな(笑)。
・今度は1階のコンビニも偵察に行こう。

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ホテルピエナ神戸

【データ】
訪問年月日 2015年12月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン【神戸旅】朝食付スペシャルプライス
      (18時チェックイン、10時チェックアウト)
部屋タイプ セミダブル【禁煙】 (ベッド幅140cm)
料   金 大人2名で15,400円(税込・サービス料込)
宿 H P 


【宿泊記録】

「朝食日本一」

宿好きにとってこんな魅力的なフレーズがあるでしょうか。いや、ない。いきなり言い切り。特にホテル泊まりの場合なんて、ちょっとしたホテルでもホテル内のレストランで食べるのはなかなかにハードルが高い。ルームサービスなんて言わずもがなであります。だから必然的にホテルでの食事は朝のみ、が基本になってくる。そのとき、その一度きりの朝食がすばらしければホテルでの滞在すべてがすばらしかったと言える(経験上も言えた)ような気がします。

さて、冒頭のフレーズに戻って、今トリップアドバイザーの「朝食日本一」の称号をしばらく手にし続けているあるホテルがあります。それが、ホテルピエナ神戸。朝食に興味がなければおそらく噂すら聞いたことがないかもしれませんが、反対に朝食目当ての人にとってはあこがれのホテル間違いなしです。
ここのホテルの肝は、朝食が「宿泊者限定」であること。外来は受け付けていないのです。なので、泊まらないと食べられない。これは大きなウリですよね。では、行ってみよう。クリスマスシーズンになる前の日曜泊まりで出かけてきたのでした。

実は、神戸で下車したのは一昨年が初めて。出身が近いわりに、関西にはあまり縁がなかったのが正直なところです。一昨年以来は何度か訪れていますが、いずれもお目当ては美術館だったり、クラシックの演奏会だったり。まして、妻を連れてなんて今回が初めてですから、いっぱしの観光でもするか、というつもりでやってきたのでありました。

でも、あんまりがっつり観光も結構疲れるので、シティループという循環バスで市内を一巡り。これでだいたい観光した気分になって、異人館街をぶらぶらし(異人館には入らず)、なぜか猿回しを見、異人館の雰囲気あるスタバでお茶して昼飯時を逃し、変なタイミングでお昼めいたハンバーガーを食べ、外出時のいつものパターン、本屋を経てホテルにチェックインしたのでした。なぜそんなにブラブラしてからチェックインなのかといえば、今回の宿泊プランは「スペシャルプライス」と銘打たれたもの。当然プライスの代償がどこかに求められています。それが、今回の場合はチェックイン時間が18時からというのがその代償。でもまあ、そんなに滞在型のホテルでもないようだし、もともと観光もするつもりだったし、ということでもちろん了解済みです。そういえば生田神社にも行きました。某有名人があそこで挙式後に離婚したのでちょっとミソがついた気がしてましたが、いざ行ってみると朱色が目に鮮やかで、そんな卑小な話題がまったく不釣り合いな立派な神社でありました。


ホテルピエナは新神戸からも三宮からも徒歩圏内。どちらからも10分も歩けば十分たどり着きます(と思ったら新神戸からは徒歩12分でした)。なので、新神戸から三宮まで歩く間にいったん立ち寄って、荷物を預けてから観光に出るというのも十分可能。新神戸からなら下り坂ですし。僕らは三宮からだったので上り坂。それでもそんなにキツいものじゃないし、散歩にもちょうどいいです。

そしていざ、ホテルピエナです。
正直に申し上げて、外観からはなにも期待できない感じです(笑)。ちょっと昔のいいマンションといった建物ですが、ホテル名の看板が良くない気がする。字体がラブホっぽいのがよくないのかなあ。でも、まさにこのホテルは中身で勝負。先に言ってしまいますが泊まってみて感じた一番の印象はこれでした。

入ってすぐがショップ。その奥にフロントとカフェスペースがあります。フロントには何度か立ち寄ることがあったのですが、接客で不快なことはなにひとつありませんでした。見てる感じ、客層はわりとバラツキがあり、正直あんまりマナーのいい人たちばかりでもない感じなのですが、スタッフの方は終始落ち着いて幅広い客層に対応されてました。
フロント前のカフェスペースは宿泊客向けに無料でコーヒーなどが利用できるようになってました。スペース的にもなかなかいい感じなのですが、冬だとホテルのドアが開くたびに寒気が容赦なく吹き込んでくるので、そこでの読書などはオススメしません。あったかい時期ならいいでしょうね。

それでは部屋へ。
僕らが泊まったのは6階の部屋。セミダブルの禁煙ルームです。ホテルピエナはフロアごとにテーマカラーがあるらしく、6階はミントグリーンだそう。これは事前の勉強不足で知らなかった。ふーむ、たしかにミントグリーンのような色で統一されている。これは結構不思議な感覚です。今までありそうでなかった発想。外観がしょぼかったように、建物的には古さが目立ちます。たぶん、こういう模様替え的な取り組みが老朽化に対抗する策なんでしょう。一方、内装が古いのは古いのですが、ミントグリーンのテーマ色で覆ってみると、意外にもいい感じのレトロ感が出てます。これ、好きな人は好きだと思うなあ。そう見てみれば、なかなかのグッドアイデアといえるのではないでしょうか。

さーて、そろそろ夕食です。今回はピエナで朝食を、というのがテーマですから夕食はついておりません。では、どうするか。徒歩圏内とはいえ、繁華街三宮からは離れてしまいましたから、周辺で済ますかコンビニくらいしかありません。しかし、そこはラーメン好きな性分で事前のラーメン屋リサーチに抜かりはありませんでした。なんと、ピエナの真ん前に和歌山ラーメンの名店があったのです。丸高中華そば。黒い焼きめしにはとっても惹かれてしまうのでこれだけでもよかったくらい。ラーメンもうまかった。行って初めて知りましたが、おでんもあります。おなかに入ればぜひどうぞ。
さあ、翌朝食を楽しみに。執心、じゃなかった就寝。


夜が明けて、いよいよ日本一の朝食です。
朝食は6時半から。この日は月曜日です。普通、空いてる日ですね。
ところが、満席なのです。少々待ち時間が発生。これはほんとにオドロキの事態です。そんなに人気なんだ!

ちなみにこの待ち時間ですが、ホテルピエナではもう待ち時間発生を前提にある程度の対策が打ってあります。それは、朝食会場に出かける前に「まずお電話でご確認ください」という方策。言ってみれば、予約ができるわけです。
僕らも結局電話で確認してから行きました。まずレストランに電話して状況を確認。たぶんたいてい「今は満席ですので入れる時間になったらご連絡します」と言われ、だいたいの目安の時間を教えてくれます。で、目安の時間よりは早めに折り返し電話がかかってきて向かう、という感じ。電話するのもイヤだし、並ぶのもイヤ、という方はレストラン前で開店を待っておくしかないでしょう。7時すぎくらいに連絡すれば10分ほどの待ち時間で連絡くれましたが、日曜の朝とかはものすごいことになってるんでしょうね。8時以降に連絡するならおそらく起床直後に電話しといたほうがちょうどいい頃になるかもしれませんね。早めに行くなら「あと10分くらいすれば準備完了!」というのがタイミングとしてちょうどよさそうです。

さあ、連絡も来てようやく朝食です。
会場に入ると…うん、狭いです。混む理由がよく分かります。たぶんこれほどの盛り上がりを想定していなかったんでしょう、当初。でも、さすが日本一というだけあってビュッフェの充実ぶりはすごいです。もうこのあたりはお楽しみというか、口コミ参照というか、僕が書かなくても情報はたくさんあふれていると思います。僕はキッシュがあるのがうれしくて、妻はおいしいスイーツがたくさんあったのがうれしかったみたいです。充実したビュッフェに出会うといつも思いますが、ほんとに自分の胃袋がこれだけしか入らないのが恨めしい。もっと食べられたらいいのになあ。まあ限りあるというのが粋なのかもしれませんが。


今回はスペシャルプライスですから、チェックアウトも10時と早め。でも、朝食の充実ぶりとコストパフォーマンスを考えれば大満足の滞在でした。
さて、総括。今回の予約は朝食付スペシャルプライスというプランだったのは何度も申し上げたとおり。チェックイン・アウトがタイトではありましたが、それでも2人で1泊朝食15,400円はなかなかのお値打ち。これに今回はためにためたリクルートポイントを充当し、その半額以下で泊まったわけですから我々のお得感たるやものすごいものがありました。
一方、このホテルピエナというホテルを見てみると、おそらくお食事に力を入れている宿と言えるでしょう。ある意味でオーベルジュみたいな印象も受けます。その印象を作るのに強力に役立っているのが「朝食日本一」の称号。これは戦略的に取りに行ったものなんでしょうね(スペシャルプライスのプランも「口コミ投稿が条件」となっていたし、チェックアウト時にトリップアドバイザーの口コミ投稿依頼の紙をもらった)。おそらくホテルとしては朝食日本一と引き換えに、諦めたり甘受せざるを得ない部分はそれなりにあったんでしょうが、それでも今は「これで行く!」という明確なビジョンを持った姿に映りました。

それにしてもこの内容で朝食大人2,200円(税抜)は安いと思う。ピエナが東京の宿だったら3000円でも客が殺到する気がします。高コストパフォーマンスを生むある意味ミスマッチなホテル。ピエナの印象はそんな感じでした。

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