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休暇村吾妻山ロッジ

【データ】
訪問年月日 2016年9月忘日から1泊
宿泊プラン 1泊2食付き 大人2名(夕食:比和の晩ごはん)
      (15時チェックイン、10時チェックアウト)
部屋タイプ 禁煙 和室8畳トイレ付
料   金 宿泊券当選につき無料(!)
宿 H P 


【宿泊記録】

「なんか、宿泊券当たったらしいよ!」

帰宅すると妻がそんなことを言っておりました。どこの?と聞くと、なんか休暇村って書いてあった、とのこと。どこの休暇村だろう、と当選通知を見てみると、


「休暇村吾妻山ロッジ」


と書いてありました。





…で、どこ?(笑)





早速ネット検索で調べます。
広島県はもはや県北、というよりももうちょっとで島根県という県境の山の中にあることが判明。うーん、近いといえば近いけど、遠いといえば結構遠い。特に一番気になったのが宿に行くまでの道における最後の山道。これ、ストリートビューで見るとほんとに狭そうだったんですよ。あまり運転に自信がないのに強行してがけから転げ落ちてもいけないので(笑)、今回はとりあえず庄原まで迎えに来てもらうことに。迎えの時間はバスとか電車に合わせて数本ずつしかなく、しかも事前に予約しとかないといけないのですが、まあちょっと早めに行くかと11時ごろに庄原バスセンターに来てもらうことにしました。

こういう宿泊券当選というのは初めてで、どういう宿泊プランなのかとか予約もとりあえず電話でしないといけません。電話がイヤだからいつもネットでやってるんですが、まあこればかりはしょうがない。それでもわりとスムーズに手続きをしてくださいました。泊まる1週間前くらいに予約した気がしますが、事前にパンフレットなんかも送ってくれてありがたいかぎり。名前の漢字は間違ってましたけど、まあ伝わらないこともそりゃあるでしょう(笑)。


さて、当日。
あまり天気がよくなさそうということでどうなることかと思いましたが、着くまでは無事にもちました。
バスセンターでお迎えを待っていると、「休暇村」とプリントされたワゴン車がやってきました。この時間は僕たち2人だけのようです。「シートベルトでしっかり固定して、荷物も固定しておいてください」と言われるので相当な山道なんだろうと覚悟してのスタートです。運転手はきさくなおじさんで、道々いろいろと話してくれました。おじさんは地元の人で臨時雇用なんだそうです。このあたりに遊びに来てくれるのはうれしいと言ってくれました。

肝心の山道ですが、どうですかねえ、まあ途中ところどころにすれ違い可能な場所もあるし、そんなに交通量が多いところではないのでまあ行けなくもなかったかな、というのが正直な感想です。でも、知る人ぞ知る施設ということか、休暇村の駐車場には信じられないほど車がとまっていて登山客の拠点になっていることがうかがえました。


チェックインにはまだ早いですが、ほんとに庄原バスセンターから1時間くらいかかったのでもうお昼です。フロントの真ん前に喫茶コーナーがあり、簡単なお昼が食べられるということなので早速昼食に。フロントでお金を払って、肉うどんと比婆牛丼をいただきました。フロントの様子を観察していると、やはりここを使い慣れたお客さんが多いようです。比婆牛丼はもう少し肉があってもよかったですが、結構おいしかったです。

お昼を食べ終わってもまだチェックインには早いのでちょっと周辺を散策します。
2時間くらいあったら山頂まで行って帰ってこられると聞きはしましたが、さすがにそこまでの元気はありません。だいたい山登りに来たのではない。ぼーっとしに来たのです(笑)。なので、これまたフロントでもらった周辺の地図を参考にちょっと小高くなっている丘みたいなところに登ってみたり、池の周りをウロウロしてみたりしながら過ごしました。チェックインは15時からでしたが、14時くらいには部屋に入れてくれました。ありがたやありがたや。


部屋はまさに公共の宿という感じの和室8畳です。神宮会館とかちょっとした合宿所的な趣。でも、この感じ結構好きなんです。なんせ和室というのがいい。やはり旅情があります。それから標高1000mという立地もなかなかの非日常感があります。いつもは海とか川が見える、水のある風景を求めて旅することが多いのですが、ここまでの高地に来るのも珍しいものです。ちなみにこの宿の屋根はちょっとくすんだような赤色で、どことなく上高地帝国ホテルや赤倉観光ホテルの屋根と同じような色をしています。高原リゾートってだいたい共通したイメージがあるのかなという気がしました。

部屋ではゴロゴロ。なんかずっと眠くて寝たり風呂に入りに行ったりしながらのんびりです。風呂は大浴場というには狭いですが、山水を沸かした湯冷めしにくいお湯ということで気持ちがよかったです。たまたまだったのか、僕が行くとだいたいほとんどお客さんがいなくて、かなりの割合ひとりだけになりました。


さて、夕食。食事は実はいろいろとプランがあるようで、比婆牛が食べられるプランとか興味あったんですが、とりあえず基本の「比和の晩ごはん」というものを楽しみにしておりました。事前に送ってもらった資料の中にはひとりプラス2000円ちょっとで小鍋を比婆牛の石焼とかすき焼きに変更できますとか書いてあったんですけど、基本のやつでも結構量がありそうだったので。
夕食は始まりの時間だけ聞かれます。僕らはすぐ18時からにしました。お品書きは以下のとおり。


<本日の比和の晩ごはん>

小鉢    じゃが芋酢炒り
      小松菜とあげ煮
      パプリカとインゲンサラダ
      冬瓜の鶏そぼろあん

蒸物    茶碗蒸し

中皿    鯖の葫(にんにく)焼き

揚物    地元野菜の天婦羅(茄子・南京・ゴーヤ)

鍋物    抹茶を入れた豚鍋

汁物    具だくさん味噌汁

漬物    おっかぁ~の特製漬物

飯物    比和産コシヒカリ

デザート  リンゴ ケーキ


実際、結構量ありました。もう十分。
おまけに具だくさん味噌汁とごはんはバイキングコーナーに設置されていてお代わり自由。それだけでも十分いいのに他にも結構な品数が。特に豚鍋とかおいしかったですねえ。立派な豚さんでした。グレードアップとかする必要もないくらいです。
一方、グレードアップする方も、比婆牛を買うとなると結構するので、それ目当てならグレードアップ全然アリだと思いました。比婆牛は高級なのです。

このお宿、全18室で、他にコテージとかもあるみたい。コテージにお泊まりのお客さんでもレストランで食事可らしいので、どのくらいの人が実際にホテル棟に泊まっていたのかは分からないのですが、だいたい10組くらいはいた気がしました。中高年の夫婦かファミリーが多かったですかね。

夜もおとなしく。静かだし、やっぱり涼しい。9月上旬にエアコンなしで普通に25度以下ってすごいですよね。そういえば帰りに送ってもらう予約をしてなかったので部屋の電話が鳴りました。朝出るとなると、9時前に宿を出発するようになるみたい。滞在時間が気になる人は自家用車がいいかもしれませんね。


翌朝は朝風呂に入ってから朝食。9時前に出発となるとあまり時間がありません。
朝ごはんのメインはたまごかけごはんです。奥出雲のネッカたまごというのをごはんにかけて、おたまはんというたまごかけごはん専用の醤油でいただく(生がダメな人は熱調理してくれるそうです)。もうご飯と卵と味噌汁があれば大丈夫なところに、さらに干物を焼いてくれるというなかなかの充実ぶり。サラダはバイキング形式でありました。
なんだか、このくらいの施設でこのくらいの食事があれば普通に満足するんだな、という自分の中のラインが確認できたような気がします。

これからは休暇村を回ってみるのもいいな…そんなきっかけになりそうな宿体験でした。



【次回宿泊に向けて】
・今度は車で最後まで行ってみようかな…。
・次回行くならふれあいプログラムにも参加してみたい。夜の散策みたいなのがありました。

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シェラトングランドホテル広島

【データ】
訪問年月日 2016年8月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン
      【早期21】ベストレートから最大20%OFF(朝食付)
      (15時チェックイン、12時チェックアウト)
部屋タイプ デラックスキング(禁煙)
料   金 大人2名で24,000円(税込・サービス料込)
      ⇒ポイント利用利用で22,800円(税込・サービス料込)
      (他にレストラン利用で4,131円をプラス)
宿 H P 


【宿泊記録】

「1回くらいカープ観に行ってみる?」

カープファンのくせに試合を観に行ったことがなかった我々。元々のカープファンの僕はともかく、今では妻の方がハマって、結果的にはレプリカユニフォームを入手するほどに。ちょうど会社の福利厚生企画でチケットが取れるかもしれないということで早速申し込み、併せてホテルも取ってしまったのでした。

結果、やはり今年は倍率が高くチケットは抽選に外れ、ホテルの予約だけが残る事態に(笑)。まあ、最近ちょっと行ってなかったし、買い物も兼ねてこのまま行こうか、となったのでした。

ちなみに取ったホテルはシェラトングランドホテル広島。広島に来るたびに気になっていたホテルです。なんかあのちょっと宙に浮いたあたりにあるラウンジっぽいところ、いい雰囲気だなあ…と駅から見るたび、お向かいのグランヴィアに泊まった時も、ちょっと思っていたのでした(この印象が間違っていなかったのか、シェラトン広島は2016年6月に「ワンランク上のカテゴリーとなる『シェラトングランドホテル広島』」になったそうです)。


シェラトングランド広島はたしか新幹線口から直結…と思ったら、なんとまだ新幹線口側のペデストリアンデッキが完成していなかったので、いったん1階の高さに降りてタクシー乗り場などを通ってホテルへ。広島駅の整備はもう少しかかるみたいですね。完成後は新幹線改札と同じ高さから行けるようになるし、なによりあの古くさい南北自由通路を通らず南口に行けるようになるのはとても大きい気がします。
ホテル1階からはエレベーターでロビー階へ。そこでチェックインです。

ホテルのスタッフの方はいい意味で外資系ホテルっぽくない素朴な印象。洗練されてる感じではないけどそのぶん温かみが感じられます。もちろん悪い感じは全然ありません。混雑時はどうか分かりませんが、部屋までは案内してくれます。このへんはさすがに「いいホテル」という感じです。


部屋の印象は「おお、さすがに外資系」と思える充実ぶり。内装がおしゃれですねー。分厚い遮光カーテンとかはまさにそんな感じ。日本の家には絶対にない造りの透けガラス(上半分がね)のトイレ、石っぽい造りのひんやりとするバスタブ、たっぷりの水量が浴びられる巨大なシャワーヘッド。なにより部屋が広いのがうれしい。最近は高級ホテルでもいろんな価格帯の部屋があったりして普通に20何平米とかの部屋も多かったりしますが、デラックスキングルームは35平米。このくらいあれば贅沢な感じが味わえる気がします。

本屋にしばらくいたり、炎天下の中を現代美術館まで登ったりして疲れたので少々ごろ寝。起き出して本日の夕食を検討します。
まあ、駅近なので駅周辺まで行けばなんでもあるのですが、ホテルの中で食べられればそれはそれで楽、ということでまずはルームサービスをチェック。まあまあの厚さのメニューが用意されています。気になる価格設定は…


…外資価格です(笑)。


このあたりの感覚は人によると思いますのでなんとも言えないですが、例えばステーキ単品が5000円前後、という感じ。元々どのくらい食事にお金かけようかとかは旅によって違うと思いますが、今回の我々の予算は夕食全体で1人数千円くらいまでだったのであえなく予算オーバー。ルームサービスは断念したのでした。

代わりにその他の資料をパラパラ見ていると、ディナーブッフェが宿泊者特別価格で半額と書いてあります。通常価格が約4000円ということは1人約2000円。おお、これでホテルビュッフェならまあいいか、ということでさっそく予約。イマイチどこに電話したらいいか分からなかったので、総合案内みたいな内線番号にかけてレストランにつないでもらいました。「これから行ってもいいですか」と聞くと即OK。ロビー階のレストラン「ブリッジ」まで出かけていったのでした。


レストランは日曜の夜ということもあってか、それほどの混雑はなく窓側の席に案内してもらいました。この月のブッフェはハワイアンフェアということでハワイ料理がいろいろと。まああんまりハワイ料理と言ってもロコモコくらいしか知らないんですが、ロコモコが自作できるコーナーもあったりしてなかなかおもしろかったです。一応用意してあるメニューは…

・マグロのポキ
・ロミロミサーモンマリネサーモンシトラスの香り
・マリネサーモンとヨーグルトチーズ香草ピザ
・ハワイアンロール、アボカド雑穀米
・ココナッツミルクポークブリッジスタイル
・ハワイアンスペアリブ、パイナップルマンゴーマリネ
・スパイシーシュリンプ ガーリック控え目
・タコライス
・スパムチャーハン
・カルアチキン バナナの葉蒸し焼き
・ロコモコステーキブリッジスタイル
・マヒマヒ(シイラ)のソテー バターソイソース
など約40種

ということで、これにアルコールなどを注文すれば別料金。水とかお茶、コーヒーでよければ料金に入ってます、という感じでした。個人的には上のメニューにはないですが、パスタをシェフが仕上げてくれる趣向は珍しいなと思いました。これで2000円なら普通に満足です。他はローストビーフを切ってくれるところもあったかな。


ブッフェでおなかいっぱいになった後は部屋でお風呂に。こんなときしか着る機会ないし…とよく着てみるのがバスローブなのですが、シェラトンにはデフォルトでは部屋にないみたい。要望すれば持ってきてくれるのかもしれませんが、特に頼みませんでした。でもあればよかったなあ。夏場はなかなか汗が引かないし、ああいう家にないものを使うのがまた非日常感をくれるものだと思うのです(と思ってよくHPを見ると18階以上の客室には常備されているそうです)。

ホテルのエレベーターホールからはマツダスタジアムが少し見えました。観に行きたかったなあ…強いのはうれしいんですけど、チケットが手に入らないという(笑)。



翌朝はまた同じレストランで朝食ブッフェ。月曜の朝ですがなかなかお泊まりの方が多かったらしく、チェックインの時にも混雑するかもと言われました。たしかに僕らはすんなり入れましたが、7時半くらいからはすぐには入れなくて結構待っていた人がいました。朝から予定のある方はぜひお早めに。
ブッフェ自体は普通にホテルの朝食ブッフェ。オムレツコーナーはちゃんとあるのでご安心を。普通に充実。普通においしい。


さて総括。
広島のシェラトン、結構よかったです。これでクラブフロアがまともだったらすっごくいいと思う。やっぱりなかなか広島・岡山近辺でクラブフロアらしいクラブフロアのあるほてるなんてそうそうないですから。それから設備の充実ぶりは新しいのもあるのでしょうがさすが。今のところ設備的にはお向かいのグランヴィアやリーガロイヤルを圧倒してるんじゃないでしょうか。特に客室のワクワク感は地方のシティホテルにはないものを感じました。今度はANAクラウンを試してみて、星野リゾートがANAクラウンに本腰を入れるのを待って、その間にシェラトンのクラブフロアも試して再評価できたらなあ…と思ったのでした。

そうそう、チェックアウトの時、スタッフの方から「ご満足いただけましたか?」と聞かれました。この言葉、ああ、外資系ホテルに泊まったんだった…と再び思い出し、「お世話になりました」と感謝を伝えてホテルを後にしたのでした。




【次回宿泊に向けて】

・今度はやっぱりクラブフロアに泊まってみたいなあ。このホテル、HPにはあまり情報が出てないので泊まってみなければわからないです。

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天然温泉境港夕凪の湯 御宿野乃(ドーミーインチェーン)

【データ】
訪問年月日 2016年7月忘日から1泊
宿泊プラン じゃらんのプラン
      【朝食付】約70種類のメニュー豊富な和洋バイキング朝食付プラン◆最上階天然温泉大浴場◆
      (15時チェックイン、11時チェックアウト)
部屋タイプ 【和モダン】 モデレートツイン
料   金 大人2名で16,990円(税込・サービス料込)
      ⇒ポイント利用利用で12,990円(税込・サービス料込)
宿 H P 


【宿泊記録】

GW前日。雨が降る中の山道は困難を極めたのでした。なんといっても霧!どんどん濃く、深くなる霧を前に大山ドライブを断念。その時誓った2つのことは、



ひとつ、天気のいい日に行くこと!
ふたつ、泊まりで行くこと!



でした。

それではとリベンジの機会をうかがっていたところ、ここなら天気が崩れることはなかろうという安パイの日を発見。すぐさま境港に宿を取り、勇んで出発したのでありました。


そうそう、境港で急いで探した宿は、「天然温泉 境港 夕凪の湯 御宿 野乃」。おいおい、どこの旅館だよ、皆生温泉でもないのに…と思いたくなりますが、このホテル。なんとドーミーインの新ブランドだそうで、

「ドーミーインブランド初の和風プレミアムホテルとして、 ドーミーインの快適性をそのままに、木の温もりと香り、畳の爽快感、 和服の柔らかさと艶やかさを持った『現代の旅籠』」

とのことです。HPに書いてありました。2016年2月にできたばかりということで、まだ半年ほどしか経ってません。ドーミーイン自慢の天然温泉と朝食バイキングはそのままに、旅情を感じられる旅館風のしつらえで1人1万円を切ってくるというのはなかなかのコンセプト。こう書くとアイデアとしてはほぼ非の打ちどころなしと言ってよさそうです。では実態やいかに。楽しみに出かけていったのでした。


事前に経路などは調べていっていたので、当日はスムーズに大山周辺に到着。大山自体は少々曇り気味で、山頂が見えない感じでしたが、さすが夏休み、平日にもかかわらず思ったより多い人出でした。まず、大山まきばみるくの里という施設で目論見どおりサーロインステーキを食べ、そのあとは大山寺、大神山神社を見学してから境港方面へ。大山周辺からだと車で小1時間くらいでした。県道24号から国道431号という産業道路に出れば楽なルートではないでしょうか。

さあ、地味に困ったのは、宿の場所です。
これはもう自分の準備不足としかいいようがないのですが、なんとgoogleマップで検索して出てくる場所とほんとの宿の場所が違います。これはもう新しくできた宿の宿命といってもいいでしょうが、ぜひ宿の自社HPのアクセスもしくはじゃらんのMAPをチェックしていってください。ポイントは「境港海陸運送」のすぐ西隣りという情報です。駅ロータリー隣接と言ってもいいと思います。到着直前に少し手間取ってチェックイン可能時間の15時を少々過ぎてしまいました。
ちなみにホテル駐車場の入口はホテルのあるブロックの北側(すぐ北隣も駐車場でその間の道)からでも、南側(東府屋という食事処の目の前あたり)からでもどちらからでも入れます。出るのは北側からしか出られません。17時半ごろ夕食に出かけたときには満車になってましたのでご注意を。


さて、駐車場に車を置き、駐車券を持って宿に突入です。入口を入ると…おおー、新しい!さすができたてです。チェックイン時間を少し過ぎたくらいなのでまだまだ人も来てないかと思ったのですが、ビジネス客がチェックインを待っており、少し待機。繁盛してそうな予感です。
順番になって呼ばれると、なんとそこで出てきたのはおしぼり。おいおい、ドーミーインのチェックインでおしぼりなんか出てきたことないですよ!というか、これはほとんど高級旅館のサービスなのではと最初から度肝を抜かれました。

チェックインの手続き後はフロントの向かいにある下駄箱(ロッカー)に靴を入れ、下駄箱の鍵も持って部屋に向かいます。エレベーターは階数ボタンを押す前にルームキーをかざさないと基本押せない方式。こういうところは最新のビジネスホテルのいいところをそのまま生かした感じです。え、なぜ靴をしまわせるかって?それは館内が全部畳敷きになっているからです。そう、この宿、館内はすべて素足&館内着ですごせるのです。なんかほんとに旅館という感じしかしないです。


僕らが泊まったのは7階。宿自体は12階まであり、眺望的にはどうなのかなと思ってましたが、周りに背の高い建物があまりないため、7階でも見晴らしは十分。もちろん12階の大浴場からの眺めはもっとすばらしいです。でも7階でも水の風景を十分に楽しめるのは保証します。
それにしても部屋が新しくてキレイ。できたばかりの宿ってこんなにキレイなのかとちょっと衝撃を受けるくらいキレイです。たしかに最近はリブランドみたいなのも多いので、完全新築のホテルに泊まる機会なんてそんなにないかもしれません。

引き続き部屋の中を探検。部屋はツインにしたので24.75平米あります。最近泊まったビジネスホテルの部屋に比べれば相当ゆったりした印象。「寝るところ」というよりは「暮らせるところ」という印象が強いです。今回は妻の体調が微妙で、大浴場に入りに行けるか分からなかったので一応部屋にお風呂がついているタイプの客室にしましたが、部屋のお風呂もなかなかしっかりした造り。電気を全部つければ室内も明るいし、トイレもエアコンも新品同然。ミネラルウォーターのペットボトルまで2本ついてきて、ドリップコーヒーのパックまである。あとは館内案内の分厚いファイルがあれば個人的には最高なんだけどな…と思ったら、テレビをつけるとそのへんの情報も表示されるんですね。大浴場やレストランの混雑具合まで確認できるとは…。正直、失点を拾うほうが大変。そんな完成度です。


夕食はつけていないのでどこかで食べないといけませんが、最悪、宿のレストランは夜もバイキング(2016/7/15からバイキングのみ)をやっているそうなのでとりあえず安心です。というわけでその前にひとっ風呂浴びてこようと12階の大浴場へ。男性はルームカードキーを持っていけばそれで浴場入口が開きます。女性はチェックインの時に暗証番号の紙をもらうので、それを覚えていけば入れるみたい。カードキーは2枚もらうけど、1枚は電気のスイッチに使うので編み出された方式なのかなと思いました。

エレベーターは2基。195室のわりには少ない感じですが、そんなにむちゃくちゃ乗り合わせるという感じでもありませんでした。お風呂には客室からタオルを持っていく方式。ちゃんと鍵のかかるロッカーがあるのでカードキーなんかがあっても安心です。ロッカーは結構鍵がついていないところが多かったので、すごく混んでるのかなーと思って入ったら全然いなくてクエスチョンマーク。混み過ぎないようになんらかの調整がしてあるのか、もしくはサウナにすし詰めになっているかのどちらかでしょう(笑)。僕はサウナは使わないので実態は分かりませんでした。

大浴場は意外にも内湯のほうが景色がいいというサプライズ。まあ露天はあまり開放的でもマズいですから仕方ないでしょう。お湯はかなりしょっぱいです。温泉がついたままだと手とか結構ベトベトした感じがするので、気になる人は洗い流してから出た方が快適かもしれません。広さ的には20人くらいならまあさばけるかなという感じです。僕の入った16時すぎと5時ごろはどちらも5人いるかいないかくらいでした。


夕食は歩いてすぐの境港駅のところにある「大漁丸 みなとさかい店」へ。回転寿司店です。
結構画期的なオペレーションの店で、入店後は店員がお茶や湯飲みを出しに来ることすらなく、席についているタブレットでひたすら注文をするというスタイル。これはこれですがすがしいなと思いました。わりと売り切れのネタも多かったのでちょっと残念に思うところもあったのですが、サーモン系は全種類在庫があったので味覚がお子様な僕にはそれほど不都合はありませんでした。妻は鉄火巻きがなくて残念そうでしたが、ネギトロをたべていたのでまあよかったんじゃないでしょうか(笑)。ランチに行けばまだ売り切れ前が食べられるのかな?

夕食後は部屋でゆっくり。…なんてしてたら、長距離ドライブ疲れか寝てしまって、夜鳴きそばを食べられなかった…。これだけが心残りとなりました。


そして翌朝。朝食です。これがハイライト。
いやー、びっくりしましたね。最近のドーミーインは朝食がすげえと聞いてはいましたけど、こんなに品数があるもんですか!おそらく通常のビジネスホテルの朝食バイキングと謳うものと比べて3倍くらいは種類があるんじゃないでしょうか。今、僕はリッチモンドホテルを念頭に置いて書きました、というのを申し添えておきます。リッチモンドだって結構いいですからね。

なんといっても普通目玉になるのは、海鮮丼が自分で作れるコーナーでしょう。白御飯かすし飯が選べて、刺身が5種類くらいでしょうか。マグロやサーモン的なのはなかったですけど、いくらとか甘海老とかイカとかこれでも好きな人にはたまらないラインナップ。僕は丼にはせずに刺身だけ持ってきたのですが、こういう楽しみ方もあります。
正直、食べてみると味は大したことないとか、そういうメニューもあるはありますが、それでも「選ぶ楽しみを提供する」という姿勢がとにかくうれしい。シティホテルと呼ばれるようなグレードのホテルでもこれだけの種類は揃えられていないところが多いでしょう。オムレツを目の前で焼けばいいんでしょ、と思ってるような宿もあるかもしれませんが(たしかにそれはうれしいけど)、一方でそれが20種類のメニューと打ち消し合えるかといえばたぶん無理だと思うんですよね。他のお客さんでも「ここの朝食すごいっすね」と思わず漏らしていた人がいましたが、まさにそう。圧巻の朝食でありました。


さて、総括。
ドーミーインによる「御宿 野乃」シリーズ。少し調べてみたところ、境港が第1号で、2号が富山にできるそうです。泊まってみて思ったのは、「とんでもない一石が投げられた」ということでした。
ちょっとドーミーインさん、これはすごいよ。ナントカ麿さんではないですが、「最新ビジホと旅館のハイブリッドや!」と叫べそうな衝撃です。まあ温泉地の旅館は温泉地にあるというだけでそれがアドバンテージになってるんでしょうが、御宿 野乃とあなたの旅館の価格差を埋めてるのってどこですか?と正面切って問われると、質問者を納得させられない宿が圧倒的に多いんじゃないかと思うわけです。恐るべし、御宿 野乃。

「一石を投じる」という言葉がありますが、業界にとってもユーザーにとってもものすごい大きな石が投げつけられてきたと思います。特に旅館関係者の方々には隕石級かもしれません。ユーザー側としては、早く全国にいろいろできてほしいというのと、あまり高くしないでほしいという2点。そして願わくば、既存の旅館には御宿 野乃と切磋琢磨していただきたいということ。その3点を願いつつ、今回は以上とさせていただきます。ご精読感謝。


【次回宿泊に向けて】

・朝食では副菜を食べ過ぎずに今度はとろろと卵でごはんを。
・新しい宿はgoogleマップだけでなく、きちんと場所の確認を。

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